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パートの場合の年末調整の書き方・計算方法|夫の扶養/生命保険

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税金 / 2018年03月28日
パートの場合の年末調整の書き方・計算方法|夫の扶養/生命保険

パートの場合の年末調整の書き方は?

パートの場合の年末調整の書き方・計算方法|夫の扶養/生命保険

パートの場合の年末調整は、大多数の会社がパートの給与からの源泉徴収(給与から所得税を天引きすること)そしています。年末近くになるとパート先の会社から年末調整の書類をもらい、それに記入して提出します。

年末調整の書類の種類は、「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」と「給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書」になります。

通常、この2枚ですが、会社によっては前年度に記入した「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を確認するために渡されることがあります。

また、年末調整時に、14種類の所得控除を申請することができます。この14種類の所得控除の内の保険料控除の書き方をご紹介します。

保険料控除は?

保険料控除には、「新生命保険料控除」、「介護医療保険料控除」、「新個人年金保険料控除」の3種類の保険料があります。

保険料控除の適用限度額は12万円で、新生命保険料控除が4万円、介護医療保険料控除が4万円、新個人年金保険料控除が4万円の計12万円になります。なお、5年未満の生命保険の中では控除の対象にならないものもありますので、ご注意ください。

パートの年収が150万円以下の方は、所得税の支払いはありませんが、住民税に関しては支払いが発生しますので、生命保険料控除を申請することで住民税に対する還付がある場合もあります。

パートの年収に対して、生命保険料控除を申請する場合は、パートをしている本人が保険料の支払いをしていることが基本です。

また、保険料控除を申請する際には、10月~11月に各保険会社から送られてくる保険料控除証明書を添付する必要があります。

二箇所以上からの給与などは?

パートの場合の年末調整の書き方・計算方法|夫の扶養/生命保険

年末調整の書類の提出は1箇所でしかできないため、二箇所以上からの給与がある方は、メインの会社と副業の会社をまず決める必要があります。メインの会社は、通常、パート収入が多い会社になります。

それぞれ扶養控除等申告書と保険料控除申告書の記入が必要になります。

扶養控除等申告書は、上の太枠内に氏名、個人番号、住所、生年月日、世帯主の氏名、その続柄、配偶者の有無を記入し、捺印します。

保険料控除申告書は、上の太枠内のあなたの氏名、住所を記入し捺印します。この時、社会保険料などの支払いがあれば、右下の欄に記入をします。

もう1つ、来年分の扶養控除等申告書にも、本年分と同様、上の太枠内に必要事項を記入します。

そして、二箇所以上からのパート収入がある会社でそれぞれ源泉徴収票を受け取り、それらを持って、翌年の2月16日~3月15日の間で確定申告の申請をします。

パートの年末調整で妻が夫の扶養に入るための証明に必要な書類は?

パートの場合の年末調整の書き方・計算方法|夫の扶養/生命保険

パートの年末調整で妻が夫の扶養に入るための証明に必要な書類があるのでしょうか。

年末調整の際に必要な書類の一つで、正式には「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」といいうものがあります。給与所得者は扶養控除申告書を通じて、扶養している配偶者や親族がいることを勤務先の会社に申告することで、控除を受けることができます。

扶養控除申告書を勤務先に提出する人の対象は、通常、会社員や公務員などですが、パートやアルバイトを含む非正規の従業員も提出する場合が多いです。

扶養控除申告書の提出時期は、新しく就職した際に最初の給与が支払われる前までや継続して働いている場合は前年度の年末調整の際、扶養予定者などを記載して勤務先に提出します。

パートの場合の扶養控除の申告書の書き方を、少し説明させていただきます。

給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の書き方

パートの場合の年末調整の書き方・計算方法|夫の扶養/生命保険

「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」は、パートで働いている会社から渡される書類の1つです。

パートの場合、この書類に記入する箇所は、上の太枠の右側部分の自分についてです。自分の氏名、フリガナ、個人番号、生年月日、住所、配偶者の有無、世帯主の氏名、その続柄、従たる給与についての扶養控除申告等申告書の提出について記入します。最後に、シャチハタ以外の印鑑で捺印します。

世帯主の氏名は、パートが妻の場合、ここはご主人の氏名になりです。ここは、住民票に記載される世帯主にあたります。

続柄は、ご主人の場合、夫と記入します。

103万円以下などは?

