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先祖の供養を怠るとスピリチュアル的にどうなるのか?正しいやり方について解説

「先祖を供養しなければならないのはなぜ?」
「供養方法には決まりがあるの?」
「先祖供養を怠るとなにか起きるの?」
このように、先祖を供養するにあたり疑問を抱える人もいるでしょう。

本記事では先祖を供養する理由の他に、由来や意味についてや期待できるスピリチュアルの効果を紹介します。

この記事を読むことで先祖の供養をする大切さや、本来の目的を知れるでしょう。また先祖供養をするときに知っておきたい正しい方法も併せて解説しています。その知識をもとに、お寺で行う場合や自宅で行う場合などさまざまな方法を知ることが可能です。

先祖が未成仏だった場合や供養するときに気をつけることなども記載しています。先祖供養について疑問や悩みを抱いている人はぜひ参考にしてみてください。

先祖を供養するのはなぜか

先祖供養は先祖が安らかに眠れるように祈り、感謝の気持ちを伝えるために行われます。先祖供養の方法は、お墓参りをしたり仏壇に手を合わせたりとさまざまです。

先祖供養をすることで、自分のルーツと向き合う機会にもなるでしょう。代々受け継がれている命に感謝の気持ちを抱くようになる人もいます。併せて先祖供養の意味や由来についても解説します。

意味や由来を知ることで、より気持ちを込めて先祖供養できるようになるでしょう。

先祖とは

先祖とは自分の家系に属している人を指します。類語として祖先という言葉がありますが、先祖は直属の家系に属していた故人を表現するときに使うのに対し、祖先はより広い範囲を指すときに使われています。

先祖を供養するという考え方は、仏教の発祥地であるインドでは根付いていません。お盆になると先祖の霊が帰ってこられるように迎え、お盆が終わる頃に見送るという儀式は、古くから日本で伝わっている風習です。

先祖供養の由来

先祖供養のもとは祖霊信仰の1つである「祖先崇拝」と言われています。祖先崇拝は日本を含めた東アジアの一部で伝わっている考え方です。日本では縄文時代から信仰されていました。

先祖供養のもととなった祖先崇拝では、亡くなった祖先が生きている子孫に対して影響を与えると考えられています。

日本では神様が災いを起こさないように動物を生贄にし祈るという習慣がありました。その生贄となった尊い命を感謝の気持ちを込めて供養したのが、先祖供養の由来と言われています。

先祖を供養すると期待できるスピリチュアルな効果とは

先祖供養のもととなっている祖先崇拝の考え方として、祖先が子孫の生活に影響を与えていると前述しました。このことから先祖供養すると好転反応が起こり、さまざまな恩恵を受けやすくなるというスピリチュアルな効果が期待できると信じられています。

好転反応は嫌な出来事を思い出したり、体調不良になったりとネガティブな症状もありますが、それらは心の成長や変化により起きるものです。良くないことが続いているときには、日頃の言動だけではなく先祖を大切にしているかを振り返るのも良いでしょう。

金運が良くなる

先祖供養すると期待できるスピリチュアルな効果として期待できるのが、金運上昇です。未来に向けて最善の選択ができたり、思いがけない出会いに恵まれたりなど、お金に困ることがないと言われています。

しかし先祖供養の1つであるお墓参りの交通費を出し渋ると、金運が低下してしまうため気をつけましょう。心を込めて先祖を供養し、感謝の気持ちを伝えることが大切です。

妊娠の可能性が上がる

妊娠の可能性が上がることも、先祖の供養をすることで期待できるスピリチュアル効果の1つです。先祖を敬い感謝の気持ちを伝えることで、子供が生まれてくる環境を整えられます。

先祖を大切にすることで徳が積まれ、いずれ自分にも良い行いとして返ってきます。環境が良くなると、新たに宿る命も、その家庭に生まれてきたいと考えるようになるでしょう。先祖は子孫繁栄を願っています。

