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クチナシの花言葉|幸せ・怖い意味もあるクチナシ(くちなし)の花

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花言葉 / 2017年10月19日
クチナシの花言葉|幸せ・怖い意味もあるクチナシ(くちなし)の花

クチナシの花の特徴と花言葉

クチナシの花の特徴

クチナシの原産国は日本や台湾などの東アジアの温暖な地域です。初夏の頃に真っ白な甘い香りのする花をつけます。その香りのよさは、キンモクセイやジンチョウゲと並んで「三大芳香木」と呼ばれるほどです。花弁はしっかりした質感がありますが風雨で傷つきやすく、傷ついたところからすぐに茶色く変色してしまいます。

贈り物にするときには花弁が傷んだり変色したりしていないかをしっかり観察して、注意深く花を選びましょう。

クチナシの実の利用法

クチナシには一重咲きの品種と、八重咲きの品種があります。一重咲きの品種は秋頃に黄色や橙色の実をつけます。クチナシの実は「山梔子(さんしし)」と呼ばれて生薬としても使用されます。山梔子は甘草(カンゾウ)や黄柏(オウバク)などと一緒に配合されて、黄疸や皮膚のかゆみを鎮める漢方薬としてよく処方されます。

クチナシの実は、生薬以外にもたくあんや栗きんとんなどを黄色く着色するための着色料としても利用されます。クチナシの実の着色料としての歴史は古く、日本では飛鳥時代から布地を黄色く染める染料としてクチナシの実が用いられてきました。近年では、クチナシから抽出された成分に酵素を加えて作った青い色のクチナシ色素が、お菓子やワサビなどの着色料に使われています。

クチナシの花の名前

クチナシは、熟しても実が割れないところから「口なし」の意味で名付けられました。学名は「ガーデニア・ジャスミノイド(Gardenia jasminoides )」、英語では「コモン・ガーデニア(Common gardenia)」などと呼ばれています。

クチナシの香りがジャスミンによく似ていることから、「ジャスミン」という単語が学名に入っているのです。「ガーデニア」というのは人の名前ですが、このガーデニアに関しては面白い伝承があるので、次の項目でご紹介します。

また、クチナシは英語で「ケープ・ジャスミン(Cape jasumine)」と呼ばれることもあります。「ケープ・ジャスミン」の「ケープ」とは、アフリカの「喜望峰(Cape of Good Hope)」のことです。つまり、クチナシは「喜望峰のジャスミン」ということになります。

クチナシの花にまつわる伝説

クチナシの英語名である「ガーデニア」にまつわる伝説をご紹介しましょう。

あるところに、ガーデニアと言う少女がいました。清楚なガーデニアは白い色が大好きで、家具や服などの身の回りの物を白い色で統一していました。ある日天使がガーデニアの元を訪れて、天国の植物の実を渡しました。天使はガーデニアに、植物の実を大切に育てて花が咲いたらキスするよう言い残して去りました。

ガーデニアが植物を大切に育てると、丁度1年後に白くて香りのよい花が咲きました。これが地上で最初に咲いたクチナシの花です。その直後、天使が再びガーデニアの前に現れて、「あなたこそ私の求めていた人だ」と求婚します。二人は結婚して仲良く暮らしました。

何とも微笑ましい伝説です。クチナシは「天国に咲く花」だという言い伝えもあります。よい香りと清潔感のある白い花が、天国を連想させるのでしょう。

クチナシの花言葉

一般的によく知られているクチナシの花言葉は4つあります。どの言葉も幸福や讃美を表現する言葉ばかりです。4つのクチナシの花言葉をご紹介しましょう。

とても幸せです|クチナシの花言葉

アメリカなどの海外では、ダンスパーティが盛んです。男性が女性をダンスに誘うときにはクチナシの花をプレゼントする習慣があります。「とても幸せです」というクチナシの花言葉は、好きな男性にダンスに誘われた時の女性の気持ちの表れなのでしょう。恋愛の真っただ中にある二人の幸せを象徴しているかのようです。

海外では社交の場でダンスを踊る機会がよくあります。映画などでも卒業式のプロム・パーティーで男子が好きな女子をダンスに誘うシーンなどがよく見られます。日本ではパーティで男女がダンスを踊る機会というのはまだまだ少ないですが、ダンスでなくとも男性が女性を誘う場面はいくらでもあります。

例えば女性をデートに誘うときにクチナシの花を贈ってみて下さい。「あなたと一緒に時間を過ごせることは幸せです」という気持ちを込めたプレゼントになります。

喜びを運ぶ|クチナシの花言葉

クチナシには「喜びを運ぶ」という花言葉があります。この花言葉は、クチナシの花の香りから来ていると言われています。クチナシの花の官能的で甘い香りを「喜び」になぞらえているのです。香水の原料としても使われるほど香りの良いクチナシの花は、遠くからでもいい香りを運んでくれます。

「喜びを運ぶ」という花言葉はお祝い事にも適しています。ウエディングブーケや結婚祝いの贈り物などに花言葉を添えてクチナシを贈れば、きっと喜ばれるでしょう。

洗練|クチナシの花言葉

「洗練」というクチナシの花言葉は西洋の花言葉にはない、日本独自の花言葉です。その由来ははっきりしませんが、クチナシの花の瀟洒な姿を見ていると、「洗練」という花言葉は確かにクチナシの花にピッタリの花言葉だと思われます。

