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文庫本・単行本・新書の違いと買うならとどちらか|サイズ/内容

Author nopic icon山田貴史
雑学 / 2018年01月30日
文庫本・単行本・新書の違いと買うならとどちらか|サイズ/内容

単行本と文庫本の違いとは?

書店では、単行本と文庫本が分かれて売られています。単行本と文庫本には大きな違いがあり、出版業界の販売戦略を見て取ることもできます。

ここでは、単行本と文庫本の違いについて、詳しく紹介します。

販売期間

単行本と文庫本では、単行本の方が販売期間が長いです。出版社で本の発売が決定すると、まずは単行本として販売されます。そして、人気があった単行本だけが、後日文庫本として販売されます。人気がなかった単行本は文庫化されず、出版社に返品されてしまいます。

人気がある単行本が文庫本になるまでは、およそ3年間かかっていました。しかし、今では単行本が文庫化される期間は短くなり、1年もしないうちに文庫本になることもあります。しかし、人気が高い単行本が文庫化される流れは変わっていないため、文庫本より単行本の方が、販売期間は長いです。

サイズ

単行本と文庫本では、サイズも大きく異なります。主な単行本のサイズがB6サイズなのに対し、文庫本のサイズはA6サイズです。B6サイズは、横が128ミリメートルで、縦が182ミリメートルです。また、A6サイズでは横が105ミリメートルで、縦が182ミリメートルです。

本のサイズに関しては、単行本や文庫本と、他の種類の書籍でも大きく異なります。学術書では横が148ミリメートル、縦が210ミリメートルのA5サイズが中心です。また、単行本の中には「菊版」と呼ばれるサイズがあり、横が150ミリメートル、縦が220ミリメートルです。

本の種類の中では文庫本のサイズはかなり小さく、本棚に多く入りやすいです。

内容

文庫本は単行本の後に出版されるため、本の内容に大きな改良が加えられていることがあります。特に、単行本が文庫化する際には、誤字脱字は入念にチェックされ、ミスが修正されています。

文庫本には、作者の前書きや後書きが加えられていることもあり、読者に読んだ後の余韻を残します。また、単行本で人気があった小説が文庫化する場合、著者が新たなストーリーを書き加えることがあります。

文庫本は単行本の後に出るため、読者の反応を確認しながら、内容を改良することができます。また、誤字脱字に関しては、単行本を出版したのちに、読者の指摘で初めて著者や出版社が気づくこともあります。文庫本の内容は、単行本から改良されている場合がほとんどです。

値段

単行本と文庫本の価格を比較すると、同じ内容であっても、文庫本の方が安く売られています。出版事業では、単行本の価格は高めに設定してあり、利益を出しやすくしています。逆に文庫本の価格は低めに設定してあり、薄利多売を可能にしています。

本の出版が決定すると、出版社は利益率が高い単行本で販売し、売れ行きを観察します。単行本の価格は高めに設定してあるので、あまり売れなくても最低限の売上は回収できます。

そして、文庫化しても十分な利益を見込める本だけが、文庫本として販売されます。単行本の段階で基本的な原稿の作成や編集は終わっているので、安い価格でも文庫本は販売できます。

重さ

単行本と文庫本では、重さも大きく異なります。サイズが大きい単行本の方が重いですが、文庫本でもページ数が多いものはかなりの重量になります。一般的に、単行本の重さは300グラム程度で、文庫本の重さは110グラム程度です。ただ、ページ数が多い文庫本だと、重さが150グラムを超えることもあります。

単行本では、ハードカバーがついているものがあり、ハードカバーの重量は重く、単行本の重量を増加させます。ハードカバーがついている単行本の重さは、約500グラムになることもあり重いので、カバンの中に入れておくと、肩こりの原因になることがあります。

なぜ単行本と文庫本があるのか?

単行本と文庫本が分けられている理由は、出版社のビジネス戦略にあります。単行本の方が文庫本より利益率が大きいですが、価格が高いため、書籍に興味を持ってない方には人気がありません。

しかし売れている本を文庫化することで、価格を下げることができます。価格を下げることで、書籍にあまり興味がない方にも買ってもらいやすくなります。

また、文庫本は既存の本の内容をもとにするので、少ない手間と予算で出版することができます。そのため文庫本は、出版社では本を多くの人に売る商品として扱われています。

新書と単行本・文庫本の違いって?

新書は文庫本とは違い、単行本を改良したものではありません。新書の内容は、単行本と同じくまったく新しいです。

新書は、専門的な分野の入門書などといった、ノンフィクションを出版するときに使われます。新書のサイズとしては、横が103ミリメートル、縦が182ミリメートルがよく選ばれています。

新書は持ち運びしやすいので、電車やバスの中でも読みやすいです。また、重量も重くないので、荷物としてカバンの中にも入れておけます。

単行本から文庫本になる本の条件は?

文庫化される単行本は、多くの方から人気のある本として売れ行きが良い必要があります。文庫本は1冊あたりの利益率が低いので、十分な販売量を獲得できないと、出版社は赤字になってしまいます。

単行本を文庫化するためには、文庫本として販売しても、出版社に十分な利益をもたらせてくれることが条件となります。

単行本と文庫本の大きさが違う理由とは?

単行本と文庫本では、大きさが異なります。単行本は書店で売るのに合わせているのに対し、文庫本は、駅の売店やコンビニの本棚でも売りやすいサイズになっています。

現代では、多くの駅で売店はなくなってしまい、自動販売機やセブンイレブンになっています。しかし、かつては電車を使った移動は日本人の娯楽であり、車内で読むために多くの本が売れていました。本屋以外でも売りやすく、小さいスペースでも並べられるように、文庫本は単行本より小さくされています。

しかし最近は、電子書籍の普及や駅の売店の撤去などにより、文庫本の利点は失われつつあります。

単行本と文庫本買うならどちらが良いの?

人気がある単行本なら、高い確率で文庫化されます。そのため、人気は高くてもすぐに読みたい本ではない場合、単行本が文庫化されるのを待つことができます。しかし、単行本として販売されている本が、すべて文庫本になるわけではありません。人気が高い単行本でも、出版社が文庫化しなければ、文庫本にはなりません。

また、単行本が文庫化される間に、本に載っている理論や状況が陳腐化することもあります。気になる内容の本があれば、単行本を購入する方が確実に最新の情報に触れることができます。

しかし、すでに文庫化されている本なら、単行本にこだわる必要はありません。文庫本の方が内容が改良されていることが多く、著者の前書きや後書きも読むことができます。

紙の書籍と電子書籍の違いって?

電子書籍が登場したことで、出版の概念は大きく変化しました。電子書籍が普及する前は、紙の書籍を出版できる人間は、出版社に見出されたごく一部だけでした。しかし、電子書籍が普及したことで、個人でも出版できるようになりました。

アマゾンや楽天では、ワードで書いた文章でも、電子書籍として販売することができます。電子書籍の普及によって、出版の個人化が始まっています。また、電子書籍を販売して人気があれば、紙の書籍を出版するオファーがくることもあります。

本をたくさん読もう!

本を読むことは、知識をインプットするだけではありません。本を読むだけで、今まで知らなかった情報を入手することができます。また、本をたくさん読めば、そこから得た情報をブログなどに書けば、それを読んだ人に情報をつなげることができます。

これからさまざまなジャンルの本に出会い、知識を深め、この先の人生をより豊かなものにしていってください。世界は、あなたがおもっているほど狭くはないことに気づかされるでしょう。

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