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継続力があることの長所と短所・継続力をつけるおすすめの本

Author nopic icon清水琉風
自己啓発 / 2018年01月19日
継続力があることの長所と短所・継続力をつけるおすすめの本

継続力の意味とは

『継続は力なり』という言葉は、世間でよく言われています。類似の言葉で『石の上にも三年』という言葉もあります。「才能」や「成功」を語るときには、必ずこの『継続力』がクローズアップされますが、果たしてこの『継続力』とは、いったいどんなものでしょうか?また、それを身に着けるには、どうしたらいいのでしょうか?『継続力』の秘密を、ご紹介いたします。

成功に継続力は不可欠です

ダイエット、語学習得、ピアノ、スポーツなどの趣味から、数多くの仕事に至るまで、継続力が必要なことは、誰でも知っています。

直木賞作家の浅田次郎さんは、36回も小説を投稿し続け、一度も一次選考に残らなかったそうです。それでも書き続け、やがて選考に上り、今は押しも押されぬ大作家になられました。また、発明王エジソンは、電球の発明に一万回以上の実験の失敗を繰り返したそうです。

成功する人には継続力があります。逆に言うと、継続力があるからこそ成功できる、という事実を、まず正面から見つめてみましょう。

ほとんどのことで『続けさえすれば必ず成功する』という公式が成り立つのに、わたしたちはなかなかそれを実践できず、正面から向き合うことすらできません。なぜなのでしょうか?

継続はとても難しい

継続することで成功を呼び込めることは、誰でも知っています。身近なところでは『ダイエット』があるでしょう。ダイエットは、ごくごく単純に言ってしまえば、摂取カロリーが消費量を大きく下回れば必然的に成功するはずです。つまり、少なく食べて、たくさん体を動かすだけです。それを続けていけば、どんな人でも必ず痩せられます。

例えば、懲役刑を受けている人々の中に、太っている人はいません。摂取カロリーが制限され、一定の労役を課された環境では、太ろうにも太れない、その状態を『継続』することによって、中肉中背の体型が量産されているのです。

要は、続けることです。

それでもダイエットは、究極に難しいことです。ダイエットの成功率は5%未満という現実を見ても、それがわかります。

では、どうして継続できないのでしょう?
成功する人が持っている『継続力』を持つにはどうしたらいいのでしょうか?

継続力と反対の力、それは『揺り戻し力』

わたしたちはどちらかというと、『継続』よりも『三日坊主』により親しみを持っています。ダイエットで言うと、『リバウンド』です。日記を書こうとしても続かない、毎日英単語を覚えようとしてもすぐ飽きて放り投げる、学生さんなら毎日強制的に机に座る時間がありますが、社会人になると、いざ『勉強しよう』と意気込んでみてもすぐに生活に押し流されてしまいます。

何かを成し遂げている人は、みな『継続力』を持っています。凡人のわたしたちはそれを羨ましがるのですが、何がわたしたちの継続を妨げているのでしょうか?その正体を知ることなしに、先には進めません。

それは、ズバリ、『揺り戻し力』です。聞きなれない言葉ですが、継続力よりももっと強力にわたしたちを支配している力の存在を、まず認識しましょう。

すべては自然に±ゼロに戻っていく

『揺り戻し力』は、別の言葉で言うと、『恒常性』、『ホメオスタシス』と呼ばれるものです。

例えば、あなたの体の細胞は、一つ残らず常に、『傷を受けても元に戻る』ことによって保たれていますし、国家を例にしても、戦争であれだけの被害を受けた日本が、瞬く間に前の水準以上の社会に復興したのも、この『揺り戻し力』『恒常性』が働いたことによるものです。

『揺り戻し力』は、マイナスから±0に戻すのにも素晴らしい威力を発揮しますが、プラスから±0に戻すことにも強大な力を及ぼすのです。ダイエットも、勉強も、趣味も、お仕事も、劇的に変化させることは非常に難しい、ということです。変化させたと思ったらすぐ元に戻るのはとても自然なことで、ダイエットがすぐにリバウンドするのも当然なのです。

『揺り戻し力』に負けない『継続力』の正体とは?

わたしたちが『継続力』を身に着けたいと思っていても、『揺り戻し力』が勝つものと、相場は決まっています。ダイエットはたいてい失敗するし、勉強は続かないし、日記を書こうと思っても三日坊主に終わってしまいます。

しかし、それでは、進歩がありません。

何かを始めて見てもすぐ挫折するだけでは、生物も、人間も、ここまで多様に発展していなかったでしょう。

つまり、世の中でもっとも強力な力の一つである『揺り戻し力』に『継続力』が打ち勝つ方法があるということで、それこそが、この記事で紹介したいことなのです。

突然変異はすべてを超越する

『揺り戻し力』はもっとも強力な力の一つと言えます。しかし、それさえも凌駕する力が『突然変異』なのです。

太古の海で生物が誕生した時も、無名な作家志望の人が一躍大作家になるのも、今までできなかったことが突然できるようになるのも、一瞬で変化の階段を駆け上り、絶対に揺り戻しが来ない段階に達するのが、『突然変異』なのです。

サルが人間になり、揺り戻しがなくそのまま人類が誕生したのも、突然変異の偉大な成果です。
ここに「鍵」があります。今までできなかったことができるようになるには、『突然変異』を起こせばいいのです。

では、突然変異はどうすれば起きるのでしょうか?それが、この記事のトピックである『継続力』とどのように関係してくるのでしょう?

