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ないものねだりをする心理・原因・対処法

Author nopic iconKunmakunkun
カテゴリ:人の心理

初回公開日:2017年08月10日

更新日:2020年02月14日

記載されている内容は2017年08月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ないものねだりをする心理・原因・対処法

ないものねだりって?

「ないものねだり」という言葉があるように、ついつい人はないものねだりをしてしまいます。そもそも、ないものねだりとは一体何なのでしょうか?また人は、どんな心理によってないものねだりをしてしまうのでしょうか?ひょっとしたら、嫉妬心や損得思考からないものねだりをしてしまうのかもしれません。

ここでは、ないものねだりの心理・原因について分析し、ないものねだりを直すための方法をご紹介していきます。

「ないものねだり」ってどんな意味?

「ないものねだり」とはよく聞く言葉ですが、どのような意味なのでしょうか?ないものねだりとは、「無い物を無理に欲しがること」、「現実できないことを無理に望むこと」を意味します。

ないものねだりを漢字書くと、「無い物強請り」となります。「強請る(ねだる)」とは、無理に頼むという意味の言葉です。すなわち、無い物を無理に強請るので、「無い物強請り」となります。

こうして漢字にすると少々難しく感じますが、実際私たちは日頃から「ないものねだり」と口に出してよく使っているのです。

「ないものねだり」の使い方

では実際に「ないものねだり」という言葉はどのように使うのでしょうか?「ないものねだり」の使い方について、以下に例文を挙げてみます。

・ないものねだりをしても仕方がない。
・ないものねだりと分かっているけど、俳優や女優のように容姿端麗に生まれたかった。
・安物に高品質を求めるなんて、ないのもねだりもいいところだ。

「ないものねだり」とはこのようにして使います。

人はどんな時にないものねだりをするか

誰でも、自分が既に持っているものを欲しがることはしません。自分の努力によって簡単に手に入るものは強請る(ねだる)必要はないからです。そうでないものについては、自分の努力では手に入らないので、強請る(ねだる)事になります。

条件的に入手が困難なものか、もしくは最初から存在していないものは、どんなに強請っても手には入りません。したがって、余計に強請る(ねだる)事になりますが、これが正に「ないものねだり」なのです。手に入らないと分かれば諦めますが、そうでないと諦めずにこうなります。

これは、例えば親に頼るしかない小さな子供や、相手の幸せよりも自分の快楽を優先してしまう若い世代の恋愛などで、よく見受けられる現象です。

一体何を欲しがるの?

「ないものねだりとは何が欲しいの?」というフレーズが実は歌の歌詞にもあるんです。これを聞くと、確かに「何が欲しいの?教えて!」という気持ちにもなります。

ないものねだりとは、自分にないもの、簡単には手に入らないもの、または現実には手に入らないものを欲しがることですが、現実にないものというと、空想や妄想の世界のものなのでしょうか。

ないものねだりとは普段何気なく使っていた言葉ですが、ここまでご覧になって、とても意味深いものに見えてきたのではないでしょうか。

ないものねだりをするときの心理とは?

自己中心的である

続いて、ないものねだりをするときの心理について見ていきましょう。なぜ人はないものねだりをするのでしょうか。これは、人の心理として、人間の本能ではないかと考えられています。つまり、滅びない為に自分に無い物を欲しがる、ということです。

これは自己中心性の高い人に多く、「ない」ということが許せない心理が働いているのです。理解能力が低く、他者が説明しても納得できない人や、常に自分の考えが正しいと思っている人に多く見受けられます。

自分に自信がない

ないものねだりをする人の心理として、自己中心性が高いことをお話ししました。しかし実は、ないものねだりは自己中心性の高い人だけがするのではありません。

ほかにも例えば、自分に自信がない人にも、ないものねだりをする傾向が見られます。これは、自分は何をしてもダメだ、他の人の様に出来ない、などといったネガティブ思考によるものです。

このように、ないものねだりは、嫉妬や欲望という感情が生まれることによって起こりますが、その例をいくつかご紹介します。

心理学的なないものねだりの分析

例えば、SNSを通じて自分以外のみんなが楽しそうにしている姿を見て、「どうして自分は...?」と考えてしまう方もいるのではないでしょうか。「何故みんなは輝いていて、自分はこんななんだろう?自分はなんてダメなんだろう」という心理になって落ち込んでしまうこともあるかもしれません。反対に、「あんな風に自分のリア充投稿を載せて、くだらない。」と考える人もいるかもしれません。

では、一体どのように考えるのが良いのでしょうか?