平成30年分から、配偶者控除額がパート年収の制限が103万円→150万円に拡大されています。また、納税者本人(夫)の合計所得が900万円(年収1,120万円)以下で配偶者(妻)のパート合計所得が85万円(年収150万円)未満の場合で、年末調整で配偶者控除が受けられます。

ここでは、納税者本人の合計所得が900万円未満で妻のパート収入が150万円以下として考えると、年末調整で妻は配偶者控除を受けられますので、扶養の申請をする必要があります。

分かりやすく説明すると、夫の合計所得が1,000万円未満の方は、自分が配偶者控除内のパート収入かを年末調整の時までに確認しておく必要があります。

それから、年末調整時に、扶養で申請するのかどうかを決めましょう。

パートの年末調整で103万以下の人は生命保険控除を考慮しても良いのか?

パートの場合の年末調整の書き方・計算方法|夫の扶養/生命保険

パートの年末調整で103万円(平成30年分から150万円に変更されています)以下の方は、パート収入が源泉徴収されている場合は、年末調整をすることで過払い分の所得税が戻ってきます。

パート年収が150万円以下の方は、配偶者控除内で所得税の支払いは必要ありません。しかし、住民税の基礎額は35万円で、パート年収が100万円を超えると住民税を支払うことになります。

住民税の計算方法は、「前年の総所得金額ー所得控除額=課税所得金額」で課税所得金額を求め、「課税所得金額×税率ー税額控除額=納税額」から納税額が分かります。

パート収入が100万円以上で生命保険料の支払いがある場合は、生命保険控除を申請することで住民税の金額を軽減できる場合があります。

妻が契約者で保険料の支払いを夫が支払いをしている場合でも、生命保険料控除の申請はできますので、年末調整のときに確認してみましょう。

パートの場合の年末調整の計算方法は?

パートの場合の年末調整の書き方・計算方法|夫の扶養/生命保険

年末調整額の計算は、次の算式に示す流れに沿って行われます。

まず、給与額と源泉徴収額の算出をし、これから給与所得控除額を引きます。ここで求められた金額から所得控除額を差し引き、所得税率をかけて所得税額を求めます。これらの計算によって、過不足分の所得税額が分かります。

これだけでは、分かりづらいので、もう少し詳しくみていきます。

源泉徴収税の集計

毎月のパート給与の総額を算出し、一年間の給与所得の収入金額を算出します。また、毎月の給与の支払い時に概算で源泉徴収した税額も集計します。

給与所得額を計算する

給与所得者は、会社の業務に必要な経費を控除できます。これが「給与所得控除」で、その額は収入金額によって決まっています。

計算式は、「給与所得=給与収入(現金+現物)-給与所得控除額」になります。

給与等の収入金額給与所得控除額
180万円以下収入金額×40%※65万円に満たない場合は、65万円
180万円超360万円収入金額×30%+18万円

所得控除額を差し引く

給与所得が計算できたら、次に所得控除額を差し引きます。所得控除は、「給与所得者の扶養控除等申告書」と「給与所得者の保険料控除申告兼給与所得者の配偶者特別控除申告書」を基に、それぞれの額を「給与所得ー所得控除=課税所得」の式で計算します。

所得控除には、自身の置かれている状況に応じて考慮された「人的控除」(基礎控除や配偶者控除など)と、保険料などの支払いや掛け金を考慮して控除される「物的控除」(生命保険料控除や小規模企業共済等掛金控除など)があります。

人的控除の基礎控除額は38万円になります。

       控除の種類      給与所得控除額
       基礎控除        38万円

所得税率をかける

課税給与所得の金額が分かったら、その額に応じた所得税率を掛けます。これによって、本来納めるべき1年間の確定所得税額がわかります。

     課税所得額     税率     控除額
1,000円〜195万円以下      5%      0円
195万円超〜330万円以下     10%   97,500円

過不足している税額の確認

確定所得税額と年間の源泉徴収税額を比較し、過不足の税額を求めます。年間の源泉徴収税額が確定所得税額よりも多い場合は還付し、少ない場合は不足分を納めます。

130万などは?

