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「お言葉に甘えて」の敬語での言い方・使い方・類語・例文

Author nopic iconhont
ビジネス用語 / 2018年04月30日
「お言葉に甘えて」の敬語での言い方・使い方・類語・例文

「お言葉に甘えて」の使い方

「お言葉に甘えて」という言葉は、相手からかけられた親切な言葉や配慮をありがたく受けることや、相手が行為的に促してきた気持ちに甘えてそのようにふるまうことをいいます。素直に相手の好意に甘えることができる人の使う「お言葉に甘えて」という言葉は、返された人にとっても自分の申し出を受け入れ頼られていることに喜びを感じます。

この世は持ちつ持たれつの関係です。その心遣いは当然のものではなく、他人の親切なふるまいに気がつかずに礼儀をおろそかにするのは社会人として褒められた行動ではありません。

たとえ見返りを求めない親切であったとしても、そうされるのが当然と考えお礼も言わずにいるのはマナー違反になってしまいます。それでは上手に周囲の「お言葉に甘えて」世渡り上手になる方法についてまとめました。

メール

メールを用いて「お言葉に甘えて」と使うのはどのようなタイミングでしょうか。お礼を言いたい出来事からある程度時間が経っているときや、距離があるとき、直接声に出して言いにくいときにメールで連絡を入れるのも一つの手です。

メールでお礼の言葉を送るメリットは文面を考える時間の余裕をもてることです。ときに人は失言をしてしまうことがあります。一度口に出してしまった言葉はひっこめることができません。その点文章にして送るのであれば送るまでの間に送る相手にふさわしい内容になるように慎重に内容を修正できます。

電話

重要なやりとりは文字でのやり取りではなく、できるかぎり目の前で「お言葉に甘えて」と声に出して伝えるべきと考えている人が世の中には多くいます。また、それが難しいのであれば電話で連絡をしたほうがいいという風潮もあります。なぜならば言葉には意味だけでなく、声でのやりとりでこそ機敏に伝わるものがあり、だからこそ感謝の気持ちを伝えたいときはなるべく直接言うべきです。

しかし生きていくうえでいつでも誰にでも会うことができるとは限りません。なにも言わずに失礼に思われないように、しかし文字だけでのやりとりでは味気ないと思い、せめて声だけでも伝えたいと電話で連絡をとるのは相手の負担も少なく感謝の気持ちが伝わる良いお礼の伝え方と言えます。

SNS

感謝を伝えるときなるべく声で伝えるのが良いとは言いましたが、時代は変わるもの。他人と交流するのに新しいツールが増えています。その中にソーシャル・ネットワーキング・サービス(通称SNS)があります。SNSを使ったコミュニケーションのメリットはとにかく早いことです。

「早く伝えたい」「気構えずに気軽に伝えたい」というとき、また後輩や部下など相手に身構えさせることなく伝えたい人にもおすすめなのがSNSです。より真心が伝わるのが声でのコミュニケーションであれば、SNSを用いた連絡はより便利なコミュニケーションツールと言えます。

「お言葉に甘えて」の敬語での言い方

「お言葉」の「お」は相手に対する敬語表現であるため、「お言葉に甘えて」を敬語で表現しようとする必要はありません。しいてあげるとしたら「お言葉に甘えて」よりも「お言葉に甘えさせていただきます」のほうが丁寧な印象を与えます。しかし日常的に使う言葉として「お言葉に甘えて」という表現は決して不適切なものではありません。

「お言葉に甘えて」の例文

「お言葉に甘えて」という表現の意味「それではお言葉に甘えてそうさせていただきます」「ありがたくそのようにいたします」という意図が含まれています。「お言葉に甘えて」と返事する内容は、言われた人にとっても嬉しい提案であるケースが多いです。

そのため「(夜遅くまで仕事をしている社員に)終電も近いしそろそろ仕事を切り上げて帰ったら?」に対する「お言葉に甘えて失礼します」などのやりとりが例に挙げられます。

頂戴いたします

お隣さんから「これは先日実家から送られた野菜です。おすそわけをどうぞ」と声をかけていただいたときに「ありがとうございます。それではお言葉に甘えて頂戴いたします」と言えるとその後の関係もスムーズになります。

面倒くさいからと希薄になりがちな近所づきあいも、地域の情報を共有するのに重要な役割を担っているので、適度な距離感を保ちつつ、つかず離れず干渉しすぎない長続きする交流をしていきましょう。

頂きます

お言葉に甘えてと言い切るにはもうすこし丁寧にしたく、かといって頂戴いたしますとつけるほどかしこまった言葉遣いをする関係ではない相手には「お言葉に甘えさせて頂きます」と言えると固くなりすぎず丁寧な印象を相手に与えます。

畳の上で正座をしているときに足が痺れてきたときに、それを察した相手の人から「足を崩してもかまいませんよ」と言われたときに「お言葉に甘えさせて頂きます。それでは失礼します」と言い、足を崩すと適度な距離感で礼儀正しく受け答えができます。

「お言葉に甘えて」の類語

「お言葉に甘えて」の類義語には「ご厚意に甘えて」「ご好意に甘えて」「お気持ちに甘えて」「ご親切に甘えて」「お心遣いに甘えて」などがあります。どの表現でも相手がこちらに配慮して融通をきかせてくれた行為に、甘える(ありがたくそのようにさせていただく)ことを意味しています。