素直に受け止めて理想的な心理のあり方に近づく

人の心理として、なぜ嫉妬してしまうのでしょうか。嫉妬という心理は、相手が持っているものを欲しがる心理や、自分が持っているものを奪われてしまうのではないかという恐怖心から生まれます。嫉妬の心理が働くことは、言い換えると、自分はいま何を必要としているのか、何を大切にしているのか、ということに気づけるということです。

嫉妬の心理に気づいたときには、嫉妬している自分を遠くから見つめるイメージを持って、「いま自分は、この人のこんなところに嫉妬しているんだな。こんなことを必要としているんだな」と素直に受け止めてあげましょう。

自分が持っている嫉妬の心理を否定しようとすると、その感情は別のマイナスの心理を生んでしまいます。例えばよく言われているのは、相手に対する嫌悪感や自分自身への嫌悪感です。「あんな風にSNS上で自慢するなんて、くだらい」あるいは「自分はダメなんだ」という心理に至ってしまうのです。どちらもあまり良い心理思考ではありません。

嫉妬とは決してマイナスの心理感情ではありません。まっすぐ受け止めることさえできれば、もっと理想的な自分の心理のあり方に近づくことができるのです。

他人の幸せを喜べる人になる

ではなぜ、他人の幸福は自らの憂うつな気分につながるのでしょうか?

SNSには比べる材料がたくさんあり、特に嫉妬心を抱く人は、他人と自分を比べる傾向があります。比較は嫉妬のもとであり、嫉妬は憂うつのもとであることを覚えておきましょう。他人の人生と自分の人生を比べる必要はありません。良いときもあれば悪いときもあり、人によってその時期が異なっているだけのことです。

またSNSに投稿している人の多くは、それがとても嬉しくて、人に知って欲しいからこそ投稿しているのです。その人の人生が常に素晴らしいからではありません。喜んでいる人がいれば「良かったね!」、「楽しそう!」と言って、一緒に喜んであげられる人になりたいものです。

自分が持っているものに感謝する

反対に、自慢するつもりはなくても自分が誰かに嫉妬されてしまった、というケースもあるかもしれません。それが原因で陰口を叩かれたら、誰だって嫌な思いをするはずです。

自分では普通のことだと思って投稿しても、その普通のことが手に入らない人にとっては、嫉妬の対象になってしまいます。他人の嫉妬をコントロールすることはできませんから、SNSで自己開示するときは、嫉妬を生む可能性もあることを覚悟しておく必要があります。

嫉妬している時というのは、自分が持っている大切なものや、ありがたいことに気づいていないことが多いです。自分が持っていないもので頭の中がいっぱいになるので、自分が持っていて人が持っていないものには鈍感になってしまうのです。

嫉妬心を抱かないようにするには、自分にないものばかりに注目するのではなく、自分が当たり前に持っているものに感謝する習慣をつけることが重要です。

ないものねだりの心理原因

損得で考える

ないのもねだりの心理原因として、何があるのでしょうか。心理原因としてまず考えられるのは、自分と他人を比較する損得思考になっている点です。心理学的にいうと、他人に振り回されているということです。

例えば、「美人は得だ」と言う人は多いでしょう。これは果たして本当なのでしょうか?美人だからっといって得なのか損なのかは、実際は本人でないと分かりません。自分は損している不幸者だと思い込むことで、このようにないものねだりをするのでしょうが、このような考え方でいては、自分の人生に悪影響を及ぼしてしまいます。

自分は損をしていて不幸だ、などと考えないようにしましょう。もう十分幸せであることを認識し、もし
何かが欲しくなったら、そのときは努力をして獲得するのです。

わがままである

損得思考になる人の心理というのは、どのような心理原因なのでしょうか。一般的に、誰でも損はしたくないという心理があるのは当然です。しかし実際は、誰かが得をするときもあれば、誰かが損をするときもあります。