継続力が突然変異を呼び寄せる

継続力がなぜ必要か、ここでようやく明らかになります。

この世でもっとも強力な『揺り戻し力』を凌駕する『突然変異』を起こすためにこそ、『継続力』が必要になってくるのです。

ダイエットを例にしてみましょう。継続して運動し、摂取カロリーを抑えることを何か月も繰り返すことによって、ある日突然、体質が変わります。その変化は劇的で、突然、『たくさん食べなくても済む体』にスイッチが切り替わるのです。徐々に痩せていくのではありません。体のほうが、『さほど食べものを欲しない体』に変化します。成功したダイエッターは必ず、この『スイッチが切り替わる瞬間』を体験しています。

体質が切り替わるまで、揺り戻し力を誤魔化しながら、気長に、摂取カロリーを抑えつつ運動をする、ダイエットが成功するには実はこの方法しかありません。

揺り戻し力を抑える継続力とは?

ダイエットでも、何かスポーツや楽器を習得するのでも、成功するためには、『突然変異』を待つしかありません。しかし、そこに必要な、揺り戻し力を抑えつつ突然変異を起こすための『継続力』を発揮するには、どうしたらいいのでしょうか?

それは、非常にシンプルです。

揺り戻し力が気づかないほどのわずかな変化を少しずつ積み重ね、『努力を努力と思わなくなる』状態に持っていくのです。

わたしたちはつい欲張って、大きな変化をいっぺんに起こしたがります。でも変化が大きければ大きいほど、揺り戻し力が強力に働き、必ず元の木阿弥になります。

小さな変化、小さな継続こそ、揺り戻し力を抑えつつ物事を継続させ、突然変異を呼び寄せる秘訣なのです。

継続力がないのは悪いこと?継続力の長所と短所

ここまで、継続力の効果や継続力に対向する揺り戻し力について解説してきました。

継続力がない、飽きっぽい人、いつも三日坊主の人は、悪い人ではありません。もちろん、そういった人は成功とは縁がないかも知れません。でもそういう人だからこそ、周囲が安心して付き合えるし、友達が多いものです。

つまり、どんなことにも長所と短所があるわけです。継続力についても、同じことが言えます。

ここからは、継続力の長所と短所、継続力を身につけるための秘訣を、もう少し詳しく説明していきましょう。

継続力の長所

継続力の長所はズバリ、『成功者が必然的に持っているメンタル』であることです。何かを成し遂げたことがある人、何かが人より秀でている人、目標を達成できる人は、例外なくこの『継続力』を持っています。

目標を立てて気長にそこに向かって歩いて行ける人は、成功者のメンタルに既になっています。継続力の最大の長所は、ここにあります。

継続力の短所

継続力の短所としては、あきらめが悪い、ふんぎりがつかない、と言った、物事を引きずる原動力になりがちなことでしょう。好きだった人を振り向かせたいからと言ってストーカーチックになってしまったり、才能もないのに粘ってしまって時間を浪費したり、腐れ縁を続けてしまうかも知れません。

そして、自分に向いていないのに一生懸命続けてしまい、周囲が見ていてイタイ人になる可能性もあります。

もちろん、自分が好きで幸せなら、人がとやかく言うことではないのですが、周りから見れば、短所と言えるでしょう。

継続力をつけるには

すでに説明しているように、成功の原動力である継続力を付けるのは、実はシンプルです。

・変化を変化と思わないような小さな積み重ねを、続けていく。

本当にこれだけです。

物事が三日坊主になる人は、必ず、『いっぺんに大きな変化を起こそうとする』姿勢があります。大きな変化を人為的に起こすと、必ず、大きな『揺り戻し』が起きます。スタート地点に引き戻されてしまうのです。

継続に慣れてきたら、少しずつグレードアップする

最初の第一歩は、変化が小さければ小さいほど良いです。継続力をつける秘訣はこれだけですが、実際に変化を起こそうとすれば、それだけではやはり足りません。

最初の一歩は小さく、慣れてきたらだんだんとグレードアップしてこそ、成功に近づくことができます。

ダイエットを継続させるには、まず小さな変化、毎朝コップ一杯の水を飲む、とか、食後一時間は何も口にしないことなど、簡単なことから始めましょう。

小さな一歩を三か月続けたら、変化に体が慣れてくるので、そこでまた次の段階に進みます。運動を取り入れるとか、散歩する、とか、そのころには、苦も無く続けられるあなたになっているでしょう。

継続力を付けるのにお勧めの本

・『いつまでもデブと思うなよ』 岡田斗司夫
過去一大ブームを巻き起こしたダイエット本の定番。最初の一歩は、ただひたすら『食べたものを記録する』だけ、という小さな一歩を3か月続けることを進めています。カロリー計算のことなどは専門家ではないため信憑性に欠けるが、継続するコツについては説得力のある展開になっています。

・『天才!成功する人々の法則』 マルコム・グラッドウェル
どんなことでも一定の水準になるには、そのことに一万時間費やさなければならない、と著者は説いています。一万時間の継続を経て、プロになり天才になる、と豊富な事例を元に解説してあります。

・『成功はどこからやってくるのか?-成功法則の取り扱い説明書』  岡本史郎
継続することと突然変異についてもっとも明瞭に説明してある、ちょっと異色の成功法則本。ちまたによくある成功法則本とは違い、『突然変異を起こす方法』に焦点を絞ってある印象で、非常に納得のいく内容になっています。




 

継続力を味方につけると世界が変わる

三日坊主を克服し、継続力を味方につけると、世界が変わります。何かを習得するのが容易になり、目標を達成しやすくなるので、何年かのちに、あなたは別人になっています。

昔の人は、『千里の道も一歩から』とか、『急がば回れ』、『果報は寝て待て』と戒めていました。物事を継続するには、変化とも思えないような小さな一歩を積み重ねるのが一番確実であることを、実感として知っていたからでしょう。

わたしたちも、小さな一歩が突然変異を起こすまで、ゆっくりと少しずつ進むことで継続力を身に着けることができるのです。

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