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【シーン別】夫の正式な呼び方|訃報/人前/喪主/あなた/旦那様

Author nopic iconmofu mofu blanc
カテゴリ:結婚

初回公開日:2018年02月18日

更新日:2020年02月13日

記載されている内容は2018年02月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

【シーン別】夫の正式な呼び方|訃報/人前/喪主/あなた/旦那様

立場別夫の呼び方

喪主

お葬式において、喪主が夫の場合は妻が亡くなったということです。妻に先立たれた夫の呼び方は「やもめ」または「男やもめ」といいます。古くは夫に先立たれた女性や、夫のいない女性に対して「やもめ」といい、妻を亡くした夫を「やもお」といっていました。「やもめ」の「め」は「女」を指し、「やもお」の「お」は「男」を指していました。

「やも」は家を守る「屋守」+「女」で「やもめ」、「屋守」+「男」で「やもお」という意味がありました。平安時代からは妻を亡くした男の人にも「やもめ」の呼び方が使われるようになりました。

「やもめ」でも「男」の人を区別していうときは「男やもめ」という呼び方をしました。現在では男女問わず配偶者を亡くした人に対しての呼び方として「やもめ」は定着しています。男性の「やもめ」の字は「鰥」「鰥夫」が用いられています。

家長

その家の主人の呼び方です。戦前の家長は権力があり家族や親族を従えいてました。現在では住民票の世帯主が家長にあたり、昔ほどの権限はなくなりましたが、未だに家長の位置である夫の立場を上に立てる傾向にあります。

シーン別夫の呼び方

訃報

夫に先立たれた妻が喪主の場合に、妻に当たる人に対して弔電を打つケースがあります。故人であるその人の夫の呼び方は「御主君様(ごしゅくんさま)」となります。「主君」は他人の夫に対しての敬称です。

人前

妻が夫を呼ぶときは、夫婦だけでいるときと人前にいるときとでは呼び方が変わる人がほとんどです。人前でもフォーマルな場、友人だけのとき、夫の両親の前では呼び方が違います。

人と話しているときに「夫」を指していうときは、公の場や会社、友人などによって呼び方が変わります。

義父母の前

下の名前で「○○さん」と呼ぶのは、夫の実家で使える呼び方です。夫の実家で「主人」「夫」「旦那」は使えません。「あなた」の呼び方は親密な2人の呼び方であり、義父母への配慮を欠くことになるため相応しくありません。

ニックネームや名前を呼び捨てにするのは、息子を大切にしてくれていない印象を与えてしまうため避けます。子どもがいればパパも問題なさそうですが、子どもが主体の言い方になってしまいます。

「○○さん」の呼び方は名前を敬称で言っているため、大事にしている気持ちが伝わります。夫の家族や親戚の前でも「○○さん」と呼ぶのが自然です。

正式な夫の呼び方(人に言うとき)

一般的に正式な夫の呼び方は「主人」と「夫」です。

主人

「主人」は意味がいくつかあります。

①家の主
②雇い主
③妻が夫を指して他人にいう言葉
④客をもてなす人

「主人」はフォーマルなシーンで使える呼び方ですが、嫌う人もいます。年配の人の前で使うと比較的良い印象です。夫を立てる控えめで奥ゆかしい妻の像が、昔の理想とされてきたからです。現代では夫と妻を対等に見る傾向があります。

「主人」には「雇い主に仕える人」の意味があるため、女性蔑視の悪い印象を持たれる面があります。夫婦は対等であるべきなのに「主人」と「仕える人」との主従関係の言葉自体が差別を生んでいます。

男性と肩を並べて働いている女性からすれば「主人」という言葉に疑問を持つ人が多いでしょう。男性が上位で、女性を下に見る古くからの名残が見られる言葉です。

婚姻届けには「夫になる人」という項目があります。正式な書類に「夫」と書かれているところから、正式なフォーマルなシーンで使えることがわかります。「夫」の意味は「結婚している男性、妻が夫を呼ぶときの言い方」です。どこにも差別的な意味はありません。

「夫」の語源は平安時代の書物に男の人を「をひと」という記述があります。「をひと」の「ひ」がつまって「っ」となり、室町時代に「おっと」になったとされています。

かしこまったシーンで「主人」を使いたくない人は「夫」を使うことをおすすめします。実際には普段「夫」のことを人に話すときに「夫」と呼ぶ人は少ないです。

正式ではない夫の呼び方(人に言うとき)

旦那

よく耳にする「旦那」の呼び方は、かしこまったシーンで使うのも見かけますが、どちらかというと正式ではありません。「旦那」は次のような意味があります。

①人にほどこしをする人、檀家
②奉公人が男の主人を敬う言い方
③商人や役者が自分をひいきにしてくれる人、金持ちの男性
④妻が夫を指して言う言葉


「旦那」はサンスクリット語の「ダーナ」が語源とされています。元仏教語である「ダーナ」は「贈る」「与える」の意味があり、「ほどこし」などに翻訳されて「檀那」「旦那」となりました。

「旦那」には「お金をくれる人」「面倒を見てくれる主人」の意味にがあります。夫の敬称であったとしても、面倒を見てくれることに敬意を表して、夫に依存している印象です。「主人」の呼び方に似た男性優位の関係が読み取れます。あまり公式なシーンには向いていないことがわかります。

