Search

検索したいワードを入力してください

食べるの謙譲語の使い方と例文・尊敬語や丁寧語との使い分け

Author nopic iconきえちん
ビジネス用語 / 2018年02月08日
食べるの謙譲語の使い方と例文・尊敬語や丁寧語との使い分け

食べるの丁寧語・尊敬語・謙譲語の使い分けはどうなるの?

「食べる」という動作は、誰もが日常的に行う動作です。また、社会的な人間関係を形成する上で、例えば目上の人と食事に行ったり、目上の方に食べ物や飲み物をご馳走されたりすることは多々あるでしょう。

そんなときに、「食べる」という言葉に対して、丁寧な言葉遣いが求められる場面、相手に対して「食べる」をつかう場面、または自分に対して「食べる」を使う場面が出てきます。この使い分けをマスターしておくことは、非常に重要なことです。なぜなら、自分に使うべき謙譲語を相手に対して使ってしまうと、非常に失礼に当たるからです。

それでは、「食べる」の丁寧語、尊敬語、謙譲語についてみていきましょう。

「食べる」の丁寧語

丁寧語とは、話している人に対して丁寧に述べる場合に使う敬語の種類です。基本的には 「です」「ます」「ございます」を付けて使います。相手や内容を問いません。また、言葉によっては、「お」や「ご」をつけます。漢字にすると「御」です。

「食べる」の丁寧語は「食べます」です。丁寧語ですので、「私は朝ごはんを食べます」などと自分に使うこともできますし、「あなたは朝ごはんを食べますか」などと相手に使うこともできます。

「食べる」の尊敬語

尊敬語とは相手を立てるときに使う敬語の種類です。そのため、お客様や目上の人に使います。そして、動作をする人は、「相手」になります。自分自身には使いません。つまり、「食べる」の尊敬語を使用するときは、必ず、食べるのは目上の「相手」です。

「食べる」の尊敬語は「召し上がる」です。「社長はお昼を召し上がりましたか」、「温かいうちに召し上がってください」などと使います。

「召し上がる」を使うときに、「召し上がってください」と言うこともあれば、「お召し上がりください」と言うこともあります。「お召し上がりください」は二重敬語になります。一般的には二重敬語は不適切とされていますが、この「お召し上がりください」は、習慣化されている言葉として、間違った表現ではないとされています。つまり、使用しても問題はありません。

「食べる」の謙譲語

謙譲語とは、自分がへりくだることで、相手を立てるときに使う敬語の種類です。そのため、動作をする人は「自分」になります。相手には使いません。

「食べる」の謙譲語は「いただく」です。つまり、「食べる」の謙譲語である「いただく」を使用するときは、必ず、食べるのは「自分自身」です。

「食べる」の謙譲語「いただく」「よばれる」

それでは「食べる」の謙譲語について、もう少し詳しく確認していきましょう。まず、「食べる」の謙譲語にはどのような言葉があるでしょうか。

いただく

「食べる」という動詞の最も一般的な謙譲語は「いただく」です。食事を始める前の挨拶である「いただきます」もここに由来しています。「いただく」は、「食べる」以外にも、「もらう」や「受け取る」の謙譲語でもあります。

よばれる

「食べる」の謙譲語として「呼ばれる」を使っている地域もあります。主に中部地方や、関西、中国地方などで使われています。もともとは「食事に招待されてご馳走になる」という意味が、「食べる」の謙譲語として使われています。ただし、地域によって、若干、意味合いが変わってきます。

新潟県田上町方言などでは、「よばれる」は「招待される」「食事に招かれる」「ごちそうをいただく」という意味です。主にもてなしの食事に誘われるときに使います。名古屋弁や京ことばでは「よばれる」は「ご馳走になる」という意味です。つまり、もらって食べる、という意味です。

大阪弁では、「よばれる」は「ご馳走になる」「いただく」という意味です。「いただく」は食べるの謙譲語です。食べることだけでなく、物をもらう時やお風呂に入らせてもらう時などにも使います。

「食べる」の謙譲語は漢字でどう書くの?