自分の損得しか考えない人の心理は、わがままになりやすいですが、自分のことしか考えていないような人は、実は損をすることのほうが多いのです。

人間関係はgive and take (ギブアンドテイク)が大切です。人間関係を良く築けない人には、このギブアンドテイクが欠けています。したがって、自分の損得ばかり気にする人には、人間関係をうまく築けず損をしてしまうのです。

反対に、他人の都合などを考えられる人は、結果的に自分も得をします。人を助けたり、手伝ったりしたら、「ありがとう」とお礼が返ってきますが、これはとても気持ちが良いものです。このとき、前回助けてもらったから今回は逆に助けたい、という心理が働くことで、良い人間関係が築かれていきます。

よく、「自分がしたことは自分に返って来る」と言いますが、良い事をして良い事が返って来るほうが、誰にとっても嬉しいはずです。

ないものねだりを心理原因から直す方法

自分と他人を比較しない

ないものねだりを心理原因から直す方法は、自分と他人を比べないことです。自分は自分、他人は他人、と割り切って考えましょう。

他人を羨ましいと感じる時は誰でもありますが、嫉妬をしても良い気持ちにはなりません。人の心理としてあるべきなのは、羨ましいから嫉妬するのでなく、「自分はこうしたい!」と夢を持って自分の人生を築いていくことです。そのためには、自分に自信を持ち、他人の良い情報を吸収してプラスに変えていくことが大切です。

自分に自信を持つ

あなたは、「自分に自信がありますか?」と聞かれたら、どう答えますか?胸をはって自分に自信があると答える方は、どのくらいいるのでしょうか。そもそも自分の強みや長所をきちんと把握しているでしょうか。

これは、例えば就職面接の際にも、面接官に問われる場合があります。これに対してすぐに答えられる方は問題は無いですが、悩んでしまう方もいるでしょう。そんな方は、まずは自分に自信を持てるようになりましょう。まずは自分の良いところを頭の中で思い浮かべてみてください。何か1つでもあるはずです。

自分に自信を持つためには?

ここで、自分に自信を持つ方法をいくつかご紹介します。心理的に自分に自信を持つためには、まずは簡単な目標を立ててみてはいかがでしょうか。人がポジティブになる時というのは、自分で立てた目標を達成した時です。

よく言われるのは、半年後、1年後、5年後の人生プランを立てることです。目標を達成するためには、何が必要か、どうしたら目標を達成できるのか、とあれこれ考えながら行動をするようになります。簡単な目標で構いません。実際に達成した時に達成感や喜びを感じることができれば、自信に繋がります。

他の方法として、自分自身と会話をすると自信がつくと言われています。自分と会話するというのは、単なる独り言とは違い、もう一人の自分に話しかけることです。例えば、「お疲れ様。よく頑張ったね。」など、頑張った自分に対して前向きな言葉で話しかけるのです。

このように、もう一人の自分を出現させることを「メタ認知」と言います。このメタ認知をすると自分に自信がつきます。いつでも構いません。鏡を見ながらでも話しかけてあげてください。こうすれば、あがり症で人前で話すのが苦手な人も改善されると言われています。

また、自分に自信を持つ方法として、まずは自分を良く知る事が大切だとも言えます。自分は○○である、と言えるものがあるかどうか、この機会にぜひ考えてみてはいかがでしょうか。

ギブアンドテイクで良好な関係を築く

以上、ないものねだりについてご紹介しましたが、いかがでしたか。

ついついないものねだりをしてしまうのが人の心理です。しかし、自分にないものを持っている人を羨み嫉妬するのではなく、無いものを得る為にはどうしたら良いか、と考えることが大切です。ないものねだりをしなくても自分は十分幸せだ、と言えるように自信を持ちましょう。

人間とは欲深い生き物なので、損得思考でないものねだりをしてしまいがちです。しかし、他人と良い人間関係を築いて結果的に自分が得をするのは、やはりキブアンドテイクのおかげです。相手にとっても自分にとってもプラスになるような、楽しい人生を送りましょう。