優雅|クチナシの花言葉

この言葉も日本発祥のクチナシの花言葉です。クチナシの上品で優美な姿から生まれた花言葉なのでしょう。「優雅」や「洗練」などの花言葉は、特に女性の容姿や仕草を褒めるときに使いたい讃辞です。好きな女性へのプレゼントとして、花言葉とメッセージを添えてクチナシの花束を贈ると、センスのいい告白になります。

また、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」などと言う言葉があるように、女性はよく花に譬えられます。クチナシの花もまた、優雅で清楚な女性のイメージです。1973年に渡哲哉が歌った「くちなしの花」という歌の歌詞では、男性が「おまえのような花だった」と雨に濡れたくちなしの花を見て別れた女性を偲んでいます。

クチナシの花言葉の由来

花言葉の発祥の地は、17世紀のトルコだと言われています。当時のトルコには、文字や言葉で気持ちを伝えるのではなく、花に意味を持たせて恋人にメッセージを伝える「セラム」という風習がありました。この風習がヨーロッパ各国に伝わり、花が持つイメージや花にまつわる言い伝えを基にして、その国独自の花言葉が生まれました。

日本に花言葉が伝わったのは明治初期の頃だと言われています。当時はヨーロッパから伝わった花言葉をそのまま使っていましたが、時代が進むにつれて日本独自の花言葉も生まれました。

クチナシの花言葉の中で、「とても幸せです」「喜びを運ぶ」といった花言葉は海外から伝わったものですが、「洗練」や「優雅」は日本独自の花言葉です。日本で生まれた花言葉に関しては由来がはっきりわかりませんが、クチナシの花のイメージからつけられたものと思われます。

八重咲きクチナシの花言葉

八重咲きクチナシの特徴

クチナシの花はもともと一重咲きでした。八重咲きのクチナシは園芸用に改良を重ねた結果生まれた品種です。重なった花弁は華やかで見栄えがするので、ウエディングブーケや花束、贈り物などによく使われます。一重咲きのクチナシと同じくジャスミンに似た強い香りの花をつけます。ただし一重咲きのクチナシとは違って、八重咲きのクチナシは滅多に実をつけません。増やすときには挿し木で増やします。

八重咲きも一重咲きも花言葉は同じ

八重咲きクチナシの花言葉は、一重咲きのクチナシと同じ「とても幸せです」「喜びを運ぶ」「洗練」「優雅」です。清楚で可憐なイメージを持つ一重咲き、華やかで洗練されたイメージの八重咲きと、花の好みは人それぞれですが、祝福と賛辞に満ちたクチナシの花言葉は贈られる人を幸せな気持にしてくれます。

ウエディングにクチナシはOK?

日本では怖い意味もあるクチナシの花

花言葉ではありませんが、日本ではクチナシの花には怖い意味があります。クチナシの花の和名が「口なし」の意味をこめて名づけられていることはすでに述べたとおりです。この「口なし」は、「死人に口なし」という慣用句を連想させます。

また、「口なし」という言葉が「嫁入りの口がない(嫁の貰い手がない)」につながるという言い伝えもあり、女の子のいる家にはクチナシを植えない方がいいとも言われます。そのため、日本ではクチナシは何となく怖い花というイメージを持つ人もいます。

ウエディングにクチナシはOK!

日本ではあまりいいイメージのない言葉に結び付いているクチナシの花ですが、それはあくまでも日本語で表記したときに限られた話です。英語名の「ケープ・ジャスミン」や「コモン・ガーデニア 」には不吉な意味はありません。

海外では男性から女性に贈る花としてクチナシが習慣的に使われています。白いバラやユリなどと並んで、ウエディングブーケにも好んで使われる花です。結婚式のお祝いに贈っても問題はありません。花言葉と一緒に祝福のメッセージを添えて花嫁に贈りましょう。

ウエディングブーケにクチナシが好まれる理由は?

クチナシの花言葉「喜びを運ぶ」ほど晴れの日に相応しい花言葉はありません。クチナシのほかの花言葉も讃美と幸福を意味していて、結婚という一生の大事を祝福する気持ちを表現するのにピッタリです。ポジティブな意味合いの花言葉に魅力を感じて、クチナシの花をウエディングブーケに使う人も多いのではないでしょうか。

また、クチナシの花は白く肉厚で繊細な花びらを持っています。白と言えば、ウエディングドレスの伝統的な定番カラーです。可憐な色と姿の花には控えめな愛らしさがあります。つつましやかな可愛らしさを求める人には、バラやユリなどの大輪で存在感がある花よりもクチナシの花が好まれるでしょう。清楚で愛らしいウエディングブーケが作れることも、クチナシの花が好まれる理由の一つです。

祝福と優しさに満ちたクチナシの花言葉

この記事ではクチナシの花言葉や伝説、由来などについてご紹介してきました。クチナシの花言葉はポジティブな意味合いの言葉ばかりです。日本語では「口なし」に通じて怖いイメージもあるクチナシの花ですが、愛らしく香りもよく、女性への贈り物に相応しい品の良さがあります。

花の贈り物を選ぶときに、「イメージが悪いから」とクチナシを避けてしまうのは勿体ないことです。そんなときには、ぜひクチナシの花言葉を思い出してみて下さい。「とても幸せです」「喜びを運ぶ」「洗練」「優雅」、どの言葉も幸福と称賛を表しています。これらの花言葉をメッセージとして書き添えれば、贈る相手にきっと喜ばれることでしょう。

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