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香典返しのお礼とお礼状・メールの書き方と文例・電話仕方

Author nopic iconcachi
カテゴリ:冠婚葬祭

初回公開日:2018年01月31日

更新日:2020年02月28日

記載されている内容は2018年01月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

香典返しのお礼とお礼状・メールの書き方と文例・電話仕方

香典返しのお礼は必要?

香典返しとは

香典返しとは、葬儀の参列者からいただいた香典に対するお礼のことです。関西では「満中陰志」とも呼びます。

仏教では死後四十九日が過ぎると仏様になると考えられていて、法要を終えた後、香典を頂いた方へ「いただいたお香典により、無事法要を済ませることができました」とご報告する意味があります。

近年では葬儀の当日に香典返しを行うケースが増えており、このような場合はいただいた香典の半返しを目安として、当日返しをした残りの額に相当する品物を、四十九日より後に香典返しとしてお渡しします。

香典返しのお礼は必要か

香典返しを郵送などでいただいた際、相手へのお礼は、基本的に不要です。一般的に香典返しに対するお礼は「不祝儀が繰り返される、後をひく」という意味で昔から忌み嫌われてきました。遺族からすると、忌明けを迎えて香典返しを送ることは、区切りをつけて不幸を洗い流すという意味がありますので、蒸し返すことになり失礼にあたります。

一方で、香典返しを辞退したのに香典返しをいただいたケースや、お包みした香典以上の額面の品物が香典返しとして届いたケースなど、そのまま受け取るのは心苦しく、お礼がしたいということもあります。受け取った物を送り返すのは失礼ですので、遠慮なくいただいて、香典返しが届いたことの連絡とお見舞いの言葉でお礼の気持ちを伝えます。

香典返しのお礼の言葉

適切なお礼の言い方

香典返しをいただいた相手にお礼の気持ちを伝えたい場合は、お礼そのものではなく、到着のお知らせを兼ねて、ご遺族を気遣うお見舞いの言葉をおかけします。

重要なのは、喜びを表現する「ありがとうございます」などのお礼の言葉は使わないことです。「お心遣い頂戴いたしました」や「お気遣い恐れ入ります」「ご丁寧に〜」「〜恐縮です」などの表現を使います。

同様に、「香典返し」という直接的な言葉は避け、「ご供養のおしるし」「ご挨拶の品」「お心遣い」など婉曲表現をするのがしきたりです。

お礼をする際の注意点

お礼をする場合、まず、ご遺族の負荷にならないこと、相手が何を望んでいるのかを考えます。ご遺族は通常100件以上の香典返しをお送りになります。大抵はギフトセンターや百貨店などから一度に発送手配をするため、一斉に着荷となり、数日間は香典返しが届いた旨の連絡が集中します。

宅急便の配達番号はご遺族も把握できますので、比較的お若い方や合理的な方であれば、香典返し着荷の連絡は不要で、そっとしておいて欲しい、という場合が多いです。

しかしご年配の方ほど、連絡がないと届いたのかどうか不安になる傾向があります。また香典返しを送ったのに返事がないと失礼ではないか、と感じる方も多いものです。早めにお礼のご連絡をしましょう。

ただし電話の場合は、長電話にしない、夜8時以降の時間を避ける、食事時を外すなどの配慮が必要です。慎重に言葉を選べることからも、お礼の気持ちをこめてお見舞い状を書くのがおすすめです。

香典返しのお礼状・手紙の書き方

はがきがおすすめ

香典返しのお礼の気持ちを伝える方法には郵便、電話、メールがありますが、丁寧とされているのは郵便です。通常のお礼状は封書が丁寧とされますが、香典返しのお礼の場合は相手への負担を考慮し、目上の方であってもはがきをお勧めします。

