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【シーン別】自己嫌悪から抜け出す方法|仕事・人間関係・子育て

自己嫌悪になってつらい!

自己嫌悪に陥るとつらいものです。しかし、つらい思いを抱いているのは自分だけではありません。

多くの人が、同じ理由で自己嫌悪に陥っています。「他の人も同じことを考えている」とわかっただけでも、気持ちが楽になります。自己嫌悪が悪循環しないように、自己嫌悪になりやすいパターンを知っておきましょう。

仕事で自己嫌悪になる時って?

毎日必死に頑張っていても報われないこともあるのが仕事。それでもやらなくてはいけないとは分かっていても、つい陥ってしまがちな仕事での自己嫌悪の例をご紹介します。

周りの評価と比べてしまう

仕事をしているとつい見比べてしまう周りとの評価。特に販売職や営業職であれば、自分と人の仕事の出来方の違いが目に見えて提示されてしまうので、嫌が応にも現実を突きつけられてしまいます。

またそうでなくとも周りの評価は気になるものです。同期や同じ年ならもちろんのこと後輩や年下にまで仕事の評価を抜かされてしまったとしたら「自分はなんて駄目なんだろう」と自己嫌悪を抱いてしまいがちです。

同じミスを何度も繰り返してしまう

メモを取った筈なのに、気を付けていた筈なのに、また同じ失敗をしてしまいますよね。人間なのですから、時には同じミスを繰り返してしまうこともあります。次から気を付ければ良い!とすぐに気持ちを切り替えられれば良いのですが、なかなか毎回みんながそんなにポジティブに構えられるわけではありません。

体調の悪い時もあればストレスが溜まっている時もあります。ついつい前にもやらかしてしまったミスを再び踏んでしまうだけでも自己嫌悪に陥りがちであるのに、それを上司や先輩から「何度言えば分かるんだ」と叱られてしまうと、余計にストレスを内側に溜め込んでしまうことになってしまいます。

自分の注意力散漫が原因であることが分かっているからこそ、更なる自己嫌悪を感じてしまいます。言い訳を口にすると更にそれが助長されてしまうので、それを飲み込んでしまうという悪循環になりがちです。一度ネガティブな思考になってしまうと、最善と思われる行動すら、「言いたいことも言えない自分」という低評価に繋がってしまいます。

一生懸命頑張ったのに評価してもらえない

仕事において、いくら過程ではなく結果が重要であるとは言えども、自分なりに一生懸命頑張った案件を評価されないというのは誰しも心を痛めるものです。

また全力を注ぎ込めば注ぎ込むほどに「自分の全身全霊を出したのに評価が貰えないなんて、自分の本気はその程度の力しか無いんだ」と自己嫌悪に陥る反動の原因となってしまいます。

更には分かっているのに上司から「頑張るだけじゃ駄目だぞ」と言われてしまった日には、「はい」「すみません」しか言えない自分の不甲斐無さにより一層自分を嫌いになってしまいそうな気持ちになります。

努力は報われると信じて頑張っている人が陥りやすいシチュエーションです。やる気やポテンシャルの分だけ、報われないとショックが大きいものです。

肝心の仕事の内容を見てもらえない

もしもルックスが良くて年齢も若いのであれば、そして男性の中での数少ない女性社員(またはその逆)なのであれば、社内の異性が放っておく理由はありません。そしてそれがただ「可愛がられている」というだけであればそれに越したことは無いのですが、仕事の評価を贔屓されてしまっては余計なストレスになってしまうこともあります。

自分がどれだけ必死に仕事を頑張ってその内容に対する評価が欲しいと思っても、「可愛いからサービス」「無理に頑張らなくても良いよ」「○○さんはいてくれるだけでも良いからね」などと、冗談でも言われてしまうとモチベーションもだだ下がりです。

そのルックスを買われて本来自分が希望するわけではない部署に連れていかれてしまうこともあり、「努力と評価が直結しない」という現実から自分の突出しない業務能力を責めてしまうこともあります。

美人やイケメンだって得することばかりでは決して無いのです。「どれだけ頑張れば努力自体を見てもらえるのか」と自己嫌悪に走り、人知れず塞ぎこんでしまっていることもあります。

仕事ばかりして自分の時間が取れない

多忙な業種ですと、休日返上で働かなくてはいけないことも多いことでしょう。それに充実感ややり甲斐を感じられる人であれば良いのですが、自分の時間を大切にしたい人ですとストレスが溜まっていきます。

