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卒婚したら恋愛しても良い?卒婚と離婚の違いや別居

カテゴリ: 恋愛

更新日: 2025年03月06日

卒婚に関する書籍をご紹介します。卒婚に興味のある人は1度読んでみてはいかがでしょうか。

卒婚をする前に考えておくべきこと

「卒婚」は「離婚」とは違い戸籍上の婚姻関係が継続しています。そのため法律が関わる問題については「卒婚」と「離婚」では意味がまったく異なるためあらかじめそのことをきちんと把握しておく必要があります。

相手の恋愛はどう考える?

「卒婚」で別居をする場合、相手や自分の恋愛についてはどうしたいのかあらかじめ話し合っておきましょう。「卒婚」という考え方の根本には、子どもたちの独立や旦那さまの定年退職などを機に長年家族のために頑張ってきたご主人や家のことを頑張ってきた奥様に対して家事を卒業してお互いに自由な生活をしましょうという考え方のもと生まれた発想です。

愛情がなくなったわけではないけど、家族や子どもたちのために頑張ってきた時間をお互いのために大切に使いましょうという考えに基づき生まれたのです。

しかし、離れて暮らしていれば別々の暮らしや別々の人との付き合いが生まれ、その流れで誰かを好きになることがあるかもしれません。

そのときは、相手の恋愛も自由だと考えるのか、基盤は夫婦なのだから夫婦という基盤の上での自由な生活という観点で生活するのか、もし別に好きな人ができてその人との結婚を考えたときはどうするのかなど、2人の気持ちや考え方を一致させておく必要があるでしょう。

いつまで続ける?

戸籍上は夫婦なので、死ぬまで別々に暮らすのか期間限定で別居するのかも考えておいたほうが良いでしょう。

戸籍上は夫婦のまま、「夫」または「妻」という関係の生活は一生卒業なのか、数年の間自由に暮らす期間を作るのかお互いの気持ちを確認しておきましょう。当然別々に暮らしているうちに別の考えや気持ちが出てくることがあるかもしれません。そのときはどうするのかなども事前に話し合っておきましょう。

一生別々で暮らすのであれば、最終的には「お墓」をどうするのか、どちらかが動けなくなったときはどうするのかという問題も発生します。配偶者の親が介護が必要になったときでも、お互いに干渉しないかなど、この先いろいろな考えなくてはいけない問題が発生する可能性があります。

「卒婚」は法律で守られている関係でもありますが、法律によって縛られる可能性がある関係であるとも言えるのです。

愛情がなくなったときは?

離れて暮らしているうちに愛情がなくなってしまったときのことも考えておいたほうがいいでしょう。愛情がなくなったとしても相続などの関係で夫婦二人で築いた財産は相手に相続したいと考えているならば、敢えて婚姻関係を継続させておくという考え方もできます。

逆に残りの人生を別の人と生きていきたいと考えたときは、今の状態では婚姻関係を結ぶことはできません。仮に愛情を感じなくなってしまったときに、そのまま「卒婚」を続けるのか「離婚」を選択するのか考える機会を考えておくか、そういう状況になったときにどうするのか決めておくだけでもスムーズに次に進むことができるのではないでしょうか。

「卒婚」でも別居状態が長く続くと夫婦間の破綻になる?

仮にどちらかに結婚したい相手ができて、結婚したいと考えるようになったとします。別居のスタートは「卒婚」ですから、結婚したい相手ができたから離婚してほしいと突然言われたも納得ができないかもしれません。

結局2人の話し合いでは解決に至らないため離婚調停になったときは、長い別居状態にあるということがすでに夫婦生活は破綻していたと見なされる可能性があります。

その場合、配偶者(夫または妻)に慰謝料の請求は難しいものになります。「卒婚」は法律で守られたまま別居ができるというお話を書きましたが、長期の別居はその守られているはずの法律で「夫婦生活の破綻」という判断を下されてしまう可能性もあるのです。

卒婚の生活費はどうするの?

芸能人の卒婚の話などを聞くと法律に守られている状態で、主婦業から解放されるなんていいな~と考える人もいるかもしれません。「卒婚」であっても「離婚」であったとしても別居するのであれば、自分の生活費を確保しなくてはなりません。

今までも仕事をしていて、現在も継続しているのであれば収入は確保できるかもしれません。しかし、夫婦の収入で一緒に生活していたときと、完全に1人で暮らすことは同じではありません。

今までありがとう。お互いに自分の人生を楽しく生きる時間を作ろうということであれば、ご主人が生活費を出してくれることもあるかもしれませんし、全額とはいかなくても援助してもらえることも考えられます。芸能人のように高額な収入がある夫婦と普通のサラリーマンでは生涯獲得の収入が大きく異なりますので、出してあげたくてもできない場合もあるでしょう。

どちらにしても、自分が楽しく人生を生きるためには、収入がなくては生活ができません。生活ができるためのお金の確保の仕方を考えておくことはとても大切です。

卒婚で別居する前に

「離婚」したら相続できるものもできなくなってしまうけど、「籍」を残したままなら遺産相続も出来る上に主婦業が卒業できるなら「卒婚」したいと考える人もいるかもしれません。しかし、上記で記載したとおり、法律上の婚姻関係が継続しているからこそ起きる問題が発生する可能性もたくさんあります。

卒婚には興味があるけれど、いきなり完全別居の「卒婚」はハードルが高いと考える人は、「家庭内卒婚」や「週末卒婚」からスタートしてみてはいかがでしょうか。

家庭内卒婚

家庭内別居ならず家庭内卒婚のです。別居をするということは完全にお互いの生活は独立したものになり、生活費も2倍かかることになります。突然このような状態にしてしまうのは少しハードルが高いと感じる人が多いのではないでしょうか。

卒婚に興味があり、ちょっとやってみたいのであれば「家庭内卒婚」を考えてみませんか。生活費をどのように分担するのかをお互いに相談し、主婦だからすべて家のことは妻任せの状態だけを解消するのです。いきなりすべての家事を卒業するのは難しいかもしれませんが、曜日や時間帯などを限定し、その日やその時間帯はお互いを干渉しないようにするのです。

同棲は結婚生活をシュミレーションすることができますが、卒婚も家庭内でまずはシュミレーションしてみるのです。その方がお互いに楽しくイキイキ生活ができると感じられたら、本格的に「卒婚」を考えてみるのも良いのではないでしょうか。

週末卒婚

もっとお手軽に「卒婚」体験を始めるのであれば、「週末卒婚」をします。週末だけ別のところで暮らす、別のところで泊まるのです。もちろん、その間の家事はやらなくてもOKということにしておきます。

いきなり完全に別居は罪悪感を感じてしまう人もいるかもしれませんし、何より生活に対する不安もあるでしょう。週末だけであれば罪悪感もなく羽を伸ばせるのではないでしょうか。週末卒婚を体験することで、今まで気がつかなかったお互いのよいところに気付くきっかけになるかもしれません。

自分らしく生きるために

初回公開日:2017年10月06日

記載されている内容は2025年03月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。