はがきですので、時候の挨拶などは省きます。直接的なお礼の言葉は避け「ご供養のおしるしをいただきました」「お心遣いいただき恐縮です」「ご挨拶の品物をいただき誠に恐れ入ります」などの婉曲表現での報告にとどめます。続いて遺族を気遣う言葉、故人の冥福を祈る言葉などで簡潔にまとめます。

はがきに絵柄は入っていても構いませんが、季節であっても桜・梅・松などおめでたいイメージのものは避けます。控え目なワンポイントや、色無地、白無地が安心です。

また、封書の場合は「不幸が重なる」の意味とならないように便箋は1枚にとどめ、一重の封筒を使います。

おすすめのはがき例

表現社 ポストカード 折々の花たちはがき雪割草 8柄入

控え目なイラスト入りのはがきは、遺族の気持ちを慰めるのに一役かってくれます。シンプルな着荷報告の文章でも丁寧な印象を与え、お礼の気持ちを伝えることができます。

Blockquote firstBlockquote second

紙質もペン書きするのに、とても書きやすかったです。
絵柄も強い印象のものでなく控えめで品のあるものでした。また、購入したいです。

故人の呼び方

お礼状の中で故人のことに触れる場合、亡くなった方をどのように表現するか迷うことがあります。故人のことも知り合いであれば「〇〇さん」とお名前で構いません。

故人と面識がない・ほとんどない場合は、次の敬称を使います。複数列記の場合は改まった表現の順に並べて記載していますので、宛先との関係の近さから選択します。(ビジネス用途の場合は先頭の表現を用います。)

祖父:御祖父様
祖母:御祖母様
父:御尊父様、お父上、お父様
母:御母堂様、お母上、お母様
夫:御夫君様、御主人様
妻:御令室、御令閨様、奥方様、奥様
息子:御子息様、御令息様
娘:御息女様、御令嬢様

香典返しのお礼のはがき文例

文例1

拝啓
本日、ご芳志の品、拝受いたしました。ご丁寧なお心遣いをいただきまして恐縮しております。
ご遺族の皆様のお淋しさはいかばかりかと、御心中お察し申し上げます。
皆様におかれましては、どうかくれぐれもご自愛くださいませ。
○○様のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。                敬具

文例2

拝啓
本日、ご供養のおしるしを頂戴いたしました。ご丁重なお心遣いいただき恐縮しております。
深いお悲しみが瘉えるまでには時間がかかるかと存じますが、どうぞお心を強くもたれ、一日でも早く明るい笑顔を取り戻されることをお祈り申し上げます。
季節の変わり目ですがどうぞご自愛下さい。            敬具

文例3


拝啓
〇〇様の四十九日が無事に過ぎたとのこと、大変丁寧なお気遣いをいただき恐縮です。
ご家族様のご胸中いかばかりかとお察し申し上げます。
私で何かお役に立てることがございましたら、ご遠慮なくお申し付けください。
寒さ厳しき折、皆様におかれましてはくれぐれもご自愛くださいませ。  敬具

香典返しのお礼状の印刷方法

香典返しをいただいたことをお知らせする方法は、封書よりも簡潔なはがきが適しています。時候の挨拶などを省いた短い文章ですので、できれば手書きにしましょう。上手でなくても丁寧に書くことで、お礼の気持ちは伝わります。

それでも字に不安がある、イラストを入れたい、などの場合は印刷としてもよいでしょう。相手に不幸があったわけではないので、文字は通常の黒色(薄墨としない)で印刷します。宛名書きも同様に黒色を使います。

香典返しのお礼メールの書き方

メールでお礼をする際の注意点

親しい友人や上下関係のない職場の同僚から香典返しをもらった場合は、香典返し到着のお知らせを兼ねたご遺族を気遣うお見舞いの言葉を、メールでお伝えしても構いません。メールは電話よりも相手の都合に配慮した形ですが、マナー面では一段下がった簡略的な方法ですので、親戚や目上の方には適していません。

