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「鈍感力」の意味と鍛える方法・メリットとデメリット

Author nopic iconGG M
カテゴリ:自分磨き

初回公開日:2017年05月21日

更新日:2020年06月10日

記載されている内容は2017年05月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「鈍感力」の意味と鍛える方法・メリットとデメリット

鈍感力とは

鈍感とは

鈍感と言うと、一般的にマイナスのイメージがあります。周りの状況が読めない、人の言うことにすぐに対応できないといったことがあるので、鈍感よりも敏感なほうが良いとされています。しかし「鈍感」なのは必ずしもマイナスなことばかりではありません。傷ついてもすぐに立ち直ることができる、色々なことを言われてもすぐに忘れることができるといった鈍感であることにはメリットもあります。

鈍感力とは

鈍感力とは、どんな時にもくよくよせずに、へこたれずに物事を前向きにとらえていく力です。立ち直りが早く、色々なことを言われてもすぐに忘れるという、鈍感のメリットを生かした考え方です。

鈍感力は仕事の中でどう役立つのか

例えば、仕事をするときにできるだけ立派にしなくては、ミスなく完璧にやろうと考えてしまいます。完璧にやろうと思えば思うほどストレスが溜まってしまいます。一人で抱えてしまうとどんどんストレスが蓄積されてしまいます。鈍感力を持っていれば、どんどん人に聞くことができる、叱られてもへこたれない心を持っているので気持ちの切り替えがすぐにできるといったことができるようになり、仕事を完璧にしなくてはというストレスを抱えこまなくて済むようになります。仕事をきっちりやることはもちろん大切なことでありますが、時にはうまくいかないこともあります。

そういったときに、叱られたり、注意されてしまったときに、くじけないことが鈍感力であり、さらに嫉妬や中傷に対しても強くなれます。会社の中で、他人の成功を妬んだり、足を引っ張ろうとする人もいます。敏感な人は、他人から妬まれたり、攻撃されてしまうとすぐに落ち込んでしまいますが、鈍感力があれば、そういったことでも平気でいられますし、嫉妬なんてする人の方が辛いもの、こんなに自分のことを嫉妬してかわいそうに、辛いんだろうなと思えるようになります。よって、鈍感力を身につけるということは、前向きになれるということです。鈍感力を身につけることが大切であることが分かりましたが、では鈍感力を身につけることでどういったメリットがあるのでしょうか。

鈍感力のメリット1:落ち込んでもすぐに立ち直れる

人が生きていると予期せぬ中傷や嫉妬を受けて、足をすくわれることがあります。結果的に仕事の失敗につながってしまうと、中傷や嫉妬を受けたことと、失敗してしまったこととのダブルパンチで、立ち直るのも容易ではなくなります。果ては相手を恨み、足の引っ張り合いが泥沼化してしまうこともあります。そんなときこそ「鈍感力」です。中傷や嫉妬を受けて仮に失敗してしまったとしても、鈍感力があればすぐに立ち直ることができます。いくら失敗しても、挽回のチャンスがあると思えるので、落ち込んでいる暇などないと気持ちを切り替えられるのです。どんなに失敗してもすぐに立ち直る姿を見たら、相手は足を引っ張るのも空しくなって、争いになどならないでしょう。

鈍感力のメリット2:ストレスが溜まらないので物事に前向きになれる

鈍感力を身につければ失敗を必要以上に気にしなくなるので、ストレスが溜まらなくなり、物事に前向きになれます。

ストレスは心と体をむしばみます。ストレスが溜まるとリラックスすることがなくなり、交感神経(自律神経)が常に緊張している状態に陥ります。それが、頭痛・腹痛・不眠の原因になることがあるからです。

鈍感力のデメリット1:周りの状況が読めなさ過ぎる

仕事上では、上司の顔色を窺わない傾向があるので、上司の次の反応が分からないという事があります。上司が言外に何かを伝えようとしても伝わりません。上司が苦笑いをして難色を示した事柄でも、気づかずにスルーしてしまうことがあります。話したいことがあって食事に誘われても、自分の趣味などを優先してあっさり断ってしまうこともあります。そういうことは同僚や部下に対しても同じことです。あえて空気を読まないというのは鈍感力における高等技術ですが、あまりに状況を読まなすぎると集団の中ではやはり浮いてしまいます。あの人は自分本位だと、レッテルを貼られてしまうことも考えられます。そうなると、鈍感力も諸刃の剣となってしまいます。

