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企業戦士をテーマにした作品・企業戦士なサラリーマンの特徴

Author nopic iconTAZU
ビジネススキル / 2018年03月22日
企業戦士をテーマにした作品・企業戦士なサラリーマンの特徴

企業戦士なサラリーマンってどんな人?

企業戦士をテーマにした作品・企業戦士なサラリーマンの特徴

「企業戦士」という言葉は、自身の身や家庭を顧みず会社や上司の指示・命令のままに働く彼らの姿を「お国ために」と戦場で戦う兵士に例えられた言葉です。彼らが会社からもてはやされる一方で、まるで奴隷のように働き続ける彼らを半分からかうようような意味合いが込められた言葉でもあります。

最近では「社畜」と言われてしまう企業戦士たちですが、特に団塊世代のサラリーマンに非常に多いと言われています。一概に「団塊の世代のおじさん」と言っても実際には色んな人がいますから、その世代の人全員がそうだとは限りません。では「企業戦士」とは一体どんな人達なのでしょうか。

企業戦士の特徴

「企業戦士」と呼ばれる人の特徴は主に3つあります。

1.家族より遊びより仕事が第一!

人はお金がなければ生活できませんから、働くということはとても大切なことです。働いているから、おいしい物を食べることができたり、趣味や好きなことができます。家族が安心して暮らせるのも仕事のお陰です。

もちろん仕事を通じて社会に貢献したり自己成長できるという喜びもありますが、会社務めの多くの人は、自分や家族のために稼ぐことを目的の一つとしているでしょう。

一方で企業戦士は、家庭よりも友人や恋人との時間よりもとにかく仕事が第一優先です。まさしく「仕事が趣味」というタイプで、もし奥さんや彼女だったら「仕事と私どっちが大事なの」と聞きたくなるでしょう。

2.残業・休日出勤は当たり前

会社に勤めていると、仕方なく残業をすることもあります。会社は組織ですから、誰かのミスや穴を補い合うこともありますし、大きなプロジェクトなど責任のある仕事を任されている時は、ひと踏ん張りしなければならないこともあるでしょう。

企業戦士は、どんな時でも惜しみなく会社のために身を削ります。頭の中は仕事のことでいっぱいですから、彼らからすれば当然の行いです。「会社のためなら親の死に目にも会えなくても仕方ない」という精神で彼らは日々働いています。

3.仕事は辛くて当たり前

企業戦士は、会社を守るため、会社の成長のために働くので、彼らにとって仕事をやる上で常に目的を達成させるために働きます。そしてそれを果たすことで利益としてしっかり会社に貢献させます。

どんな業界であってもライバルというのは存在するものですが、一般企業でもそれは同じです。「ライバルに勝ってこそ利益に繋がる」。彼らはそのプレッシャーと責任を果たすことに命を懸けるかのような精神で仕事と向き合っています。

以前、某女性政治家が発した有名な言葉「1位じゃなきゃダメですか。2位じゃダメなんですか」という質問を彼らに投げかけたとしたら「1位じゃなきゃダメに決まってるだろう」と即答するでしょう。

そのくらいの精神で働き続ける企業戦士ですから、当然仕事をするということは決して楽なことではないんだと思い込んでいます。

いつから「企業戦士」と言われるようになったの?

企業戦士をテーマにした作品・企業戦士なサラリーマンの特徴

「企業戦士」という言葉が使われるようになったのは、日本の高度経済成長期、特に1968年(昭和43年)頃から昭和50年代にかけて「猛烈社員」「モーレツ社員」などという言葉でも表現されていました。

この頃、終戦時に20代だった人が40代半ばに、戦後まもなくして生まれた団塊の世代たちが20代へと成長しますが、「男はお国のために働くんだ」という従来の精神がその頃かつて男性の根底に残っていたという背景も「企業戦士」を生む要因でもありました。

そして日本はバブル期へと入り、「企業戦士」として働いた彼らも40代~50代になり、まさに「働き盛り」として日本の経済を支える大きな存在でもありました。経済の昇りあがりと共にこの頃の日本の物の生産・発達はすさまじいものでした。

近年で団塊の世代のサラリーマンが「企業戦士」のイメージを持たれるのには、こういった戦争が生み出した精神から続く時代背景があります。

企業戦士とモーレツ社員って違うの?

