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小切手の換金方法・手数料・期限|ゆうちょ/三井住友/みずほ

Author nopic iconjwmwg680
カテゴリ:各種手続き

初回公開日:2018年04月16日

更新日:2020年02月22日

記載されている内容は2018年04月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

小切手の換金方法・手数料・期限|ゆうちょ/三井住友/みずほ

小切手ってそもそもなに?

小切手という言葉をマンガやTVドラマで聞いたことがある人も多いでしょう。銀行の人や企業の経営者、経理担当者にとっては日々業務で扱うものでしょうが、それ以外の人で実際に小切手を手にしたことある人は多くないのではないでしょうか。

ここでは、小切手とその換金方法などについて紹介します。小切手とは有価証券の一種で、一定の金額の支払いを銀行に委託したもの、というのが一般的です。もうひとつは、現金に代わる支払い手段として利用される方法です。つまり小切手は、主にビジネスの場で利用されることが多い支払い手段です。

小切手が使われるシチュエーション

例えば、あなたが喫茶店の経営者だったとして、コーヒー豆を500万円分仕入れ先から購入したとします。4月1日にコーヒー豆を持ってきてもらった時に、4月1日に500万円の現金をお店の中に置いておかなければいけないとしたら、ものすごく不安ではないですか。

同じように、代金を受け取る方も500万円をその後自分の会社まで運ぶことを考えたら、物理的な重さもありますし、リスクを感じてしまいます。こうした時に役立つのが小切手という支払方法です。

小切手に「\5,000,000」と書いてそれを渡せば、紙1枚でやりとりが完了します。支払う側はあらかじめ銀行に500万円の預金を持っていれば、この小切手を振り出せますし、受け取る側もこの小切手を持って銀行にいけば500万円を換金して受け取れるので、銀行を介して安全・確実なお金のやりとりができるという仕組みになっています。

小切手の名前の由来

そもそもなんで「小切手」というのでしょう。切手と何か関係あるのでしょうか。実は、日本では古くから「切符手形(きりふてがた)」という名前で、商品などを引き渡す権利、換金できる権利を証明する紙片のことを呼んでいました。一種の商品券のようなものといえます。この切符手形が略されて、切手と呼ばれるようになりました。

昔はいろいろな「切手」があった

江戸時代には、米と交換できる「米切手」などさまざまな切手がありました。明治になり、郵便制度が創設されると郵便料金の支払いを証明する意味で、「切手」という言葉が使われ出しました。また、他のさまざまな切手は名称を変えていき、郵便切手=切手という言葉が定着していきました。

そうした中で、ただひとつ小切手だけはその名前を今に残している切手の種類と言えます。「小」の字は、江戸時代の米切手などに比べるとサイズが小さかったからということが有力な説となっています。

現代でも使われているの?

そんな小切手ですが、現代でも換金されて使われているのでしょうか。小切手を見たこともない現代人の感覚なら、「支払い手段であればネットバンキングの振込の方が簡単では?」と感じるでしょう。

小切手の使われている量

全国銀行協会によると、東京だけで1カ月で約8兆円の小切手が交換されています。(2018年3月中)いまだにかなりの金額の小切手が換金され使用されていることがわかります。ちなみに、日本国内の現金の総額は約108兆円(2018年3月末現在)です。

小切手と手形の違いって?

小切手と同じような感じで「手形」という言葉もよく出てきます。小切手と手形の違いは知ってますか。どちらも換金できるものであることは同じですが、実はこの2つには明確に違う点があります。

現金化できるタイミングの違い

小切手も手形もどちらも現金に代わる支払手段という点は同じです。違うのは、換金できるタイミングの違いです。小切手は、受け取った直後に現金化できますが、手形には交換できるようになるタイミングが指定されてあり、それ以前は換金できないという点があります。

これは、支払う側の事情ともいえますが、コーヒー豆を買った段階ではまだ喫茶店としてはお客さんにコーヒーを売っていないので、売上が出る3カ月後になったら売上の金額からコーヒー豆代を支払います、という場合を考えればわかりやすいです。

逆に考えると、小切手の場合は受け取ったらいつでも換金できるということなので、小切手を渡した時点で銀行の口座に残高があるということになります。

小切手の換金方法とは

小切手は受け取ったらいつでも換金できることはわかりました。それでは、実際に小切手を換金するにはどうしたら良いのでしょうか。

ゆうちょ銀行

通常の小切手では、支払を行う金融機関を○○支店まで指定し記載してあります(小切手払店といいます)。小切手払店の窓口へ直接持ち込めば、小切手に記載された額の現金を受け取ることができます。また、小切手払店と同一の都区内、または市町村にあるゆうちょ銀行、または郵便局の貯金窓口において、受取人の貯金の預入金などに充てることもできます。

受け取り手続きに必要なもの

小切手を換金する際に必要な持ちものは以下の3点が基本です。

・小切手
・印鑑
・本人確認書類(取扱金額が10万円を超える場合)

小切手は換金する元になるので、当然必要となります。印鑑や本人確認書類は、銀行での他の一般的な手続きの際にも必要となるので、こちらも特別な用意はいりません。印鑑は実印や銀行登録印でなくても大丈夫です。

