お見合い結婚と言われると、何か古い時代を感じさせるようなイメージがありませんか。現代のお見合い結婚は、どちらかと言うとお互いの両親がセッティングして行われるというものよりは、婚活パーティーのような結婚を前提とした出会いの場で行われるものがメインであると言えます。
婚活パーティーで知り合った二人が結婚に至るまでには、どのような流れを経ていくのでしょうか。
お見合いの流れは恋愛とは違う
恋愛と、結婚を前提とした婚活は、その種類や流れがまったく異なります。恋愛を経て、結婚にの流れに乗りたい、という人も当然ながらいることでしょうが、それよりもさらにスピーディーに結婚を目標にした流れに乗りたい、という人にとっては、婚活パーティーのような出会いの場というのはとても有意義であると言えます。
婚活パーティーはお互いが目標を結婚に置いているため、相手と早く打ち解けるために自分を取り繕うというよりは、自分のありのままを表現するというパターンが多いのではないでしょうか。
フィーリングが大切
初めて会って、そのときのフィーリングがぴったり合ったカップルは、すぐに2回目のデートに流れることが多いです。しかしながら結婚を前提としていながら、相手と一致感を感じられなかったり、相手のことをもっとよく知りたいと思えない場合には、やはり2回目のデートという流れにはつながらないことが多いでしょう。
またそのような相手と、何度もデートを重ねるのは時間の無駄とも言えます。その分、フィーリングが合うと思った相手は大切にして、そのあとのデートの流れに進めていくのがいいと言えるでしょう。
デートを重ねてステップを踏む
婚活で出会ったあとは、だいたい10回から15回ほどデートを重ねる流れが多いと言われています。その数が多すぎても少なすぎてもいいとは言えません。
ダラダラと何度も何度もデートを繰り返していても、結婚という目標に向けて距離が縮まっていくわけではありませんし、フィーリングがいくらあったからと言って、例えば2回目のデートで結婚を決めてしまう流れなどは時期が早いと言えます。
結婚前提のデートであるとはいえ、お互いの信頼をはぐくみ、相手の気持ちを確認し合うなどの、恋愛結婚と同じ流れは踏んでいく必要があります。そして何度かデートを重ねたあとに、お互いの気持ちの確認が取れたら両親に紹介をし、その後プロポーズにいたり、結婚に進む、という流れが適切であると言えます。
徐々に関係を深める
そのように考えていくと、婚活パーティーで知り合ってからだいたい結婚に至るまでの流れとしては、3ヶ月から半年ほどの時間がかかると言われています。それくらいの時間の中でこれから人生を共にする相手であると思えない場合は、しっかりと意思表示をしてお互いが別の方向を歩んだ方がいいというパターンもあります。
いくら結婚を急いでいるからとはいえ、妥協で相手を選んではいけません。それは自分の心に嘘をつくことになりますし、相手に対しても失礼であり、その後の結婚が苦しいものになります。
結婚前にマイナスに見えたところが結婚してからプラスになることはありません。そのために何度かデートを重ねて、相手のことをしっかり知ろうとする姿勢が大切であると言えます。
結納までの結婚の流れ
結納という言葉をご存知の方は多いでしょうが、その具体的な流れや内容はご存知ですか。ここからは、結納の基本的なことや流れについて詳しくご紹介します。
結納とは?
結納とは結婚式の約3ヶ月から半年前ぐらいの流れの中で行われるもので、両親を交えながらお互いの婚約を儀式的に執り行います。近年では結納をしない結婚がとても増えてきていますが、自分たちがそれでいいとは言っても両家の両親がどのように考えているかはまた別の話です。
また地域的な文化から、するのかしないのかがの考え方が分かれている場合も多いです。二人を通して、両家の両親に結納に対する考え方についてをヒアリングし、それを二人で調整するという形で話を進めていく流れがスムーズであると言えるでしょう。
日取りと形式を決める流れ
実際に結納することが決まった場合に、続いて結納を行う日取りと、どういった形式で行うのかということを決めていく流れとなります。
時期については、結婚式から3ヶ月から半年ぐらい間の期間で行われるのが一般的です。また、大安のような吉日を選ぶ流れがベストと言われていますが、お互いの両親のスケジュールなどによっても調整する必要があるでしょう。
結納の形式はいくつかありますが、一番多いのは仲人を立てない略式結納です。その他にも仲人を立てる形での略式結納というものがあり、ひとつの会場に両家で集まり、そこで仲人が進行する形をとって結納が流れます。
一番正式なのは、正式結納という形で新郎側新婦側それぞれの家に仲人がおもむき、結納品の取り交わしを行う形式です。しかしながら費用も多くかかることや、仲人との調整も非常に煩雑であることから、最近ではあまり行われていません。
場所を決める
次に、日付が決まったら今度はどういった場所で結納を行うのかについてを決めていく必要があります。結納を行う会場については、ホテルやレストランのような会場にしたり、また新婦側の実家に集まるという形式もあります。
ホテルであれば、結納プランが用意されていて、その中に一般的な結納品なども含まれていることから簡単に結納を執り行うことができるため、近年ではよく選ばれています。またスタッフも結納についてを理解していることが多いため、略式結納の場合であってもサポートに入ってくれることがメリットと考えられます。
また、自宅で行う場合には新婦側の両親の家に集まることが多いですが、もてなす側の負担が大きくなることが考えられるため、調整して進めるとよいでしょう。
その他揃えるものについて
結納にいたっては、結納品を備える必要があります。これは地域によって差異があると言われており、特に関西方面の方がその品目数も細やかであると言われています。両家での食い違いが起こらないように、事前に新郎新婦が間に入って調整する必要があります。
結納金は、相手を迎える側の家が、送り出す側の家に対して支払うお金のことで、50万円や100万円などのきりがいい数字で用意することが多いと言われています。しかしながら日本には半返しという文化があるため、そこを事前に調整することで初めから半分の金額を渡すなどのパターンも見られます。
そのほかにも、目録や婚約記念品、料理など、結納にいたっては準備するもの、決める流れ、かかる費用などさまざま必要なものがあります。しっかり事前に準備し、結納を行う必要があります。
結納のメリットデメリット
初回公開日:2018年02月26日
記載されている内容は2018年02月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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