パートの場合の年末調整の書き方・計算方法|夫の扶養/生命保険

今回は、パートの年収が130万円を例にご説明します。

給与等の収入金額が180万円以下の給与所得控除額は、収入金額に40%をかけた金額が所得税控除額になります。この結果が、65万円に満たない場合は、65万円が所得控除額です。

ですから、130万円×40%=52万円で、給与所得控除額は65万円です。130万円-65万円=65万円になり、ここから社会保険料控除や扶養・基礎控除を引きます。基礎控除額は38万円ですので、65万円-38万円=27万円になり、これが課税給与所得額になります。

195万円以下の所得税率は5%で、控除額は0円ですので、27万円×5%=13,500円になります。これから、実際に引かれている所得税の合計を差し引いた金額がプラスなら納税、マイナスなら還付されます。

※従業員501人以上の企業に勤務されている方は、130万円ではなく106万円から社会保険料が加算されます。

年末調整の対象にパートも入るのか?

パートの場合の年末調整の書き方・計算方法|夫の扶養/生命保険

パートの給与が配偶者控除内でも、基本、パート先の会社でパートの給与は源泉徴収をされるので、年末調整の対象になります。

ですから、給与所得のあるパート先の会社で年末調整をされると、103万円以下の合計所得の場合、所得税を払い過ぎてしまうことになりますので、年末調整後に会社から配布される源泉徴収票を添付して確定申告をしましょう。

確定申告をすることで、年末調整で払い過ぎた税金が還付されます。逆に、年末調整で税金を払い過ぎている場合、確定申告をしないと、過払い分の税金が還付されませんので、注意が必要です。

確定申告をすることで、年末調整で払い過ぎた所得税を還付することができますので、パートの方はパート先の会社から受取った源泉徴収票を翌年の2月16日~3月15日の確定申告まで、大切に保管しておきましょう。

退職後などは?

一年の途中で退職し、再就職先がまだ決まっていない人の場合には、自分で確定申告をする必要があります。

確定申告には、「平成〇〇年分給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」と「平成〇〇年分給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書」の書類が必要となります。

それと一緒に、年末調整に向けて、扶養控除や保険料控除などの対象となる費用を証明する書類を準備することで、所得税の控除を受けることができます。

確定申告は原則として、2月16日から3月15日の期間(土、日が重なる場合は、日付が変わります)に行います。

控除のために提出できる書類は、次のとおりです。

保険料控除を証明する保険会社から送付されるハガキ、社会保険料を証明する書類、配偶者特別控除に必要な配偶者の収入証明、住宅ローン控除に必要な書類、医療費控除に必要な医療費や交通費などを記入した医療控除明細書などになります。

パートの年末調整を理解しておこう!

パートの場合の年末調整の書き方・計算方法|夫の扶養/生命保険

パートの場合の年末調整の書き方を中心に、一緒に申請ができる保険料控除や二箇所以上からの給与がある場合の年末調整についてまとめました。

ご主人の合計所得が900万円(年収1,120万円)未満だと、配偶者控除を受けられるので扶養に入るための申請をしておく必要があります。扶養に入ることで、130万円までのパート収入だと、条件はありますが社会保険料の支払いが必要ないことが多いです。

また、パート収入が103万円以下だと、所得税に対しては配偶者控除を受けられるので支払い義務はありませんが、住民税に関しては注意が必要です。

住民税だけを見ると、パート年収が100万円を超えると支払いをする必要が出てきますので、100万円を超えた場合、年末調整で生命保険控除を提出することで、住民税の額を減らせる場合もあります。パートの場合の年末調整は、細かい点を把握しながら、スムーズに手続きをしましょう。

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