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【状況別】家庭環境の恋愛への影響・恋愛傾向|複雑/結婚

カテゴリ:自分磨き

更新日:2024年05月20日

【状況別】家庭環境の恋愛への影響・恋愛傾向

育った環境によって人は価値観や判断基準というのが違い、そしてその違いが個性となります。しかしこの個性ゆえ、恋愛や結婚となると価値観の違いがすれ違いへと変化してしまうこともしばしばあります。今回は、育った家庭環境がいかに恋愛を左右するかを紹介します。

機能不全家族とは

家庭環境をあらわす言葉で、機能不全家族、という言葉があります。機能不全家族とは、家庭内での対立や不法な行いや虐待などが日常的に存在している家庭のことを指します。機能不全家族の状態を家庭崩壊、家族崩壊といった言葉で表すことができます。

健全な心的状態の子を育てるために必要な「子育て」「団欒」「地域との関わり」が無い状態の家庭環境で育った子はこの機能不全の状態が常識と認識してしまう可能性があり、その後の人格形成を決定してしまうことになります。

機能不全家族には、完璧と見える家族構成であっても、家庭内で過度なしつけや子の人格否定があった場合も機能不完全家庭とされます。こういった外からでは見えない内側の家庭環境こそ、子の人格形成に影響を与えるといえます。

状況別家庭環境の恋愛への影響

それでは、家庭環境別で恋愛にどのような影響がでるのか紹介します。

家庭環境:複雑

家庭環境が複雑な場合、と言っても複雑な度合いは家庭によりけりです。どういった基準を「複雑」と定義つけるかは個々の判断とはなりますが、いずれにしても複雑な家庭環境の場合、結婚そのものに理想を抱かないため、異性に対しての期待も薄い傾向になります。

複雑な家庭環境で育った子は、異性に対しても「どうせ恋愛しても」という感情があり、異性=幸せという構図は生まれません。あるいは、恋愛をした先に結婚があるとした時、自分が家庭環境で苦労した分、自分も今度その複雑な家庭環境を作り出す方になったらどうしよう、という不安もあるため、なかなか積極的に恋愛に向かうようにはなりません。

家庭環境 悪い

家庭環境が悪い状態で一番問題とされるのは、子が成長した際に「アダルトチルドレン」で成人を迎えてしまうということです。

アダルトチルドレンの定義は「機能不全家庭で育ったことにより、成人してもなお内心的なトラウマを持つ」とされており、要は、成長段階で十分な愛情を注がれていない場合、他者を愛するということはもちろん、自分自身も愛することが困難な状態になるということです。

家庭環境が悪いというと、賭け事やアルコール依存といった壮絶なものをイメージとして浮かべますが、両親がいて金銭的に恵まれていたとしても、両親の喧嘩が絶えず家庭が冷え切っている場合も家庭環境が悪いと定義されます。どちらの状態でも、アダルトチルドレンとして育つ可能性があります。

アダルトチルドレンが恋愛にどう影響するか

アダルトチルドレンの特徴は、自尊感情が低いとされています。周囲の期待に応えたい、断ることができない、表現や表情をつくることが苦手、とった事を筆頭に、恋愛の足かせになるともいえる多くの心の状態を持ち合わせています。

そのため、恋人のためにがんばりすぎて自分から駄目になっていく人や、いわゆる「ダメンズ」に対して過度の世話を焼く人、あるいは自分の欲求や感情を抑えて相手を優先してしまう、など幸せとは程遠い恋愛をする傾向があります。

家庭環境:貧困

愛情と経済面は関係ない、という考え方もあります。しかし、貧困は出会いそのものにも影響を及ぼします。というのも、家庭環境が貧困な場合、幼少期から教育に対して費やすことのできる金額が小額であり、それによって学業についていくことができず、やがて勉学自体が苦手となる、という子供たちも少なくありません。

学業がおろそかになってしまうと、大手企業への就職は難しくなり就労条件が厳しくなります。また、一発逆転の玉の輿、あるいは逆玉を狙うとしても、恋愛をするお相手が名家であったりあまりに経済格差がある場合、その後の結婚と考えるとなかなか難しくなってきます。

家庭環境の恋愛への影響

複雑と言われる家庭環境で育った場合、直接的にはどのような影響を恋愛に与えるのでしょうか。

結婚

結婚は二人だけの問題ではない、という言葉を聞いたことはあるでしょうか。若い頃は、信じたくないこの言葉ですが、ある程度の大人になると、二人を取り巻く環境、すなわち親戚関係まで結婚に影響を及ぼすということをなんとなく理解はできるはずです。当の本人たちが良いといっても、その親の問題などはくっついて回るというのが現実です。

先述ですが、個人の価値観というのは環境によって育っていきます。家族というグループが、生まれて初めて接する社会的な集まりになります。その中で育つと、そのグループの価値観が基本的な礎です。

例えば、父親は仕事だけで母親が全て家事をする家庭で育った子と、両親が共働きで自分も家事に参加する環境で育った子とでは家事に対する価値観が違います。家庭環境はこういった身近な内容にこそ影響を出します。

初回公開日:2018年05月01日

記載されている内容は2018年05月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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