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「創業」「創立」「設立」の違い・周年記念日はどちらなのか

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カテゴリ:ビジネス用語

初回公開日:2018年03月12日

更新日:2018年03月12日

記載されている内容は2018年03月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「創業」「創立」「設立」の違い・周年記念日はどちらなのか

「創業」「創立」「設立」の違いとは?

「創立」などの言葉を正しく使い分けられているでしょうか。物事のスタートはビジネスに限らず、とても重要な意味を持ちます。そのため、しっかりと意味を踏まえた上でお祝いし、その際には最低限のマナーを守りましょう。

「創業」「創立」「設立」の違い

平成や昭和とはほど遠い、室町時代などから先祖代々、受け継がれている店などは老舗と呼ばれます。その場合は創業は室町時代でも、会社が設立したのは昭和期に入ってからということがあります。寺院などの補修に当たる建築業などもです。

創業はあらゆる事業の始まりに適しますが、創立は子会社やグループ会社などの始まりには使えません。子会社やグループ会社として発足した周年祝いなどで創業〇周年という使い方は不適切ということになります。

「創業」、「創立」、「設立」は自社の判断で使い分けて良いものではないことだけは弁えておきましょう。取引先の状況だけではなく、現状に至るまでの経緯を踏まえておけば祝うのも取引もスムーズになり得ます。

「創立」と「設立」の違い

創立は初めて組織を立ち上げることを意味します。よく使われるのは会社・学校・団体で「初めて」と言うところが肝です。グループ会社や子会社などの場合には創立を用いることはできず、合併後に創立記念日が抹消するケースもあります。

一方で設立は会社法に基づいて株式が発行され、定款が定められ、公証人の認定が下り、商業登記が済み、会社組織が立ちあがった日を言います。創立とは異なり、新事業でも子会社でも使用することができます。

商法ができたのは19世紀の終わり頃でそれまでは存在しませんでした。ゆえに創立と設立との間に年単位でのズレが生じたりします。近年でも、商業登記までに日が開いたりすると記念日が別の日となります。

開業とは?

開業するのは店に限られず、ホテルや医院やクリニックなどでも、事業開始時は開業と呼ばれ、周囲から祝福されるものなのでお祝いする必要があります。設立や創業と同じで事業の規模や自分の会社との関係性などを考慮しておくことはデキる大人のマナーです。

開業祝いには胡蝶蘭などを贈ることもありますが、その際は自社の花だけが浮かないように気を付けましょう。値段が低過ぎるのも高過ぎるのも、受け取り側に気を使わせる結果になり得ません。

開業先に祝電・品物・お祝い金などを贈るのはマナーとも言え、相手の好みは元より、周囲と同調した祝い方が最適です。同時に相手側の状況を熟考している気持ちが気持ち良く伝われば一層ベターです。

会社・企業の「創業」「設立」の違いとは?

「創業」「創立」「設立」の違い・周年記念日はどちらなのか
※画像はイメージです
出典: People in Couch · Free Stock Photo

会社・企業の「創業」、「設立」にどちらが上ということはありません。ただし、「創業」がなければ「設立」がないのも事実です。お祝いの場面では、言い間違えたり、書き間違えたりしてしまうとマナーを疑われるので注意しましょう。

営利目的の事業のスタートが創業

個人事業主、法人問わず、事業を発足させた日は創業日です。創業は10周年・25周年・50周年など大きな節目にお祝いすることがほとんどです。また、創業のお祝いは創業記念日祝いと呼ぶこともできます。

創業記念日祝いでお花を贈る際には種類によって金額に相場があることを知っておくと良いでしょう。例えば生花アレンジは10000円~30000円、観葉植物も10000円~30000円、胡蝶蘭は30000円~50000円などです。

贈り物は取引先の規模・社歴・取引状況などの他には式典開催の有無などを考慮すればバッチリです。創業記念日祝いの式典やパーティーが催される場合には、お祝い花がおすすめで理由は後片付けが楽だからです。

法人の会社や企業だと設立

会社や企業など法人を作る際には、法務局への登記が必須となります。設立日は法務局に登記申請を行った日を言います。登記申請すると登記簿上の「会社設立の年月日」欄に書き込まれます。会社独自の記念日が制定されることもあります。

会社や企業が設立記念式典などが催す場合、取引先としてはスルーするわけにはいきません。お花、お祝い金などを状況に応じて贈るのがマナーです。電報やメッセージを送ることも慣わしです。

会社や企業などの取引先に対し、〇周年記念という形でお祝いをするのが一般的です。しかしながら、取引先が自社に限られるとは限りません。相手方の会社名よりも小さめに自分の会社名を明記するのを忘れないように気を付けましょう。

営業年数は「創業」と「設立」のどちらから計算するのか

毎年、経営事項審査を受けている建設業者では営業年数の算出が必要となります。営業年数とは、創業ではなくて建設業許可を取得してからの年数を言います。建設業許可を取得するまでの期間は営業年数にカウントされません。

営業年数は建設業許可取得日から計算する

営業年数は、建設業許可を取得した日から休業期間などを差し引いて日数計算します。日数計算においては1年に満たない日数は切り捨てて構いません。営業年数は営業の年数ですが、単に営業している年数とはまた、別物です。

例えば会社や企業の設立日が平成2年3月9日、計算する日付が平成31年3月9日だとします。そうすると営業年数は29年です。設立日が同じで計算する日付が平成31年3月8日ならば営業年数は28年です。