その環境から抜け出せない自分の力不足も含めて、「自分はなんのために仕事をしているのだろう」とプライベートの時間が取れない自分自身に自己嫌悪を抱いてしまいます。

人間関係に悩んでいる

本来はストレス発散の味方にもなってくれる筈の友人や恋人。しかし、それも自分の心持ち次第で自己嫌悪の元になってしまうこともあります。

友達の幸福を素直に喜べない

人間ですから、劣等感は誰しもが持っています。どんなにルックスが良く収入もよく幸福そうな人であっても、必ず何かしら他人を羨んだり嫉妬したりする気持ちは持ち合わせているものなのです。

友人に彼氏・彼女が出来たり結婚をしたり、家や車を買ったり、はたまた楽しそうな休日を過ごしていたりお金でしか買えない幸せを味わっていたり。そんな周りの幸福を妬ましく感じている自分に気付いた時、人は自己嫌悪に陥ります。

「いいな、楽しそう」という羨みの感情だけであれば良いのですが、それが「憎い、妬ましい、羨ましくてたまらない」という醜い感情になってしまうと自らの身を滅ぼします。

例えば婚活中の女性の友人の結婚報告なんて分かりやすい例です。「こんなに頑張っているのになんで私は結婚できないの?」と、友人の幸福を祝福できない醜い自分の心に自己嫌悪を抱いてしまうのです。

ドタキャンされたり誘いを断られる

それが例え本当に偶然タイミングが悪かっただけであったとしても、ドタキャンされることが続いたりこちらからのお誘いを断られたりすることが続くと、「自分は誰にとっても大切だと思われていないのか」と自己嫌悪に走ってしまいがちです。これ以上自分に対する自信を失うのが嫌で、次回誘うのもだんだん怖くなってきてしまいます。

これが慢性化してしまうと、相手が良かれと思って誘ってくれているのにも関わらず「お情けで誘ってくれているんだ」「人数合わせでしかないんだ」と卑屈な考えに移行してしまいます。

ついつい悪口を言ってしまう

特に女性同士であれば、1人が言い出すとその場にいない人の悪口で盛り上がってしまうこともあります。

その渦中にいると、本来自分がそこまで嫌いじゃない相手の悪口も、空気が悪くなってしまうのを恐れて流れに任せて言ってしまうことも。これは女性特有の空気感ではありますが、1人だけ悪口を言わないでいると「良い子ぶってる」「逆に腹黒い」と自分までもが悪口を言われてしまいかねないという時があるのです。

そして周りに合わせて言ってしまっただけであるのにも関わらず「思っていないことを言ってしまった」「本当は好きな友達なのに陰で悪く言ってしまった」と自己嫌悪に。本来は心が優しく思いやりのある人こそ陥ってしまいやすいです。

周りに対して優越感を感じようとしてしまう

自分に対して半ば潜在的に自信が持てないようなタイプの人ですと、普通の人間関係を構築しようとしても無意識にマウンティングをしてしまいます。

その対象は容姿・年収・背・年齢・パートナーの質・持っている財産・社会的地位・人脈・信頼・技能技術など様々な中から、相手に勝てそうなものだけを突出してアピールしたり、心の中で見下したりして安心感を得ます。

ですがそれでスッキリ楽しいというわけにはいきません。小さいことで競い合ってしまう自分自身に対して自己嫌悪を抱いてしまうのは時間の問題です。

特にその相手が自分に対して良く接してくれたり、自分との違いで戦わずにいてくれるような相手であればあるこそ「あの人は優しいのに、そんな人に対して自分はなんて醜い感情を持ってしまうんだろう」と自己嫌悪でストレスを溜めてしまいます。

またその心の汚い部分を自覚しているからこそ、なかなか周りにも相談できずに発散もすることができず、ただ自分に対する嫌悪感だけが募ってしまいがちです。

素直になれずにキツく当たってしまう

自分がストレスや悩みに苛まれている時に、せっかく心配して手を差し伸べてくれた人がいたとしても、プライドや体裁が邪魔をしてキツく当たってしまうことがあります。

強がれば強がるほどに、そんな素直になれない自分に対して自己嫌悪が。「せっかく心配してくれたのに・・・」と後から後悔しても時間は戻らないのです。

この自己嫌悪の辛い所が、他人にキツく当たっているまさにその瞬間にリアルタイムにそれを感じてしまう所です。1度言ってしまったら後戻りできない不本意さを感じながらも、どんどん止めどなく自己嫌悪の感情が沸いてきてしまいます。

子育てにもつらい時がある

子育ては戦争だ!という言葉もあるように、人を1人育てるということは並大抵のことではありません。ふとしたことで自分よがりになってしまうこともあり、自己嫌悪に抱いてしまうことも。

