期待しないことのメリット・デメリット
期待しないことのメリット
期待しないことによるメリットは、結果に対して心が揺さぶられることがなくなります。落ち込んだりしてネガティブにならず平常心でいられストレスが減ります。今現在に集中できます。思い通りにならないことは生きていてたくさんあります。落胆するたび心のエネルギーを消費してしまいます。落胆して失望してストレスをためるくらいなら期待なんてしない方がマシです。期待を手放すことで今現在のことに集中できるようになります。大切なのは過去より今、未来より今です。未来ももちろん大切ですが今の延長線上に未来があります。
期待しないことのデメリット
デメリットは期待しないことで、なんでもかんでも「こんなもんだろ」と投げやりになってしまう事です。期待と希望は似ているようで違います。期待と希望を混同してしまい、「こうなりたい」「こうでありたい」「自分もああいう風になりたい」等といった希望を持たなくなってしまうことです。無理して希望を持てと言っているわけではありません。期待のデメリットとは心の中で他人に対して要求したり、物事の結果に対して一喜一憂してしまうことです。期待通りにならなかった場合の落差が激しく、大きなストレスが生じてしまう事です。期待と希望の違いは考えると難しいですが、期待とはコントロールできないものに感情を揺さぶられてしまっている状態です。
期待とは?
「期待する」この言葉は日常でよく使われます。「期待しているから頑張ってね。」などよく耳にしますし、相手に言ったこともある方はいらっしゃると思います。悪いイメージはあまり無くむしろプラスのイメージがありますよね。しかし、期待することで望んでいた結果が得られないと落胆したり、怒ってしまうこともあります。こうなるはずだったのにと不満を持ちます。
人に対して期待するのはなぜか?
相手への甘え
相手に期待してしまうのは相手への甘えが根底にある場合があります。これは身近な人間関係に多いです。例えば家族や恋人、友人ですね。「こうしてくれて当たり前」と、自覚していなくても心の内で甘えているのです。こうしてくれて当たり前という考えがあるので、それが破られると不満になり、怒るのです。ストレスが溜まります。自分のいいように相手を動かすことが甘えです。相手がその通りに動かなければ、「どうしてこうしてくれないの?」「こうしてくれたって良いでしょう?」「当たり前」などと甘えがあるのです。
人間関係で期待しない
価値観や固定概念を押し付けない
全く同じ環境で育った人間はいません。考え方も習慣も違いますよね。自分には当たり前でも相手にとってはそうでないこともあるということを理解しましょう。普段は忘れてしまいがちですがこのことを落ち着いて思い出しましょう。相手の行動が、自分の価値観や固定概念にそぐわなかったりして不満に思ったり、怒ることが無くなるはずです。自分にルールがあるように相手には相手のルールがあります。
期待と信頼は違う
他人に期待することと信頼することは違います。期待はその通りにならなければ、落胆し失望します。信頼は、その通りにならなくても信頼は失われませんね。信頼とはその人自身に対して愛があることです。思った通りに行かなくても失望することは無いと思います。愛があるからです。失敗したら励ましてまた次に繋げればいいのです。
自立する
相手任せの甘えから期待してしまう事を防ぐには、自立心を養いましょう。相手が自分の思うことをしてくれないことから怒りと不満が溜まるのです。相手任せにしないで自分に自信を付けましょう。自分で出来ることは自分でやる。自分の考えに自信を持つ。そうなるためには、自分自身で判断し、成功する体験を積み重ねることです。どんな小さなことでもいいです。自分軸でやっていくことが自立になります。人間的に成長します。
仕事・未来・自分自身に対して期待するのはなぜか?
「自分はこれくらいできるんだからあれだけできて当たり前」「ああなるのが幸せ」「もっとできるだろう」そうならなかったら絶対にだめと決めつけてしまっています。それが本当に自分にとって幸せかわからないのに。世間一般で言われている成功が自分にとっての幸せだといつからか思い込んでいます。家庭や学校、社会から固定概念が刷り込まれていきますよね。期待通りにならないと「もうだめだ」と失望し悲しむばかりです。期待する条件や前提、内容が本当に自分にとってプラスのものでしょうか?
人生に期待しない方法
ありのままの自分を受け入れましょう。自分自身を大切にすることで人生も優しく幸せになっていきます。期待なんてしなくても幸せになれます。諦めろと言っているわけではありません。他人に自分の価値をゆだねない事です。人生色々です。良いことも悪いことも辛いこともたくさんあります。どんな結果が待ち受けていても自分自身は揺るがないものでいることです。
期待しない生き方とは
期待しない生き方とは、期待する生き方よりもストレスが無いです。自分ではコントロールできない事を手放すことで無駄に気持ちを消費することが減ります。ストレスを減らすことのできる生き方です。他人に期待して他人に甘え、依存することをやめることで自分の成長にもなりますね。人生や物事に期待しないことで、自分に自信をつけ自身を信頼することで揺らがない生き方ができます。たとえ結果がだめだとしても、今現在に目を向けて問題に向き合えば自分の望む結果を得られることもあります。期待ばかりしていてもしょうがないです。何か変えたいと思えば周りを変えることができなくても、自分だけは変えることができます。
楽に生きる方法の一つ
自分軸で自立して生きるようになると、人や物事の結果に期待しなくなり穏やかでいられます。とても楽です。ポジティブ過ぎずネガティブ過ぎず、ニュートラルに生きれると人生が楽になります。生きているとストレスは必ずあるもので、期待しない生き方をしてみることでストレスが減ります。心を揺さぶられることが減っていくと穏やかでいられます。
今ここに集中できる
私達は今しか生きることはできません。自分がいるのは過去でも未来でもないのです。今現在です。期待通りにならなかった過去を恨めしく思うのも、これから先の未来に期待するのも得策ではありません。未来に期待しないで出来ることをしましょう。期待しないで期待を手放すことで、今に目を向けて集中できます。期待するということは、焦点が今に向いていなく自分以外に価値をゆだねている状態です。
期待しないことで、焦点は今現在に向けられありのままの自分自身でいられます。今現在のやるべきこと、目の前にあることに集中できることで、未来も良くなっていくことがあります。期待することで、期待外れの結果に落胆してネガティブな気持ちになって現在がおろそかになってしまうのは時間の無駄です。期待しない生き方で、今現在に集中でき自立して成長することでよい未来が待っています。
感謝を忘れないようにしましょう
今あることに感謝することで、期待しないでいられます。すべてにおいて感謝することはとても大切なことです。どんな小さなことでもいいです。心の中でいいです。感謝出来ることを思い浮かべてみてください。悪い気分にはならないと思います。内省にもなります。感謝することで、期待しなくなります。必ずしも思い通りにいかない結果に執着し、不満や怒りといったネガティブな気持ちになってしまうのは悲しいですね。今あることにありがとうの気持ちを持つことで、気持ちも明るくなり、その結果良い事が起こります。
嬉しいことや、良いことがあったから幸せなのではなく、幸せでいるからいいことがあるのです。感謝のエネルギーは周囲も幸せな気持ちが伝わるので好循環になっていきます。その影響でチャンスにも恵まれるようになるでしょう。流れに乗って希望が叶うかもしれません。