企業戦士をテーマにした作品・企業戦士なサラリーマンの特徴

「企業戦士」という言葉が使われるようになった頃の1969年、丸善石油の『スピードで走る自動車による風で美女のミニスカートがまくりあがり、「Oh,モーレツ」と叫ぶ』という内容のCMが大流行し、「モーレツ」という言葉が流行語となりました。

その当時「仕事が第一」として残業や会社に連泊することもありながらまさに猛烈に働くサラリーマンのことを「モーレツ社員」と呼ばれるようになりました。つまり、企業戦士のことを当時の流行語を用いて表現されたのが「モーレツ社員」ということです。

企業戦士は社畜なの?

企業戦士をテーマにした作品・企業戦士なサラリーマンの特徴

「社畜」とは、社員として勤める会社に飼い慣らされて自分の意思と良心を放棄しまるで家畜のようになってしまった労働者のことを言います。「企業戦士」や「モーレツ社員」よりも彼らをからかい馬鹿にした意味合いが込められています。

「社畜」という言葉が生まれたのは1990年(平成2年)で、その年の流行語大賞の一つにも挙げられています。

1990年と言えば日本はまさにバブル時代でした。経済の安定の一方でこういった言葉が生まれるということは、あのお金が宙を舞うような時空の中で人々の心の豊かさが失われつつあることを危惧した人があの時代にもいたのでしょう。

社畜の特徴

1.仕事をする目的や目標が特にない、あるいは途中で見失う。
2.「仕事ができる=カッコいい」という表面意識だけはやたらと高い。
3.「とにかく上司の言うことは絶対」だと思い込んでいる。
4.上司がどんなに理不尽なことを要求してきても一つ返事。
5.部下に平気で理不尽なことを言う。
6.「家庭を顧みないのは男の美徳」という身勝手な解釈をしている。
7.残業しない奴はダメな奴というレッテルを張っている。

企業戦士=社畜とは限らない

「企業戦士」と「社畜」は同じというようなイメージがありますが、決して「=イコール」で結びつくわけではありません。なぜなら「企業戦士」の中にはしっかり自分の強い意思を持って「会社のために」、「日本をより良い国にするために」、「人々の生活を豊かにするために」あるいは「家族を幸せにするために」と、本来の目的や良心を忘れることなく働く人も存在するからです。

どんなに働き詰めのサラリーマンでも、そこに自分の意思があるならば決して「社畜」ではありません。企業戦士達が寝る間も惜しんで働き、生みだした物の数は計り知れません。企業戦士がいたからこそ、物に溢れる今の豊かな日本があると言っても過言ではありません。

女の企業戦士っているの?

企業戦士をテーマにした作品・企業戦士なサラリーマンの特徴

結論から言って女の企業戦士もいるでしょう。女性であろうと昔も今も「仕事が第一」という方は意外といます。しかし男性に比べるとその印象は少し柔らかなものになります。

その背景には、男女平等とは言い難い社会の中で生きてきた女性なりの生きづらさや、女性はもともと感受性が豊かですから、兵士やロボットのように理不尽なことを行うことは耐え難いという心理的な影響もあるでしょう。

どんな時代にも異議を唱える人はいた?!

企業戦士をテーマにした作品・企業戦士なサラリーマンの特徴

「企業戦士」と呼ばれるようになった頃、日本では「男は仕事、女は家庭」という家族のカタチが理想とされる風潮がありました。この風潮は物が豊かになった今でも僅かに残っていて、仕事をしているにも関わらず育児や家事は妻である女性一人でやるという状況を「ワンオペ育児」とも表現され社会問題化されています。

社畜などの存在から、仕事をすれば「女は家でメシ作っていればいいんだよ」と心ないことを言われ、仕事をせずおとなしく専業主婦でいれば「女は気楽でいいよな」などと言い浴びせられる、まるで女性が男性の家畜となりうるそんな時代にも、逞しく自分の生きる道を自分で選択して生きようとする女性の存在はありました。

これからは女性の企業戦士が社会を変えていく?

男女不平等である社会に疑問を抱き、人々の幸福のため、社会のためにと目的と目標を持って、寝る間を惜しまず働く女性はまさに「企業戦士」でしょう。戦時中や戦後などと違い物に溢れる今、女性が自分の手足で自分の意思で自分の人生の生き方を選択しやすい自由な時代へと変化しています。

「企業戦士」がテーマの二大作品を紹介!