旦那様

「旦那様」の呼び方は違和感を覚える人も多いでしょう。自分の夫に「様」を付けるのは明らかに違います。人の夫を「旦那様」と言うのはあり得ますが、自分の夫に「様」を付けて人に言うのはどうしてダメなのでしょうか。

例えば会社で取引先の人に「部長さんはいらっしゃいますか」と聞かれた時に「部長さんは席を外しています」と言うのと同じです。身内に「様」を付けて人に話すのは恥ずかしいです。「様」の他に「さん」「君」「ちゃん」などでも同じです。

夫婦同士で呼び合う分には問題ありませんが、表に出たら立場を考えて聞いた人がどう思うか配慮して言い方を変えましょう。

亭主

「亭主」は「家の主、宿屋や茶屋などの主」「茶の湯で茶事を催す人」の意味があります。「主人」や「旦那」と同じで男性を高めた呼び方です。

「彼」の意味は次のようになります。

①男性を指していう3人称の人代名詞
②3人称の人代名詞あの人、あれ
③2人称の人代名詞、あなた、おまえ
④遠くのものを指していう、あれ、あのもの
⑤恋人である男性

「恋人」の呼び方と、「ただの男の人」を指す呼び方では意味合いが全然違います。「彼」は「主人」や「旦那」と違って差別的な意味はありません。夫がいることを知らない人に「彼」というと「恋人」がいると思われやすいです。

うちの人

「うちの人」は抵抗がなく使える呼び方です。「夫」を指して言っていることがほとんどですが、どこにも「夫」の形が見られません。もしかしたら、話の流れで「夫」ではなく、子どものことを言っていることも考えられます。

「主人」と「旦那」の言い方に抵抗がある人は、「うちの人」に流れ着くパターンもあります。いずれにしてもかしこまったシーンでは使えないため、普段友達に話すくらいなら自由に言ってもいいでしょう。

パパ

子どもがいる家庭限定の呼び方です。子どもが主体になっているため、常に「子ども」あっての「夫」になっています。「パパ」以前に「夫」であるため、子どもと関係のないシーンで「パパ」というのは違和感があります。

本来「パパ」と呼ぶのは子どもだけです。妻にとっては「パパ」ではないのに、外の人に「パパ」と言うのは変です。話している相手に子どもがいない場合や、子どものこと全然知らない人に「パパ」というのは失礼です。家族間で呼び合うときの言い方であって外では使わない方が良いでしょう。

お父さん

「お父さん」は「夫」ではなく「父親」の方だと思われやすく紛らわしい呼び方です。「お父さん」は子どもが呼ぶ言葉です。妻にとって夫は「お父さん」ではないため間違っています。

「おとうさん」は家族間で呼ぶときの言い方で、人にも話すことは好ましくありません。敬称の「さん」まで付けて人に話すのは失礼です。

名前を呼び捨て

夫の名前を知らない相手に「夫の名前」で呼ぶのは失礼です。親しい友人で相手が夫の名前を知っていたら問題ないでしょう。

下の名前「○○さん」

夫の下の名前○○さんが歓迎されるのは夫の親族、妻の両親です。友人や知人には受け入れがたいでしょう。自分の夫に「さん」を付けて敬意を表した呼び方で人に話すのはよくありません。

他にもある呼び方

夫の呼び方は人それぞれですが、他には「ニックネーム」「相方」「連れ」「連れ合い」「パートナー」「ダーリン」「苗字」「○○君」「○○ちゃん」「○○タン」、用事があるときだけ「ねえ」と呼ぶなど人によりいろいろです。

夫の呼び方(妻が直接)

これまでは人に「夫」を説明するときの呼び方を見てきました。では、妻が実際に夫を呼ぶときはどんな呼び方をしているでしょうか。これまでに挙げた「パパ」「お父さん」「名前」「ニックネーム」は夫を直接呼ぶときにも用いられています。

あなた

「あなた」の呼び方は2人称であるため、第3者に「夫」を説明するときには使えません。「あなた」は50代以降の人には少数ですが使われています。

「あなた」の意味は次のようになっています。「同じ立場か下の人に親しみを込めて丁寧にいう言い方」「妻が夫に対して親しみや敬意をもっていう言い方」「あっち、あなた、かなたなどの指示語」

このように「あなた」には対等である意味があるため、もっと使われてもいいはずですが、残念ながら若い人はほとんど使いません。自分の親が使っていなかったら益々これから使われなくなるでしょう。

甘い呼び方の「あなた」

ハートマークが付くような「あなた~」の呼び方は、仲の良い夫婦だから呼べる言い方です。気恥ずかしかったり、言い慣れてなかったり、子どもがいて聞いている場合もあります。親も夫をそのように呼んできていたら抵抗はないでしょう。

怒り気味の「あなた」

反対に「ちょっとあなたーっ」と夫がしたことに対して怒り気味に呼びかけるときもあります。声のトーンがこれから訪れる妻の怒りを暗示しています。「あんた」と乱暴に言っているのに近い印象です。こんな「あなた」は夫にとっては呼ばれない方がマシでしょう。

「夫」1人にたくさんの呼び方がある

日本人は他人に見られる自分をことさら気にします。自分が「夫」をどう呼びたいかよりも、どう呼んだら周りの評価が高いか、差し支えないかを気にします。周りの評価を気にし過ぎるために、シーンによって「夫」の呼び方が異なってしまいます。「夫」は1人なのに、たくさんの呼び方があるのは悩ましいです。