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「そうなんですね」は間違った日本語?口癖の人の心理

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人の心理 / 2018年01月19日
「そうなんですね」は間違った日本語?口癖の人の心理

そうなんですねという言葉

最近よく使われている「そうなんですね」という言葉ですが、いわゆる若者言葉の一つです。違和感を感じる人と、そうでない人がいて違和感がない人は平気で使っています。

元々「そうなんですね」と使われている言葉は「そうなんですか」という形でした。
末尾が「ね」なのか「か」なのかの違いではありますが、言葉としての全体のニュアンスはとても大きく変わってきます。

この「そうなんですね」という言葉が、どういう印象を相手に与えるのか、敬語としてそもそも正しいのかについて紹介します。

「そうなんですね」は敬語表現としてOK?

そもそも、「そうなんですね」という言葉は敬語として間違っていません。
けれど、遣うシーンを間違えてしまうと相手に不快感や違和感を与えてしまう言葉でもあります。

前述したとおり、「そうなんですか」という相槌の言葉が変化して、「そうなんですね」という言葉はできています。場合によってはその言葉を遣っても問題はありません。

ただ、「そうなんですね」という言葉はニュアンスとして「上から目線」です。
そのため、目上の方の話に「そうなんですね」と返すのは、時には失礼になってしまうため、ビジネスのシーンなどには本来向いていない言葉です。

「そうなんですね」は間違った日本語?

敬語として間違っていないのならば、日本語としても前述したとおり間違いではありません。正しい日本語かという面では、おかしいという意見と問題ないという意見がネット上には転がっています。

普段の日常会話で、あまり面識がない相手の話に「そうなんですか」と返す分には、まったく問題はないです。けれど、場合によっては相手や聞く人に違和感を与える言葉でもあります。

では、遣う人によってどのように変わってくるのかいくつか事例を紹介します。

アナウンサー

言葉のプロであるアナウンサーですが、よくテレビの取材や番組内の会話でも
「そうなんですか」と相槌をする人がいます。

例えば、スポーツで一位をとった人へのインタビューシーンがあったとしましょう。
【例1】
「怪我もあったので、諦めかけましたが頑張って本当に良かった」
「そうなんですか」

【例2】
「怪我もあったので、諦めかけましたが頑張って本当に良かった」
「そうなんですね」

例1のほうは、相手への驚きなどが伝わり、「はい、でも家族が応援ししてくれて」と、会話がつなげやすいでしょう。けれど、例2はそれがわかっていたかのように、感動などがあまり伝わりません。言われた側も「はい、そうなんです」と、会話をあまり続ける気にはなれないでしょう。

このように「そうなんですね」という言葉は、とりあえず相槌を打っておこうとして発された言葉のように思えてしまいます。また、「そうなんですね」という言葉は、そのことを知っていたかのようにも聞こえます。「ああ、やっぱりそうなんですね」というニュアンスを相手に与えてしまいます。

そのため、アナウンサーの人が遣うには少々違和感がある言葉です。

うざい

相槌として「そうなんですね」を乱用されると、相手に「うざい」という印象も与えてしまいます。「うざい」という言葉も若者言葉として知られていますが、ビジネスシーンで上司と部下が以下のようなやり取りをしたとしましょう。

「この前、ようやくアイディアが社長に認められたよ」
「そうなんですね」
「プロジェクトの立ち上げは〇日にしようと考えてるんだ」
「へえ、そうなんですね」
「お前にも参加してもらうからな」
「え、そうなんですね」

例えのため、わざとらしく感じられますが、実際に「そうなんですね」を多用している人は多いです。上司からしてみると、本当に話を聞いているのか心配にもなり、他人事に聞いているようにも感じられるリアクションです。

また、「そうなんですね」が上から目線のように感じられることや、まさに「うざい」相槌に感じられることもわかります。

おかしいなど

紹介をしてきたとおり「そうなんですね」という言葉は社会的に浸透している言葉ですが、違和感を感じる人ももちろんいます。

無感情的に感じられ、話された内容を知っていたかのように思えてしまうため、ビジネスシーンや目上の人と話すときにはあまり使用しないほうがいいでしょう。

けれど、日常的な会話では自然と遣われ、今後も遣う人は増えるでしょう。言葉とはそうやって作られていきます。

「そうなんですね」が口癖の人の心理

「そうなんですね」をよく使ってしまう人は相槌をよくする人ということになります。
相槌の言葉として適切かは、相手によりますが、話をよく聴いている人が必然的によく遣います。

ですが、言葉の印象からは「早く話を終わらせたい」、「とりあえず反応しておこう」という心理から、多用してしまう人もいます。

相手の目を見て、向き合っている状態でそうなんですね、と返す人は、話をしっかり聴こうとする人、している人になります。
逆に何か作業をしながらや、相手と目を合わせない人は話は二の次の人となります。

これは「そうなんですね」に限らず、どの相槌でも当てはまります。
話を聞こうとする心理、逆に適当に終わらせようとしている心理のどちらに相手がいるかは、態度を含めて判断しましょう。

「そうなんですね」と「そうなんですか」の違い

「そうなんですか」と、「そうなんですね」の言葉の大きな違いの一つは、感情がこもるかどうかです。

何かを教えてもらった時や知った時に、これらの言葉は相槌として返します。
「そうなんですか」と返されれば、そのことを初めて知った、学んだという驚きは感心が感じられます。そのため、伝えた側はもっと話そう、聞いてもらおうと話を続けてくれるでしょう。

しかし、「そうなんですね」と返されると、なんだもう知っているのかな、あまり興味がなさそうなので話しても無駄かなと、無関心に感じられます。

末尾が違うだけで、それだけ言葉が与える印象は違い、会話というコミュニケーションが続くかどうかに関わってきます。

いつから「そうなんですね」は使われるようになった?

そうなんですねという言葉が遣われるようになってきたのは、割と最近ではなくコンビニなどが展開し、若い世代の接客が増えたことが一因です。年数的には10年~15年程前から、じわじわと遣われるシーンが増えてきた感じです。

「さようでございます」「そうでしたか」「そうですね」という言葉が「そうなんですね」という言葉に入れ替わってきています。

テレビでアナウンサーや、取材のインタビューなどで遣われると、自然と耳に残り咄嗟に言葉として出てきます。それが繰り返されることで、一般的になりつつある言葉の1つです。

日本語としてどうなのかという意見についても、賛否両論ではありますが死語となるのか、むしろ当たり前になっていくかはこれからです。

正しいのかそうでないのか

そうなんですね、という言葉が日本語として正しいかといわれると、Yes/Noの回答は別れてくるでしょう。けれど、普段何気なく耳にするようになってきている言葉である以上、これからも廃れることなく浸透していく言葉でしょう。

日本語は数ある言語の中でも、特に難しいと言われています。状況や相手によって、語尾の変化や言葉そのものが変化するということは、小学校から学んでいますが大人になってその難しさをより痛感します。

新しい言葉は日々生まれ、それらが社会的に使用されるようになるか、一部のコミュニティ内の用語として終わるかはわかりませんが、インターネットの普及により日本語はさらに拡充したといえます。そんな中で、「そうなんですね」という言葉を、今度どのように使っていくかは各自で考えてみる必要があります。

言葉が正しいかではなく、使う場が適切であるかが重要です。