言うなれば、営業年数とは会社や企業が一体何回、設立日を迎えたかで営業年数の算出が可能ということです。会社や企業にとって設立日とはそれほどまでに大切なものなので取引先の設立日はしっかりと祝いましょう。

吸収合併した場合の「創業」と「設立」の日はどうなるのか

合併には新規合併と吸収合併とがありますが、現在主流なのが、吸収合併です。吸収合併においては一方が一方を吸収する形で合併するので吸収された方の記念日は抹消します。ただし、合併後の会社名は自由に定めることができます。

片方の創業日と設立日のみが残される

吸収合併は片方の法人格だけを残して片方の法人格を抹消させる合併の種類です。会社にはたくさんの権利や義務がありますが、それらの全てを存続会社が担う形がとられます。ただし、会社名は存続会社の社名が使われるとは限りません。

吸収合併後の手続きの内に法務局への登記申請がないので存続会社に限っては設立日や創業日は変わらないこととなります。権利や義務を有しない一方の会社は、創業日が合併日、設立日は使えないこととなります。

いずれにしても、取引先としてはお祝いするのがマナーです。相手方の諸事情などを考慮した上で相応な祝い方をするのがベストです。吸収合併では抹消された側の気持ちを汲むことも忘れないようにしましょう。

〇周年記念日は「創業」「設立」のどちらなのか

〇周年祝いという形でお祝いすることを周年祝いと言います。「創業」や「設立」後に事業が継続すれば自ずと訪れる祝いの日です。記念式典やパーティーの開催の有無、知らされるか否かに関わらず、取引先として正しく祝うのがマナーです。

どちらにも周年祝いはある

創業にも設立にも、創業にも周年祝いは存在します。周年祝いには式典が開かれることも多く、出席でも欠席でも、マナーを守りましょう。また、欠席の際でも、くれぐれもお祝いは欠かさないことです。

設立記念式典など出席の場合にはアレンジ花を贈るなど自社のアピールの場として活用できますが、欠席の際に目立たせ過ぎは禁物です。お祝い金は相場よりも、ほんのわずかに少なめに包んでおくと申し訳の無さを表現することができます。

取引先の創業日や設立日は、相手方が公にしなくても、覚えておいて損はない事柄です。スケジューリングの時点で組み込んでおけば周年祝いの時に便利です。うっかりと忘れてしまわないように気を付けましょう。

創業〇周年

創業祝いは取引先の企業の価値の再認識につながります。長く継続させるにはそれなりの努力や苦労が在るはずです。取引先といえども、同じ時代を生き抜く仲間です。周年祝いなどはしっかりと祝うのがマナーです。

ただし、事業が始まってから継続し続けている年数と法人化や上場までの長さとは全く関係がないので単に創業を祝えば良いというものでもありません。相手方をしらけさせてしまったなんてことがないよう注意しましょう。

贈り物の定番はお花・観葉植物・酒類などです。お花は周年に応じた本数、お酒は創業と同じ年号のものを贈るのがマナーです。前もって希望を聞いておけるならば応じ、長く継続していることを重点的に祝福しましょう。

設立〇周年

会社が設立してから〇周年かを祝うもので創業の場合と同じように取引先としての立場を踏まえながらお祝いするのがマナーです。絶対に侵してはいかないタブーは創業と設立を勘違いしたままで祝うことです。

祝い袋の包み方や金額の相場などに大きな違いが見受けられない分、自分でも分からなくなってしまう可能性は十二分にあります。法人になってから〇周年目のお祝いであること、社歴まで頭に叩き込んでおきましょう。

周年記念のお祝いの相場は、相手方の取引先としての重要度で変わります。重要な取引先ならば3~5万円、そうではない取引先ならば2~3万円です。祝い方の種類は祝い金のみ、お祝いの品のみ、祝い金+お祝いの品です。

周年祝いのフラワーギフトに付ける木札とは?

周年祝いのフラワーギフトを贈る際には木札を付けるのがマナーです。昔から縁起物と言われる木札には贈り主が誰かを目立たせる役割があります。そのため、木札には、お祝いの文言と贈り主名とが、記されることとなります。

創立祝いでは「祝御創立」、節目のお祝いには「祝〇周年」、周年祝いでは「設立〇周年御祝い」などと文言に加えます。例としては「祝〇周年+会社名+代表取締役+個人名」と言った感じです。

創立祝いにせよ、設立祝いにせよ、木札やメッセージカードなどを付属品としてサービスしてくれるフラワーギフトサービスの利用が便利です。木札の表書きはのし袋のそれと同じような意味合いを有するのでプロに任せるのが効率的です。

たわいないことにこそ注力しよう

個人事業主でも法人でも、取引先との付き合いは欠かせません。そして、必ずやって来るのが、祝いの席です。サラリと流してしまいがちな祝い事だからこそ、他のライバル会社・企業と差をつける絶好のチャンスです。

創業すれば設立すれば、決まって周年祝いは巡ってきます。それは自分の会社に限られた話ではありません。自分の会社が取引先に祝われるように取引先を祝い返すことは至極当然のことですが、祝われる以上に祝うのもマナーです。

ただ、創業や設立に関してとかく盛大にお祝いすれば自社の株が上がるかと言えば断じて違います。取引先あってこその自社と言う体制を崩さずにマナーを守りながらキチンと祝うのが、取引先としての務めです。