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【状況別】消費税の小数点は切り捨てか切り上げか・計算式

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雑学 / 2018年05月11日
【状況別】消費税の小数点は切り捨てか切り上げか・計算式

そもそも消費税ってなに?

【状況別】消費税の小数点は切り捨てか切り上げか・計算式

「消費税」とは、全ての商品・サービスに課税される間接税です。特定の品物やサービスに課税されるのではなく、広く公平に負担を求めるものになります。子どもから大人まで一番身近な税金と言えるでしょう。商品やサービスを購入する際に課税され、消費者(購入者)が負担する税金が「消費税」です。

2018年5月現在、消費税率は8%となっており、これは、商品の金額に対して8%分を税金として計上するため、購入する際には8%分を上乗せした金額を支払わなくてはなりません。近い将来、その消費税が10%に引き上げるかどうかの議論がされておりますが、10%に上がると、消費者(購入者)の負担する金額も大きくなるということです。

消費税の計算方法!

店によって商品の金額の表記方法が異なることをご存知でしょうか。「商品価格(税抜き価格)」の表記をしてある店や、「消費税込みの金額」で表記されてるところがあるなど、法律による最低点のルールはありますが、実は店によって金額の表記方法は少し違います。

なので、消費税の計算方法を知っておいたほうが便利なので、覚えられていない方はこれを機にぜひ覚えてください。

では、消費税の計算方法をご説明します。

基本的な消費税の計算式はこれ!

まずは、基本的な消費税の計算式を覚えましょう。消費税率8%で説明すると、税込み価格を求める計算式は「商品の価格×1.08」です。理屈を考えるのが苦手な方は暗記してしまいましょう。

「商品の価格」とは、「税金が含まれてない金額」を指します。なので、消費者が購入する時は、この税抜き価格に8%分を上乗せした金額を支払わなければいけません。

消費税の金額だけを求める場合、その商品の価格の8%分を計算すれば求めることができます。8%を小数点で表すと「0.08」なので、「税抜価格×0.08」をすれば消費税額を求めることが可能です。

例を挙げると、商品の価格が100円だった場合、「100×0.08=8」になるので100円の商品だと消費税は8円だということが分かります。消費者が支払う金額を求めるには、この消費税8円に商品価格100円を足すだけなので、支払い金額は108円です。

消費税が上がったら計算式も変わる?

前述の説明では、「消費税率8%」でご説明しましたので、当然ながら消費税率が変動すると、計算式も変動します。

消費税だけを求める場合は「税抜き価格×○%」で、支払い金額(商品と消費税を合わせた金額)は「税抜き価格×(1+○%)」で求めることが可能です。この「○%」の部分は小数点で計算しましょう。

パーセントを小数点に変換する方法は小学校で習う内容ですが、もし忘れてしまってる方は「(パーセントの数字)÷100」をすれば求められます。たとえば、1%なら「1÷100」をして0.01、10%なら「10÷100」なので0.1になります。

このように、消費税が上がったり下がったり、税率に変動があった場合には計算式も変わります。なので、ぜひとも計算式は覚えておきましょう。

消費税込みの金額から消費税額を計算する場合!

店によっては消費税込みの金額しか表記されてないところもあります。税込みの金額なので、購入する側にとっては支払い金額が明確になるので一見すると分かりやすいのですが、商品価格(税抜き価格)を知りたい方、消費税の金額だけ知りたい方もいらっしゃるでしょう。そんな場合の計算方法をご説明します(消費税率8%で説明します)。

まず計算式としては、「消費税込みの金額÷1.08」をしましょう。これをすると商品価格、つまり税抜きの金額が求められます。商品の価格が分かれば消費税は「税込み価格ー税抜き価格」で求められるので、消費税のみの金額を算出することが可能です。

ですので、商品価格を求める式さえ覚えておけば消費税額を求めることができるので、「税込みの金額÷1.08」はしっかり覚えておきましょう。

消費税は切り捨て・切り上げどっち?

消費税の計算をしていると、小数点が出てきます。たとえば、商品価格が398円の場合消費税込みの金額を計算すると、「398円×1.08=429.84」です。このように、商品価格によっては1円より小さい金額(小数点以下)も出てきます。切りの良い数字ならまだしも、商品の価格が398円のような切りの良くない数字もあるので、小数点以下が出るのは仕方のないことです。

では、小数点以下が出た場合はどのようにすればいいのでしょうか。小数点などの端数はどうするのか、ご説明します。

そもそも「四捨五入」って何?

小学校で習う内容ですが、「四捨五入」とは、数字が「4」までだったら切り捨てる、「5」より大きい数字は切り上げる端数の処理方法です。

たとえば、398円の1の位を四捨五入する場合、「8」は「5」より大きい数字なため切り上げます。10の位が「9」でこれに「1」を足すため、398円を四捨五入したら400円になります。また、224円の1の位を四捨五入してみると、1の位は「4」で、「4」までの数字は切り捨てになるため、224円を四捨五入すると220円になります。

このように「4」までの数字は捨てる、「5」より大きい数字は次の位に入れるということから「四捨五入」という端数処理の名前になっています。

小数点以下の消費税はどうする?