「お言葉に甘えて」の言い換え方法

「お言葉に甘えて」という表現に問題はありませんが、言い換えをしたいときは、ビジネスの場では「ご厚意に甘えて」に、身近な人にたいして使う時は「ご好意に甘えて」「お気持ちに甘えて」に、身近な目上の人に対しては「ご親切に甘えて」「お心遣いに甘えて」などの言い換えができます。

「お言葉に甘えて」を言うタイミング

「お言葉に甘えて」とスムーズに言えるときは、実際にそのようにしてもらえると嬉しく、困りごとが解決するときです。例え口に出さなかったとしても、余計なおせっかいにはなかなか「お言葉に甘えて」とは言い出しにくいものです。「お言葉に甘えて」と感謝の言葉をかけるには、実際に頼る内容である必要があります。

甘えてもいい「お言葉」

実際に困っていること、提案された内容が嬉しいことであればおおむね「ありがとうございます。それではお言葉に甘えて」と返して大丈夫です。

ときにとんちんかんな提案を親切な心からされることがありますが、その場合は必要がないことをやんわりと伝えることが大事です。

甘えてはいけない「お言葉」

しかし、世の中には自分から言ったのにも関わらず「お言葉に甘えて」と返すと「一度は遠慮するものだよ」と言ってくる人もいます。そのような「お言葉」は親切で言っているわけでもなければ配慮して言っているわけでもなく、遠慮したらしたで「せっかくの好意を無駄にする」と言ってくる厄介なお言葉です。

どのように判別したらいいのかは「お言葉」ではなく声をかけた人やその人との人間関係から判断しましょう。

社交辞令

たとえ「お気になさらず」「気にしておりません」と言われたとしても、社会的によくない行為を「お言葉に甘えて」と言って続けるのはよくありません。そもそも気にしていない、気にしなくてもいいとわざわざ告げる時点で気にしており、直してほしいと考えています。言葉のとおりに「このままでいいんだ」と判断するのではなく、そのように言った意図を察する必要があります。

「お言葉に甘えて」と言っていいのは相手の好意による親切な心遣いであり、迷惑な人や深く関わり合いになりたくない人に対してその場をやりすごす内容に対して「お言葉に甘えて」という返事するのは不適切です。

「お言葉に甘えて」と言ってほしいシチュエーション

必要としているのに、ときにプライドが邪魔をして「お言葉に甘えて」と言えない場合があります。肉体的に衰えてきた高齢者など、自分にもできるはずという気持ちを抱いている人や、今まではできていたことが自分一人ではできなくなったことに傷ついているときに起こりがちです。

親切に接して、頼ってほしいときに「お言葉に甘えて」と言ってもらいたいときは相手の気持ちを思いやることが大切です。せっかくしてあげているのにという態度はよりいっそう補助を受けにくくなります。誰かを頼るにも頼れる雰囲気というものがあります。できるかぎり困っている人には優しく接することができると、自分が困ったとき誰かが助けてくれる環境になります。

相手に「お言葉に甘えて」と言ってもらうには

相手に「お言葉に甘えて」と言ってもらうには「してあげたいこと」と「してほしいこと」がマッチしていることが重要です。してあげたいけどしてほしくないことをしたり、してほしいのにしてあげることができないということが続くと、不信感や不快感につながり人を頼りにくくなります。

「お言葉に甘えて」といって人に頼るには「この人は頼れる人だ」と感じる信頼関係を築いている必要があります。不快感を抱くような人格面で頼りたくない人やなんとなく信頼できない胡散臭い人にならないように、頼ってほしい相手には真摯に向き合う必要があります。

大人の甘え方

困ったときはおたがいさまですが、困っているからといって全力で寄りかかるのはよくありません。他人の善意を食物にしてはいけません。

特に大人には大人の甘え方というものがあります。甘えと聞くと甘える「なんてだらしない」「甘えるのはいけない」「そんなことはしてはいけない」と考えてしまいがちですが、甘えない社会は厳しい社会です。

誰もが甘えられない環境は非常に窮屈で、まじめな人であればあるほど息抜きもできなくなります。そして自分が甘えてこなかったことを理由に、他人が甘えることを許さなくなります。だからこそ、大人が適度に甘えるということはとても重要です。

負担になりすぎない

自分ができること、すべきことまで他人におんぶにだっこというのは問題です。他人に親切にしてあげようと思う人はいても、自分の生活や人生を犠牲にしてまで他人に親切にしようと思う人はなかなかいません。

大人が他人に頼り甘えることができる環境づくりは重要ですが、それは他人に負担に押し付けていいという意味ではありません。問題解決は自己解決か協力で解決するものであり、他人に「問題が起きたから解決して」と告げるものではありません。

気負わせない

頼った人がどのような性質の人間かはその人次第で、誰かに頼ったときに「これでなんとかなる。ラッキー」と思うか「ありがたいけどどうお返ししていけばいいのやら」と後ろめたく思うかは人によります。

相手に気負わせないためにも、頼られた側が頼られたことをいいことに威圧的高圧的な態度で接するのはいけません。大人の甘えは決して支配したりされたりする関係をつくることではありません。

「お言葉に甘えて」いける社会へ

「お言葉に甘えて」いける社会は他人を信頼し頼ることができ、また頼ってもらえる関係をつくることができます。お互いを信じ、理解しあおうとこころがけ、必要に応じて他人に甘えることができる環境づくりはその先の世代や次の世代にも大事なことです。

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