「食べる」の謙譲語である「いただく」と「よばれる」の漢字表記について見ていきましょう。

いただく

「食べる」の謙譲語である「いただく」は、平仮名で表現することもありますが、漢字で表現することもあります。漢字の場合は、「頂く」と書きます。「戴く」と書く場合もあります。食べ物に限らず、「もらう」の謙譲表現で「頂戴する」という言葉がありますが、「頂」も「戴」もどちらも、「いただく」という意味の漢字を重ねた言葉です。

「頂」には大切にする、敬い扱うと言う意味と、「食べる」「飲む」の謙譲語としての意味があります。「戴」には、ありがたくもらい受けるの意味で、もらうの謙譲語です。つまり、「戴く」は食べ物、飲み物に限りませんが、もちろん食べ物、飲み物の場合にも使用できます。

「戴く」は常用漢字ではないので、見慣れない人もいるでしょう。「食べる」の謙譲語である「いただく」は、漢字で書く場合は「頂く」とするのが自然です。

よばれる

「食べる」の謙譲語である「呼ばれる」は、平仮名で表現することが多いでしょう。ただし、漢字で表記する場合は、「呼ばれる」と書きます。平仮名で書くことが多い理由はふたつあります。まず、「よばれる」は方言という認識が強いので、書き言葉というよりは、話し言葉であると認識していたほうがいいでしょう。そのため、わざわざ文章に書く時は、「呼ばれる」を使う地方の人でも「いただく」を使用するでしょう。

もう一つは、「あだ名で呼ばれる」「職員室に呼ばれる」といった意味と区別するためです。この場合の「呼ばれる」は、動詞「呼ぶ」の受身になります。呼ぶの意味は、称する、来てもらう、集める、招くなどですから、受身の場合、反対側、その対象者ということです。

「食事会に呼ばれる」などは、呼ぶの受身の意味合いが強く、「食事によばれる」は食べるの謙譲語であるとも取れるでしょう。

「食べる」の謙譲語を使った例文は?

それでは、食べるの謙譲語「いただく」や「よばれる」を使った例文を見ていきましょう。

例文①私は、お昼ご飯を12時頃にいただきました

「食べる」の謙譲語は、食べるのが自分の場合に使います。この場合も、主語が「私」となっていますので、正しい用法です。

ちなみに、主語が自分の上司である部長の場合は、謙譲語を使うことは失礼になります。ですから、「部長はお昼ご飯を12時頃に召し上がりました」と、尊敬語に換える必要が出てきます。

例文②ご飯までよばれてまってありがとう

名古屋弁です。ご飯をご馳走してもらってありがとう、というニュアンスです。

他の例文を紹介しますと、大阪弁で、コーヒーをご馳走してよ、は「コーヒーよんでえな」という言い方をします。

「よばれる」は「食べる」の謙譲語ですが、実体は方言であり話し言葉ですので、フランクな例文をご紹介しました。

食べると飲むの謙譲語の使い方はちがうのか?

「食べる」謙譲語は「いただく」であることを確認してきましたが、では「飲む」の謙譲語はどうなるでしょうか。実は、「飲む」の場合も、謙譲語は「いただく」です。

ビジネスシーンなどでは、「飲む」という言葉は飲み物を飲むこと以上の意味がある場合があります。「飲む」と言う言葉が、対話や相談の意味が含まれていることがあります。話したいことや相談したいことがある時に、コーヒーを飲みに誘ったり、お酒を飲みに誘ったりします。その場合、「飲みに行きませんか?」とだけ言うことが多いです。

上司や先輩とのそういった飲みの席では、それ相応の振る舞いやお礼も必要であり、正しい敬語表現も求められるでしょう。

よりよい人間関係のために必要な敬語スキルを身に付けよう

敬語の中でも尊敬語や謙譲語を使う場面は、目上の相手と話をする時がほとんどです。私生活ももちろんですが、特にビジネスシーンでは、得意先の方や、上司や先輩と話す時に敬語の種類をきちんと使い分けることが求められます。こと「食べる」においても、同様です。

目上の人に、食事に連れていってもらうことはよくあるでしょうし、食べ物や飲み物を「いただく」ことも出てくるでしょう。反対に、お礼やお土産などで、お菓子などをお渡しすることも出てきます。そんな時に、さらっと「いただきます」や「召し上がって下さい」と言えるようになると、より、人間関係が円滑になります。

関連記事

Related