乳幼児の泣き叫びにイライラ

小さな子供にとってはこの世界には親しか頼れる人がいません。親が守ってお世話をしてあげないことには生きていくことが出来ないのです。

しかし、そんなことは分かっていても、終わらない夜泣きにイライラ、言葉も通じない最中、乳幼児の子育てにおいては親の苦労がなかなか報われることがありません。

そんな時に、つい子供に「うるさい!」と怒鳴ってしまったことがある人も多いことでしょう。ハッと気付いて「この子には自分しかいないのに」と自己嫌悪に走ってしまうことは決して珍しいことではありません。

夫からの優しさを跳ね除けてしまう

特に女性側が陥りがちなのですが、そんなイライラの最中で心の余裕が無くなってしまっていると、なんてことない夫の一言でも必要以上にカチンと来てしまうことも。

「何か手伝うことある?」と声をかけてくれているのにも関わらずそれを素直に受け取れず、「自分で考えてよ!」「今更言われてももう無いよ!」と付けなくても良いようなトゲが言葉に含まれてしまうこともあるでしょう。

本当は感謝をしたいし頼りたい時だってあるのに、そんな感情的になってしまう自分に対して自己嫌悪を抱いてしまいます。

子供を比べてしまう

子供のルックスや能力などを他人の家の子供と比べてしまうこともありますが、後から激しい自己嫌悪に陥りがちです。

子供は親の自慢の道具ではない。そんなことは分かっているのです。しかし、それでも成績の良い子を見ていると「なんでうちの子は・・・」と思ってしまいます。

その子の個性を伸ばすような教育に早く気付くことが出来れば幸いなのですが、なかなかそう簡単にはいかないものです。

自己嫌悪から抜け出したい

自分を受け入れる

自己嫌悪において苦しいことは、その気持ちを打ち明けることが難しいということです。自分がどれだけ自分の醜さに苦しみ悩んでいても、それを隠そうとするので余計に辛さが増してしまいます。

ならばいっそ、その苦しさごと認めてしまいましょう。自己嫌悪自体を正当化するわけではありませんが、「そう思っていても良いんだよ」と自分を許してあげることでいくばくか救われ、気持ちを切り替えやすくなります。

羨ましいものは羨ましい。嫉妬する時は嫉妬する。そういうこともあります、人間なのですから。それで良いのです。

自分は幸せだと気付く

となりの芝生は青く見えるものです。他人の幸福を妬み自己嫌悪に陥ってしまう根本的な理由は「自分は恵まれていない」という自らの環境を卑下していることからです。

もしも自分が幸福であるという自覚があるのであれば、そもそも他人の幸福と比べて一喜一憂する必要もありません。持っていないものよりも持っているものの大切さに気付けることで、自己嫌悪を脱出する一手になります。

自分自身を高める努力をする

自己嫌悪から抜け出す方法として最も近道であるのが、「自分を嫌いになる理由よりも、自分を好きになる理由を増やしていく」という方法です。

「自分も他人から大切にされる存在である、自分にしかできないことがある」、その確固たる自信を持つために、自らを高めるための努力を始めてみましょう。

仕事に対して本気で打ち込んでみるのも良いですし、ジムに通ってトレーニングをして健康美を手に入れるのも良いでしょう。ファッションやメイクなどを新しいものにチャレンジしてみるのも効果的です。

「自分の嫌いなところを隠して苦しむのではなく、自分の好きな所を増やして伸ばしていく」ことが、自己嫌悪脱出の鉄則です。

後からでも素直な気持ちを伝える

もしも本音を言えずに相手を勘違いさせてしまったり傷付けてしまった時は、その罪悪感や後悔から自己嫌悪に走って落ち込むのだけではなく、時間が経って落ち着いてからでも良いのでその相手に自分の本当の気持ちを話してみましょう。

まずは身近な家族や恋人から少しずつで良いのです。自分がどう思っているか、どう感じているかを正直に話せる相手を少しずつ見つけていきましょう。それにより心がどれだけ穏やかでいられるかに気付けた時、自己嫌悪の中で蹲るだけでは決して見えてこない新しい幸福を手に入れられるきっかけに出会える筈です。

自己嫌悪は悪いことじゃない!

自己嫌悪とは、戦ってしまうと余計に悪化の一途を辿ってしまうことが多いです。しかし、他人を羨む心や自らの汚い感情を認め許すことで、自己嫌悪から開放される日々を手にすることができます。

そして自己嫌悪を抱いている自分を責める必要はありません。その気持ちを否定せずに、よりポジティブな問題解決法を新たに探していけば良いのです。それが見付かった時に、いつのまにか自己嫌悪の心は薄まってくれていることでしょう。

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