ここでも「ありがとう」などのお礼の言葉を避けることが重要です。「疲れが出ていませんか?」「少しは落ち着いたころでしょうか」などといった労りの言葉と共に、「お返しの品、受け取りました」「お気遣いの品をいただきました」と香典返しを受け取ったことを伝えることで、お礼の気持ちを表現します。

香典返しのお礼のメール文例

文例1

お疲れ様です。
先ほどお返しの品をいただきました。
大変な時期の中、部署のメンバーにまでお気遣いいただき恐縮です。

悲しみが癒えるまではまだお時間がかかるかと思いますが、一日も早くご家族みなさまに笑顔が戻りますよう、お祈りしています。

簡単ですが、ご報告まで。

文例2

お疲れ様です。
昨日、お返しの品を受け取りました。お心遣い、恐れ入ります。

お淋しさお察ししますが、一日も早く〇〇さんに心からの笑顔が戻りますように。
季節の変わり目、どうぞご自愛ください。

文例3

毎日寒いけれど風邪をひいたりしていない?

昨日、ご供養のおしるしが届きました。もう四十九日が過ぎたんだね。
まだ〇〇さん(メールの相手にとっての故人。お母様など)のことを思い出すとお辛いだろうと思うけれど、そんなときはいつでも声をかけてね。気分転換にお茶しに行きましょう。

香典返しのお礼の電話の仕方

電話でお礼をする際の注意点

ご親戚などある程度親しい間柄であれば、香典返しを受け取ったことを電話でお知らせしても構いません。けれども、ご遺族は一斉に香典返しの発送作業を行うため着荷も一斉となり、ご遺族には同じ要件の電話が集中します。100件を超す電話が1~2日に集中することになりますので、長電話やタイミングの悪い電話にならないよう注意します。

また、つい口を出てしまいがちな「ありがとうございます」といったお礼の言葉を避ける必要があります。お礼は気持ちだけにとどめて、「お心遣い頂戴いたしました」や「お気遣い恐れ入ります」「〜恐縮です」などの表現にします。

香典返しのお礼の電話会話例

会話例1

今日、ご供養のおしるしが届きました。お気遣いいただき、恐れいります。
お淋しくなりましたが、その後お変わりありませんか?
どうぞご無理なさらないでくださいね。また改めて連絡いたします。失礼いたします。

会話例2

昨日、忌明けのご挨拶の品が届きました。ご丁寧な品を、恐れ入ります。
〇〇さん(故人)のことを思い出しながら大切に使わせていただきますね。
お忙しいかと存じますので、ご連絡まで。また改めてお電話させてください。失礼いたします。

会話例3

一昨日、お心のこもったお品を頂戴いたしました。留守をしていまして、お知らせが遅くなり、申し訳ありません。
いろいろと、お大変だったことと思いますが、みなさま少しはお元気を取り戻されていらっしゃいますか?
何かお手伝いできることがありましたら、いつでもご連絡ください。
寒くなって参りますが、どうぞご自愛くださいませ。失礼いたします。

香典返しのお礼は「はがきでお見舞」がおすすめ

香典返しをいただいた場合、基本的にはお礼は不要です。従来は不幸が重なるとしてお礼をすることは忌み嫌われていましたが、香典返しの受け取りを報告し、遺族をお見舞いする形でお礼の気持ちを表すことはできます。特にご年配の相手には、一報を入れたほうが安心していただけます。

方法は、郵便・電話・メールの順に簡略化されますが、郵便の場合も相手を煩わせないはがきがおすすめです。電話は同じ要件の電話が集中することから、長電話にならないように気を付けます。

どのような方法でも「ありがとう」というお礼の言葉は避けます。「ご供養のおしるしをいただきました」「ご丁寧に恐縮です」「お返しの品物をいただき恐れ入ります」など、香典返しを受け取ったことの報告にとどめ、遺族を気遣う言葉、故人の冥福を祈る言葉などをおかけします。

ご遺族を労る気持ちでお見舞いし、お礼の心を表しましょう。