徳が返ってくる

先祖の供養をすることで期待できるスピリチュアル効果に、徳が返ってくるというのがあります。これは自分の行いが巡り巡って返ってくることを意味する「因果応報」という仏教の教えに基づいた考え方です。

無償で人のためになる行動をすることを「徳を積む」と言います。徳を積むことが、自分に助けとなる日がくるでしょう。しかし周りに強要されるのではなく、自ら積極的に供養することが大切です。

運が開ける

運が開けることも先祖を供養することで得られるスピリチュアル効果の1つと言われています。先祖に感謝の気持ちを伝え、供養することで徳を積み開運に繋がるというのが理由の1つです。

恵まれた環境におかれていないと悩んでいるときは、考え方や行動から改めてみましょう。気持ちを入れ替えることで、人間関係にも恵まれ開運が期待できます。

運が良くなるから先祖供養をするのではなく、あくまでも無償で先祖を大切にし感謝の気持ちを伝えることが大切です。

健康的になる

先祖を大切にする気持ちを持ち続けることで、徳を積み病気が良くなるというスピリチュアル効果も期待できます。しかし病気を治して欲しいと伝えてしまうと、先祖が心配してしまい安心して成仏できません。

あくまでも先祖には感謝の気持ちを伝えることにとどめましょう。先祖を大切に供養するという行いが徳を積み、病気が良くなるためのサポートを期待できます。

先祖供養を習慣化することで命の大切さを知ることができます。命の尊さを知ることで、日頃の生活を見直すきっかけにもなるでしょう。

結婚運が上がる

最後に紹介する先祖を供養することで期待できるスピリチュアル効果は、結婚運の上昇です。

相手と出会い結婚に至るまでには、お互いの気持ちとタイミングが重要となります。タイミングが合わずなかなか結婚に踏み切れないことが続くときには、先祖が反対している可能性が考えられるでしょう。焦らずに徳を積むことで、ベストなタイミングでの結婚に導いてくれます。

前述しているように、先祖は子孫繁栄を願っています。子孫繁栄に繋がる結婚を邪魔する先祖は少ないでしょう。

先祖の供養を怠るとスピリチュアル的にどうなるのか

先祖の供養をすることで期待できるスピリチュアル効果を前述しましたが、次に供養を怠るとどうなるのかを紹介します。先祖は現在を生きている子孫に供養されないと、成仏できません。

成仏したい先祖はさまざまな方法で、子孫に気づいて欲しいとメッセージを出します。供養を怠ることで人間関係や健康運、金運などに良くない影響が出てくるでしょう。

しかし先祖供養をしないことで、呪われるという情報は迷信から生まれた可能性が高いです。呪われないために供養するという考えは持たないようにしましょう。

正しい先祖供養5つのやり方

先祖供養の大切さは、ここまでを読んで知ることができたでしょう。次に正しい先祖供養方法を紹介します。

お寺で行う方法や、自分で行う方法、仏壇が無いときの方法などを記しているためぜひ参考にしてみてください。お経をあげることや、法要の意味などについても触れています。

供養方法は形式にとらわれる必要はありません。故人との関係性や現在のライフスタイルによって適した方法を見つけて行っていきましょう。あくまでも先祖に対する遺族の気持ちが重要です。

1:お寺で行う先祖供養について

まずはお寺で行う先祖供養について紹介します。お寺に依頼するとお経を読んでもらったり、卒塔婆を立てたりという供養が可能です。お寺に依頼する先祖供養は次の3種類です。

自分では行えないことや知識が必要なことも多いため、不明な点があるときには相談してみましょう。

お経

種類豊富なお経には、全人類が幸せになるための教えが説かれています。般若心経や華厳経などがありますが、宗派によってあげるお経は変わります。

年忌法要やお盆、お彼岸にお経をあげてもらうことが、先祖供養に繋がります。

お経はお釈迦様が教えを説くときに、集まった弟子たちにより記録されたものと言われています。お経の種類はどのくらいの数があるのかは、わかっていません。

卒塔婆

お墓のそばや、仏壇に立てられている細長い板が卒塔婆(そとば)です。先祖を供養するために立てられる卒塔婆は、サンスクリット語で「仏塔」を意味するストゥーパが由来となります。古代インドから伝わっているストゥーパには遺品・遺骨が納められていました。