企業戦士をテーマにした作品・企業戦士なサラリーマンの特徴

「企業戦士」はまさに日本のサラリーマンの働き方の歴史的象徴です。日本ではそんな「企業戦士」をモチーフとした作品がありますが、今回はその中でも有名な二大作品をご紹介します。

1.企業戦士YAMAZAKI

『企業戦士YAMAZAKI』は、富沢順原作の漫画です。1992年から1999年まで集英社の『スーパージャンプ』に連載され、オリジナルビデオやOVAも発売されました。

企業戦士YAMAZAKIのストーリー

かつて凄腕のビジネスマンだった尾崎達郎が過労死し、「企業戦士(ビジネスコマンドー)・山崎宅郎」として甦り、瀕死状態に陥った数々の会社を次々に再生させていきます。

人材派遣会社「NEO=SYSTEM社」により甦った彼の寿命は一年。遺していった妻子にできるだけ多くのお金を残すために山崎は戦い続けます。山崎は仕事に対しては辣腕を振るうが、「ビジネスは人なり」という信念を持ち、後進の育成や仕事にかける情熱に人一倍こだわりを抱いているのが特徴です。

この作品は、ただ利益だけを再生させるだけでなく、仕事や人間関係などの悩みを抱えたゲストキャラクターのいる企業へ派遣された山崎が職場の雰囲気に一喝しつつ、画期的な新企画を提案、それらの開発過程においての困難や障害、さらには競合他社の企業戦士の妨害を経て、ゲストキャラクターに自己の葛藤に対しての答えを導き出させる所がポイントです。

2.アラスラーン戦記

『アルスラーン戦記』は田中芳樹による大河ファンタジー小説で刊行本全16巻が1986年~2017年にかけて発売されました。後に映画やOVA、漫画としても作品になりました。

アラスラーン戦記のストーリー

現実世界で言う古代~中世ごろの中東風文化を持つ架空世界で繰り広げられる戦乱によって母国から追われた王子・アルスラーンが仲間の協力を得て、国の奪還を目指しながら世界の暗部を知り変革を志していく物語です。

ビジネスの世界ではないものの、国を越え世界の幸福な未来を目指して王子として自身の身の危険を知りながら戦う姿勢は、会社のために働く企業戦士の姿と重なるものがあります。この物語の中の❛暗部❜は会社でいう社畜のような存在や人々のダークな心理合戦などととてもよく似た構図です。

「企業戦士」という生き方もある?!

企業戦士をテーマにした作品・企業戦士なサラリーマンの特徴

皆さんは一度きりしかない自分の人生をどのようなストーリーにしたいですか。結婚をして家族と穏やかな時間を過ごすことを大切にしたい人。好きなことや趣味に時間を費やすことで充実して満たされた人生を送りたい人。そして、中には仕事に生きがいや使命感を感じて生きる人もいるでしょう。

一括して「企業戦士」と言っても、一人ひとりの人生があり、一人ひとり何に生きがいや喜びを感じるかはそれぞれ違います。心底仕事をすることに生きがいを感じることができる「企業戦士」は残業しようが休日出勤をしようがとても幸せな人生なのでしょう。

自分の人生は自分自身で決めるということ

近年では長時間労働による過労死やうつ病発症などの問題が起こり「ブラック企業」や「パワハラ」などという言葉が叫ばれると共に働き方改革に着目されています。その一方で「ゆとり世代は仕事に対する意識が足りない」などという声もあり、「企業戦士=社畜」と思われがちになってしまうのは、その世代による価値観の違いというのが要因の一つでもあるでしょう。

世代によっても人によっても人生観というのは違って当然です。なぜなら育ってきた社会環境も見てきたものも違うのですから。ただ、ゆとり世代のような価値観が生まれたのは、戦争や企業戦士な働き方などを経験してきた人達の中で、もっと人は自由であっていいと異議を訴える声があったから故でもあります。

皆さんは「企業戦士」として生きる人生をどのように感じましたか。「企業戦士」のような生き方も人生の選択肢の中の一つです。ぜひ、自分に合った選択をしてください。

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