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【シーン別】夫の正式な呼び方|訃報/人前/喪主/あなた/旦那様

カテゴリ:結婚

更新日:2024年03月08日

正式ではない夫の呼び方(人に言うとき)

旦那

よく耳にする「旦那」の呼び方は、かしこまったシーンで使うのも見かけますが、どちらかというと正式ではありません。「旦那」は次のような意味があります。

①人にほどこしをする人、檀家
②奉公人が男の主人を敬う言い方
③商人や役者が自分をひいきにしてくれる人、金持ちの男性
④妻が夫を指して言う言葉


「旦那」はサンスクリット語の「ダーナ」が語源とされています。元仏教語である「ダーナ」は「贈る」「与える」の意味があり、「ほどこし」などに翻訳されて「檀那」「旦那」となりました。

「旦那」には「お金をくれる人」「面倒を見てくれる主人」の意味にがあります。夫の敬称であったとしても、面倒を見てくれることに敬意を表して、夫に依存している印象です。「主人」の呼び方に似た男性優位の関係が読み取れます。あまり公式なシーンには向いていないことがわかります。

旦那様

「旦那様」の呼び方は違和感を覚える人も多いでしょう。自分の夫に「様」を付けるのは明らかに違います。人の夫を「旦那様」と言うのはあり得ますが、自分の夫に「様」を付けて人に言うのはどうしてダメなのでしょうか。

例えば会社で取引先の人に「部長さんはいらっしゃいますか」と聞かれた時に「部長さんは席を外しています」と言うのと同じです。身内に「様」を付けて人に話すのは恥ずかしいです。「様」の他に「さん」「君」「ちゃん」などでも同じです。

夫婦同士で呼び合う分には問題ありませんが、表に出たら立場を考えて聞いた人がどう思うか配慮して言い方を変えましょう。

亭主

「亭主」は「家の主、宿屋や茶屋などの主」「茶の湯で茶事を催す人」の意味があります。「主人」や「旦那」と同じで男性を高めた呼び方です。

「彼」の意味は次のようになります。

①男性を指していう3人称の人代名詞
②3人称の人代名詞あの人、あれ
③2人称の人代名詞、あなた、おまえ
④遠くのものを指していう、あれ、あのもの
⑤恋人である男性

「恋人」の呼び方と、「ただの男の人」を指す呼び方では意味合いが全然違います。「彼」は「主人」や「旦那」と違って差別的な意味はありません。夫がいることを知らない人に「彼」というと「恋人」がいると思われやすいです。

うちの人

「うちの人」は抵抗がなく使える呼び方です。「夫」を指して言っていることがほとんどですが、どこにも「夫」の形が見られません。もしかしたら、話の流れで「夫」ではなく、子どものことを言っていることも考えられます。

「主人」と「旦那」の言い方に抵抗がある人は、「うちの人」に流れ着くパターンもあります。いずれにしてもかしこまったシーンでは使えないため、普段友達に話すくらいなら自由に言ってもいいでしょう。

パパ

子どもがいる家庭限定の呼び方です。子どもが主体になっているため、常に「子ども」あっての「夫」になっています。「パパ」以前に「夫」であるため、子どもと関係のないシーンで「パパ」というのは違和感があります。

本来「パパ」と呼ぶのは子どもだけです。妻にとっては「パパ」ではないのに、外の人に「パパ」と言うのは変です。話している相手に子どもがいない場合や、子どものこと全然知らない人に「パパ」というのは失礼です。家族間で呼び合うときの言い方であって外では使わない方が良いでしょう。

お父さん

「お父さん」は「夫」ではなく「父親」の方だと思われやすく紛らわしい呼び方です。「お父さん」は子どもが呼ぶ言葉です。妻にとって夫は「お父さん」ではないため間違っています。

「おとうさん」は家族間で呼ぶときの言い方で、人にも話すことは好ましくありません。敬称の「さん」まで付けて人に話すのは失礼です。

名前を呼び捨て

夫の名前を知らない相手に「夫の名前」で呼ぶのは失礼です。親しい友人で相手が夫の名前を知っていたら問題ないでしょう。

下の名前「○○さん」

夫の下の名前○○さんが歓迎されるのは夫の親族、妻の両親です。友人や知人には受け入れがたいでしょう。自分の夫に「さん」を付けて敬意を表した呼び方で人に話すのはよくありません。

他にもある呼び方

夫の呼び方は人それぞれですが、他には「ニックネーム」「相方」「連れ」「連れ合い」「パートナー」「ダーリン」「苗字」「○○君」「○○ちゃん」「○○タン」、用事があるときだけ「ねえ」と呼ぶなど人によりいろいろです。

初回公開日:2018年02月18日

記載されている内容は2018年02月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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