卒塔婆を立てることは先祖の供養だけではなく、立てた本人も徳を積むことに繋がると言われています。卒塔婆を立てることは追善供養と言われ、故人が良い世界へ生まれ変われるように願って行われている風習です。

法要

お寺で行う先祖供養に忌日法要や年忌法要があります。故人が亡くなった日から7日ごとに行われるのが、忌日法要です。

年忌法要は一周忌、三回忌、七回忌と行われるのが一般的でしょう。法要では自宅やお寺などでお経をあげてもらい、先祖を慈しみます。親族との予定を合わせながら可能な範囲で行うことが大切です。最初と最後の年忌法要は特に大切なものと言われています。

2:自分で行う先祖供養について

先祖の供養は自分で行うことも可能です。特別な日に限らず、日常生活の中で先祖への感謝の気持ちを伝えましょう。

お墓に行けなくても仏壇や遺影などに手を合わせることも先祖を供養する方法の1つです。ぜひ日常生活の中に取り入れてみてください。

お寺に依頼しなくても自分で行える供養方法を知っておきましょう。

仏壇

自宅で毎日行える先祖供養が、仏壇に手を合わせることです。線香やお水だけではなく、故人が好きだった食べ物をお供えするのも良いでしょう。

仏壇を綺麗に保つことで、先祖を大切にしていることがより伝わります。手を合わせるだけではなく水を毎日変えたり、ときには生花を活けたりときれいな状態を保つことも供養方法の1つです。

仏壇を設置するときには、宗派や地域性によって飾り方が異なるため事前に確認することが大切です。

遺影や遺品

先祖を供養するときには、何よりも感謝の気持ちを伝えることが大切です。仏壇を設置するスペースが無かったり、遠方にあり手を合わせる機会が少なかったりするときには遺影や遺品に手を合わせるだけでも供養となります。

飾った遺影や遺品の前へお供えものをすると、先祖も喜んでくれるでしょう。形式だけにとらわれず、先祖を大切にする気持ちや感謝の心を伝えることが供養となります。仏壇をおくスペースを確保できなくても、遺影や遺品をおくことで身近に故人を感じられます。

お墓参り

お墓参りはお盆やお彼岸、法要などにとらわれる必要はありません。先祖に気持ちを伝えたくなったときや、新年の挨拶でお墓参りをするのも自分で行う供養方法の1つです。

お墓参りをして感謝を伝えるだけではなく、お墓を掃除したり線香やお花を供えたりすることで、先祖を大切に思う気持ちが伝わります。

生活環境によっては、気軽にお墓参りができないときもあるでしょう。そのときにはお墓の清掃などを請け負ってくれる代行業者を利用するのもおすすめです。

3:自宅に仏壇がないときの先祖供養について

ライフスタイルの変化により仏壇を設置できる家庭も少なくなってきました。インテリアやスペースに合わせた仏壇も販売されていますが、設置しない選択肢をする家庭も少なくないでしょう。

仏壇を設置できなくても後ろめたさを感じる必要はありません。お墓や遺影に手を合わせ、先祖への思いを馳せるだけでも充分な先祖供養です。

また遺灰をアクセサリーに入れたり、遺骨をメモリアルボックスに保管したりする手元供養という方法もあります。手元供養をすることで、故人をより身近に感じられるでしょう。

4:菩提寺がないときの先祖供養について

菩提寺とは先祖代々受け継がれているお墓があるお寺を指し、法要や葬儀のときには相談するのが一般的です。しかしライフスタイルの変化により、菩提寺を持たず無宗教墓地にお墓を作る人も増えてきました。

菩提寺が無くても、墓地や葬儀社に依頼すれば法要を行うことは可能です。しかし同じ宗派でしか納骨ができないパターンもあるため、宗派に希望があるときには事前にきちんと伝えましょう。