三井住友銀行

全店で小切手の換金を受け付けています。ただし、支払銀行として書かれているのが異なる金融機関の場合には、お金を受け取る銀行に、取立といって銀行間の取引を挟んでもらわないといけません。取立手数料に関しては、次の項目で紹介します。

また、本人確認書類と印鑑は念のため持参しておきましょう。銀行のホームページには、200万円を超える現金・線引のない持参人払式小切手の受払いを伴う取引をする時は、取引時確認がされると書いてありますが、それを下回る金額だったとしても本人確認等をされる場合があります。

みずほ銀行

みずほ銀行でも各支店の窓口に持ち込むことで受け取ることができます。その他も三井住友銀行と同様です。

三菱UFJ銀行

上記2銀行と大部分が同じです。全国に支店がある、いわゆるメガバンクでは小切手の換金についてはほぼやり方が変わらないといえます。メガバンクのどれかに自分の口座を持っている人は、口座を持っている支店に持ち込んで換金するのがやりやすい方法となります。

小切手の換金の手数料って?

三井住友、みずほ、三菱UFJどの銀行も取立手数料がかかります。料金の差は、支払銀行の支店・口座と、受け取り銀行の支店・口座が同一の手形交換所内に属しているかがひとつの基準となります。

手形交換所とは、東京なら東京、大阪なら大阪と各地域に1つ、金融機関同士で小切手や手形を交換する取引所のことです。異なる手形交換所内の場合、その中でさらに普通扱いか至急扱いかによってまた料金に差が出てきます。

ゆうちょ銀行の場合は原則手数料がかかりませんが、支払人がゆうちょ銀行でない場合は上記のような取立手数料が発生するものと考えてください。

小切手の換金の期限はあるの?

小切手を換金するためには、それを支払銀行に見せることが必要です。これを「支払のための呈示(ていじ)」と言います。支払のための呈示は小切手の場合、振出日から10日目まで(振出日を含めて11日間です。最終日が銀行の休業日にあたった場合には翌営業日まで延長される)、に行わなければならないとなっています。

ただ、10日を過ぎても慣例として換金してくれることが多いです。

小切手の換金にかかる日数

支払銀行へ呈示した場合、そして持参人払式小切手の場合、窓口で渡すとその場ですぐ換金できます。支払銀行へ呈示した場合でも線引き小切手の場合は、一度受取人の銀行口座への入金という手順をとりますので、手元に現金として受け取れるのは1~2営業日かかります。

そして、受取人の取引銀行へ持ち込み取立委任をした場合は、支払銀行から受取人の取引銀行への送金処理がありますので、2~3営業日要します。

即座に交換できるのが小切手のメリットと書きましたが、現代では線引き小切手や取立委任を行うことが多く、持参人払式小切手はあまりメジャーではないので、小切手を受け取ったその日に必ず換金できるというわけではないことを覚えておきましょう。

海外の小切手の換金方法は?

ここまで、日本の銀行が支払人である小切手の換金方法を見てきましたが、海外の金融機関が支払銀行だった場合はどのように行うのでしょうか。

アメリカの小切手の換金

アメリカでは元々小切手が個人の日々の支払いにもよく使われており、今でもかなりの量が流通している一般的な支払手段です。アメリカから小切手が送られてきたときの換金方法を紹介します。

受け取り銀行の選び方

まずは、海外の小切手を受け付けてくれる銀行にいきましょう。ゆうちょ銀行では受け付けてくれないので、その他の銀行にしましょう。

支払人であるアメリカの銀行が日本に1つくらいは支店をもっている人もいるでしょうが、そこまで行くのははっきりいって、面倒です。自分が口座を持っている日本の銀行に行きましょう。外国為替を扱っていれば基本的に換金できるので大丈夫です。

受け取り手続き

日本の小切手のように、小切手と本人確認書類を持って窓口に行けば対応してもらえます。外貨を日本円に替えるので、取立に時間と費用がかかります。期間は早ければ2~3営業日で自分の口座に振り込まれますが、銀行間のやり取りに時間がかかると、換金に1カ月程度かかることもあります。手数料も3,000円ほどかかることが一般的です。

トラベラーズチェック

小切手は英語で「チェック(Cheque)」といいます。海外旅行に行く際にトラベラーズチェックという言葉を目にしたことがある人も多いでしょう。国内で小切手は使ったことはないけど、海外でトラベラーズチェックを使ったことならある、という人もいるのではないでしょうか。

実は、トラベラーズチェックは日本国内では2014年3月31日をもって販売が終了しています。現代ではクレジットカードが普及していますし、これも時代の流れといえます。

小切手の受け取り方は知っておこう!

今回は小切手の換金方法を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

普段は接することのない小切手ですけれど、現金の代わりになるのですからいざ手にしたときに換金できないのではもどかしい思いをしてしまいます。受け取った時に慌てないためにも、手順と準備をしっかりととのえて小切手を受け取れるようにしておきましょう。

これからは副業(複業)の時代とも言われていますし、いつ自分が個人事業主や経営者になるかもわかりません。そうした時にも小切手に関する知識はきっと役立ちます。