では、本題に入ります。実は、「小数点以下は○○にしなさい」というような明確なルールは定められていません。つまり、事業者ごとに自由に決めることができます。

前述にあった例の「商品価格398円×1.08=429.84」の場合で考えてみます。小数点以下を切り捨てるなら「429円」、切り上げると「430円」、四捨五入すると「430円」になり、切り捨てるか、切り上げるか、四捨五入するかで1円の差ですが、金額が異なることが分かります。

小数点以下の処理の方法は、事業者が自由に設定していいことになっているため、店によって若干の違いがでてきますが、多くは「切り捨て」を採用しています。これは、直感的に「損している」ということを相手に感じさせないため、多くの企業が取っている端数処理になります。

【確定申告】消費税の切り捨ての計算式は?

上述してきたのは「消費者(購入者)目線」でのお話でしたが、お店側(仕入れ側)目線で考えてみます。

お店は、商品を販売するために商品を仕入れ、その仕入れた商品を販売します。販売する際に消費税を消費者(購入者)から一時的に預かった形をとって、事業所はその消費者から預かった消費税を納めなくてはなりません。

その収めるべき消費税額を算出するには「売上価格(税込)×100/108」で計算します。この計算式で確定申告の際に収めるべき消費税の金額を出すことができます。

端数は切り捨てる?

前述で説明した「価格×100/108」で算出した消費税の金額のことを「課税標準額」と言います。そしてこの課税標準額は、1000円未満の端数は切り捨てると国税庁が定めています。

ですので、事業所が仕入れなどを行った際、「売上価格(税込)×100/108」をした後、1000円未満の端数は切り捨てることになっていて、その1000円未満を切り捨てた金額が確定申告の際に収める税金の額になります。

【状況別】消費税は切り捨てか切り上げか?

消費者が購入する際の消費税の小数点以下は、切り捨てでも切り上げでも四捨五入でも、事業所が自由に設定できると説明しました。

では次に、状況別に分けて消費税を切り捨てるのか、切り上げるのか、詳しくご説明いたします。

請求書はどうなってる?

原則として、請求書では端数のない数字を請求書に記載するのがルールです。ですが、場合によっては端数が出てしまうため、端数の処理を正しく行わなくてはなりません。でないと、請求書と消費税の額が合わなくなってしまうため、正しい処理を行いましょう。

仕入れなどは、多くは後からお金を請求する「掛売り」が一般的ですが、この時の端数の処理は企業間で取り決めを行います。実は「切り捨てなさい」「切り上げなさい」「四捨五入しなさい」という明確なルールがなく、取引先の会社とそれぞれでルールを決めることができます。

ですので、A社では四捨五入だけど、B社では端数は切り捨て、C社は切り上げなど、取引企業によって端数処理の方法が異なります。請求書に「端数は切り捨て」などと明記していた方が分かりやすくて良いでしょう。

財務省は?

財務省の方でも、端数の処理については明確なルールは定めていません。端数の処理を切り捨てにするのか、切り上げ、四捨五入かは、各事業所に判断を任せています。なので前述してきたように、事業所によって、また取引している企業間で取り決めを行いますので、会社よって採用している端数処理の方法が違います。

前述しましたが、多くの会社は「切り捨て」を採用しています。なぜなら、相手に「損した」と思わせないようにする配慮から、端数は切り捨てるようにしているからです。

なぜ損した気分になるのか?

中には税込価格の金額から消費税額を計算する方もいるでしょう。そんな方にとっては、端数の処理を切り捨てにするか切り上げるか、または四捨五入するかで「損した」という気分になるかも知れません。

たとえば、税込価格98円の商品があったとします。税込価格98円の消費税額は98円×0.08=7.84円で、これを切り上げや四捨五入をすると消費税額は8円、切り捨てだと7円になります。店に支払う金額は同じ98円ですが、消費者側からすると、税金が1円増えてなんだか損した気分になってしまいます。

消費者側が店に支払う金額は98円で同じなのですが、前述の例のように、1円の差ではありますが、税金が増えた感じを受けて損した気分になってしまうので、このような損した気分をさせないために、多くの会社が「端数は切り捨て」を採用しています。

国税庁は?

「端数は1000円未満は切り捨てる」と決められてると、「【確定申告】消費税の切り捨ての計算式」で説明しました。これは消費者側ではなく、お店などが確定申告の際に納税する額を算出する際の計算式であり、お店やスーパーで買う消費者側の問題ではありません。

ですので、お店を経営する側、つまりお客さまから預かった消費税を納税する際の税金の額を算出する式が「税込価格×100/108」で、それの1000円未満を切り捨てた額を店側が納税する決まりになっています。

小数点以下の端数処理は事業所ごとに設定!

【状況別】消費税の小数点は切り捨てか切り上げか・計算式

消費税の小数点以下の処理方法についてご説明してきました。

法律上のルールとしては、小数点以下の端数は、切り捨てでも切り上げでも四捨五入でも、どれを採用しても良いことになっています。これは事業所ごとに好きに設定して良いことになっていますが、多くは「切り捨て」を採用しています。それは相手に「損」を感じさせないということが採用の理由です。

また、事業者側が納税する際には、「税込価格×100/108」をして1000円未満を切り捨てた額を納税する決まりがあります。

このように、取引の段階と納税する際では、端数の切り捨てに関してのルールが異なります。取引の段階の端数処理については、余計なトラブルを防止するためにも、事業所ごとに、また取引企業と相談して、明確なルールを設けておきましょう。

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