菩提寺がないときにはお坊さんの紹介サービスを利用するのもおすすめです。

5:永代供養について

お墓参りや仏壇の管理が難しく頭を抱えている人もいるでしょう。そのときには形式にこだわらずに、永代供養という方法を取り入れるのがおすすめです。

永代供養とは遺骨を霊園やお寺に預けて代理供養をしてもらう方法を指します。形式にとらわれず無理なく先祖供養ができる方法と言えるでしょう。

遠方でなかなか先祖のお墓や仏壇に手を合わせることができなかった環境でも、永代供養を選択することで得られるメリットがあります。それは永代供養を依頼する霊園やお寺を選択できるという点です。

先祖が未成仏だった場合は?

スピリチュアルな話となりますが、未成仏の先祖がいると家庭運に良くない影響を与えると言われています。些細なことでトラブルに発展したり、思いやりの気持ちに欠け言い争いが増えたりするでしょう。

病気や怪我など、家族で乗り越えなければならない状況でも助け合うことができなくなります。

しかし先祖供養を行うことで、先祖が成仏できると家庭内に穏やかな空気が流れると言われています。

先祖の供養でお経を読む理由

お寺で行う先祖供養の方法の1つとして、お経を読むことがあります。お経を読む理由は先祖をあの世に導き安らかに眠れるようにすること、遺族の寂しい心を癒やす効果があるためです。

習得できればお寺に依頼することなく、自分でお経を唱えることもできます。そのときには、仏様を信じているという意思を表す合唱をすることや、礼拝という正しい姿勢を保つことを忘れないようにしましょう。供養のためにお経を唱えることは、徳を積むことに繋がります。

先祖を供養するときに気をつけること

先祖を敬うことは大切なことですが、供養するときに気をつけなければならないポイントがあります。先祖を供養するときには、安らかに成仏できるように感謝の気持ちを伝えることが大切です。

先祖に心配をかけてしまうと、成仏することができません。遺族が行わなければいけいないのは、感謝の気持ちを伝え先祖が安心できる環境を整えることです。

供養の頻度を高くしない

先祖供養するときには、頻度を高くしないように気をつけましょう。毎日仏壇に手を合わせる習慣は問題ありません。しかしそれ以外のタイミングは法要やお盆、お彼岸にするなど決めておくのがおすすめです。

供養の頻度が高くなればなるほど、先祖とばかり交流を持つことになります。それは自分の成長に繋がりません。感謝の気持ちを伝える習慣は守りながら、自分の成長をさせるための時間を大切にしましょう。

願い事をしない

先祖供養をするときには、願い事をしてはいけません。願い事をしたり相談したりすることで、先祖は子孫を心配してしまい安らかに成仏できなくなります。

先祖供養は見返りを求めずに感謝の気持ちを伝えることが目的です。運気上昇を願っての供養は、本来の目的を果たしていないため避けた方が良いでしょう。本来の目的を忘れずに、純粋な気持ちで先祖供養することが大切です。

詐欺や霊感商法の話には耳を貸さない

悲しいことではありますが、先祖を供養したいという純粋な気持ちや不幸に悩んでいる状況を悪用して詐欺や霊感商法の話を持ちかけてくる人がいます。

「先祖が苦しんでいるから」「不幸が襲ってくるから」と、商品を買わせたり祈祷したりするのは霊感商法であることがほとんどです。

先祖供養はお寺でも自宅でもできます。怪しい話には耳を傾けずに「興味ない」とはっきり伝えるようにしましょう。先祖は子孫繁栄のために、温かく見守ってくれる存在であることを忘れてはいけません。

感謝の気持ちを持って先祖の供養をしよう

ライフスタイルが多様化している近年、先祖供養は形式にとらわれる必要はありません。自分の無理の無い方法で供養方法を取り入れてみてください。

期待できるスピリチュアル効果はいくつかありますが、運気上昇を願って先祖供養することはやめましょう。あくまでも感謝の気持ちを持って先祖の供養をすることが大切なポイントです。

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