鈍感力のデメリット2:上司の指示にすぐに対応できない

長く付き合っていると、上司の次の行動やして欲しいことも読めるようになっていくもので、気が利くなと思われれば、可愛がってもらえるようになります。ですが、鈍感力も行き過ぎてしまうと、上司の言動には興味を示さないので、行動の先読みができません。次はあの仕事の指示かなといった予測も準備できないので、上司の指示にすぐに対応できないことになります。

鈍感力のデメリット3:重要なアドバイスを聞き逃す

自分に興味のない話を聞かないので、雑談力が養われることがありませんし、重要なアドバイスやアイデアも同時に聞き逃してしまう可能性が高くなります。

鈍感力のデメリット4:同じ失敗を何度も繰り返す

人の話を聞かない弊害として同じ失敗を何度も繰り返してしまうということです。失敗を気にしないので、次に同じ失敗をしても気に病むことがありません。「次は同じ失敗はしないぞ」という決意がないからです。失敗を気にしないこと、同じ失敗を繰り返すことは表裏一体と言えます。そのバランスを取るのがとても難しいところです。よって、鈍感力もただ身につければよいというわけではなく、鈍感力も度が過ぎてしまうとデメリットの方に傾いてしまい、仕事や人間関係をうまく築けなくなってしまいます。時と場合によって「鈍感力」をうまく活用できるようにすることが鈍感力のメリットを活かすことにもつながると言えます。

鈍感力を鍛える方法

鈍感力を身につけるということは、部分的だったとしても性格を変えることになるので、容易ではありません。ですが、鈍感力を身につける手段はあります。鈍感力を身につける訓練を意識することが、鈍感力を身につけることにもつながります。

鈍感力の鍛え方1:怒りや嫉妬と言うネガティブな感情を許容する

自分に発生したネガティブな感情を認めることで鈍感力が鍛えられます。なぜなら、怒り・嫉妬・慌てる・劣等感を抱くなどの感情を受け入れることで、ネガティブな自分が許せるようになるからです。

ネガティブな感情を完全に捨ててしまうと感受性がなくなり、何も感じない人間になってしまいます。豊かな感受性を保ちながら、怒りや批判をさらっと受け流せるような鈍感力が高い人間になるために、ネガティブな感情を許容しましょう。

鈍感力を鍛え方2:感情の解放をする

感情を開放することで鈍感力を磨くことができます。感情を開放するとは、ものすごい怒りや悲しみに襲われた時に、ストレスをスルーできることです。

感情を開放するために、趣味などに頼る方法も有効な手段です。ストレスがうまく発散できて次の日まで負の感情を引きずらなければ、鈍感力が身についた証拠です。

同じ怒りや悲しみをまた味わったとしても、ストレスがいつまでも続かなければ、自然にスルーできるようになるからです。

理想の鈍感力とは

理想の鈍感力というのは、感受性が強くても、ネガティブな感情に対する抵抗力が強いことです。ネガティブな感情を抑圧するのではなく、対処できる力です。言葉を変えると、ネガティブな感情をいかに許容しているかということです。すると、感受性は高いと言うメリットは亨受しつつも、怒りや批判に対しはあまり引きずることなく、さらっと流すことができ、感度が高くても苦しまずに済みます。

ネガティブな感情に対する抵抗力をつける方法

ネガティブな感情に対する抵抗力を身につける方法として、手っ取り早いのは、感情解放のツールを持つことです。感情解放のツールを持っていれば、ネガティブな感情があっても対処できます。こうした安心感があるとゆとりが持てるようになります。

感情を味わう訓練

ネガティブな感情に対する抵抗力を身につけるには感情を味わうこともひとつの方法です。ネガティブな感情を身体で感じ、それをただ感じることをやっていくと、そこまで怖いものではないことが段々と分かるようになっていきます。すると、ネガティブな感情に対する抵抗力をつけることができるようになります。

鈍感力に関する本

渡辺淳一著:『鈍感力』

この本は「鈍感」と言うマイナスな言葉の意味に力をつけて、人間の持ちうる才能だとしています。「鈍感力」をさまざまなシチュエーションで発揮することで幸せな人生が手に入るという著者の主張のうち、私達の日常生活に興味深い事例について紹介していきます。

事例1:身体的には「鈍感力」が高いほうがいい?

