(1ページ目)片膝をつくポーズの意味・プロポーズで片膝をつくのはなぜか-uranaru
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恋愛映画やドラマで男性がプロポーズをするシーンを何度も目にしたことがありますがその際に男性がなぜ片膝をつくのでしょう。片膝をついてプロポーズをする理由をあなたは考えてみたことがありますか。当たり前に目にしてきたシーンですがあの片膝をつくという動作にはいったいどのような理由があるのでしょうか。
また実際にプロポーズの際、片膝をつく男性はどのぐらいいるのでしょうか。
気になるのは、ほんとに映画やドラマなどのように片膝をついてプロポーズをする人がいるのか、ということです。
海外、特にイギリスやアメリカなどでは、プロポーズの際、実際に片膝をつくことが多いです。それに対して、日本人はほとんどの人がそのように片膝をつくというプロポーズの仕方はしません。そしてそのようなプロポーズを実際に見たり聞いたりすることもほとんどありません。
海外に比べると片膝をついてプロポーズをするという文化が薄い日本ですが、最近は映画やドラマなどにより海外の文化をより身近に感じることができるようにはなってきているみたいです。
それなのになぜ片膝をつくという動作を実際にしないのか、それは日本人の国民性に理由があります。日本人はシャイであり恥をかくのを嫌います。恥をかくのであれば死んだほうがましだと考える武士の文化がのこっているからです。
では片膝をつくという姿勢にはどのような意味が隠されているのでしょうか。
「片膝をつく」=「ひざまずく」。ひざまずくとは地面に膝をついて身を小さくかがめることのことをいいます。この「ひざまずく」という姿勢には、主従関係において服従や忠誠の意を表します。「自分はあなたに従います」という意味の現れです。
またプロポーズの際、片膝をついて指輪を渡すという動作には指輪なるべく高い位置に上げることによって光を当てて綺麗に見せるという理由もあります。
ここで上に述べた意味での実際の片膝をつく例を紹介します。
騎士の場合、神様と王さまに対しては片膝ではなく両膝をつきます。それ以外の上の者には左膝を立て右膝をつけるようにします。ここで左ひざを立てる理由ですが逆の右膝を立ててしまうと剣をすぐに抜きやすい体制になってしまい無礼だといいます。
そして鞘と一緒に剣を取り外し持ち手を相手のほうに向けて差し出します。そうすると相手は信用をする場合や問題がない場合は剣を返します。返された剣を相手に敬意を表している場合は剣身にキスをします。
以上が騎士の礼の仕方でした。騎士の場合も相手に敬意を示し相手を敬うというところが見受けられます。
ここ最近では、米プロフットボールNFLで試合前の国家斉唱で起立せず片膝をつく行動が広がったというニュースがありました。
この騒動では、警察の人種差別などに反対し抗議する意思表示として片膝をつくというこの形がとられました。また愛国心や表現の自由をも表現していたともとられています。同じ片膝をつくという動作ですが、このように抗議行動などにも使われています。動作に込められる意味も時と場合により変わってきます。
普段の生活の中で膝をつくという姿勢は接客でも多くみられます。やはり膝をつくということは相手を敬うという意思表示でもあるため店員からお客様への対応でも多くみられるのでしょう。またそのように低い姿勢での接客を規則としている職場も多くあるでしょう。
接客の中でも特に中国のキャビンアテンダントは片膝をつくことによって目線をお客様と同じにする、またはより下にしているのだそうです。ここでも「お客様は神様」であることを強調し敬意をあらわしているということが分かります。
これによりお客様の声が聞き取りやすいということもありますしお客さまに好印象を与えることができ気持ちよく過ごしていただくことができます。接客において常に下からしたからという謙虚な姿勢が評価されることもあります。
敬意を表すための片膝をつく接客ですがこの動作が逆にお客様を不快にさせていることもあります。なぜ相手を敬うはずの片膝をつくという動作が不快にさせてしまうのでしょうか。
その理由は、単純です。汚い。そうです、床に膝をつけるということは膝が汚れることになります。またそれが飲食店であった場合、衛生上の問題にもなってきますしとても不潔であるという印象がつきます。たしかに飲食店で働く店員の身なりが汚れていては食事をする空間として不快にかんじます。
また、その他の接客でもそこまでしなくていいという考えもあります。ある程度常識の範囲でお客様と接することができればそれでいいと考え、あまり堅苦しい接客を好まない人も多いです。
以上のことからお客さまに敬意を払い接客することも大事ですがその仕事にあった適度な動作で接客する必要性があり、丁寧すぎる接客をすればいいというものでもなさそうです。
続きを読む記載されている内容は2017年12月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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