綺麗好きの母親の下、ホコリ一つない綺麗な家で育った人と、多少のホコリは気にしない母親の下で育った人。身体的にどちらが敏感でどちらが鈍感か、そしてどちらの方が健康でしょうか。ホコリに対する耐性が十分でちょっとのホコリくらいで鼻水すら出ない人。当然、後者の方が楽に生きられます。昔と比べて、衛生環境は格段とよくなった現代ですが、それと引き換えに「菌」に対する耐性のないひ弱な人間が多くなってしまいました。身体的にはちょっとくらい鈍感な方が健康でいられるということです。

事例2:「鈍感力」の高い人はガンになりにくい?

ガンの原因には様々な生活習慣が関わっていますが、最近注目されるようになったのは、自律神経に変調をきたすとガンが発生しやすいという「自律神経説」です。そして、この自律神経を安定させるには、細かいことにくよくよしない「鈍感力」が大切です。実際に、60代までにガンにかかった人とかからなかった人の性格を比較した調査で、ガンにかかった人は精神的にナイーヴで些細なことを気にする人が多かったという統計データもあります。

事例3:結婚生活を維持するために必要な「鈍感力」

全く違った環境で育った他人同士が一つ屋根の下で一緒に暮らすのが結婚です。そこで、もし一緒に暮らしている相手が敏感な人だったらどうでしょうか。自分とは違う些細なことが敏感になり、相手への不満を募らせていきます。

そして、我慢に我慢を重ねた挙句、ついに爆発、一気に相手への不満をぶちまけてしまいます。言われた方も当然黙ってはいません。「自分だって・・・じゃないか」となってしまいうまくいかなくなってしまうのです。結婚生活を維持するためには多少のことには目を潰れとよく言われますが、ここでも「鈍感力」が発揮されるのです。

事例4:嫉妬や皮肉に「鈍感力」で対処する

人間関係には嫉妬がつきものです。友人の彼が羨ましい、同僚の昇進が羨ましい、そして妻や母になれば他人の夫の収入や子どもの成績等、いつになっても嫉妬はなくなりません。矛先が変わるだけです。中には、その嫉妬心がうまくコントロールできずに、歪んだ形で攻撃する人もいます。

もし自分がその対象になってしまった場合、どうすればよいのでしょうか。一番いいのがそんな相手を無視する「鈍感力」を備えることです。嫉妬されるということは相手よりも自分の方がいい立場にいるということです。「かわいそうに」ぐらいに思ってやり過ごせるようになれば、自分も穏やかでいられることでしょう。

事例5:会社で生き抜くための「鈍感力」

会社でタフに生き残るためには、鈍感力が必要です。

ビジネスの現場では、落ち込んでいる暇などないほど仕事が次々とやってきます。上司から注意されただけで、深く落ち込み立ち直れないようなナイーヴな人に、いい仕事はできません。

1日の大半を過ごす会社には、さまざまなタイプの人間がいます。気に入らない行動を取る人をいちいち気にしていては、会社で生き残ることはできません。

鈍感力を身につける努力をしていきましょう。

鈍感力を診断できるチェック項目

何か困難なことが起こったときに、人は全力で立ち向かっていくものです。しかし、いつも真正面から受け止める必要はなく、時には無視したり、聞き流した方が、大きな論争を回避して、物事がうまく進むこともあります。こうした判断を的確に行い、物事をスムーズに運ぶ能力を「スルースキル」つまり「鈍感力」と呼びます。

チェックする10の項目

1.些細なことでお店にクレームをつけたことがある
2.人の長所を見つけるのが苦手
3.親切にしたあげた時、お礼がないと損した気持ちになる
4.接客業は苦手
5.好きなタイプより嫌いなタイプの方が応えやすい
6.満員電車や人混みにイライラする
7.基本的に自分の物を人に貸すのは好きではない
8.30分の遅刻は許されない
9.自分のペースを乱されると文句を言いたくなる
10.人と揉めても、自分から謝れない

この10の項目で当てはまるものが多いほど、鈍感力は低いと言えます。少ないほど鈍感力が高いと言えます。

「鈍感力」を使いこなす

いかがでしたか。鈍感力のメリットとデメリットについてみていきました。「鈍感」と聞くと、ぼんやりと鈍い人ととられ、悪い意味として考える人が多いでしょう。しかし、鈍感を鈍感力に変えると、社会で役に立つ力になることがたくさんあります。鈍感力は鍛えることで、高めることができます。しっかりと自分の性格を理解し、鈍感力を高めていけるといいでしょう。

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内容紹介
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