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不動明王のご利益と・ご利益を受ける方法|高尾山/真言

Author nopic iconMinkia
運気 / 2018年06月06日
不動明王のご利益と・ご利益を受ける方法|高尾山/真言

不動明王とは?

不動明王というと、表情もさることながら、恰好も他の仏様とはだいぶ違っています。見た瞬間は何となく怖いイメージを持ってしまいますが、不動明王のご利益はとても強力で、古くから人々の信仰を集めている人気のある仏様です。

どんな仏様?

「お不動さん」の呼び名で親しまれる不動明王ですが、もとはインドのシヴァ神であるといわれ、別名をインドの古代語、サンスクリットで「アチャラナータ」といいます。「アチャラ」は不動、「ナータ」は守護者を意味しており、これらの言葉の意味から「不動明王」と呼ばれるようになりました。

また不動明王は、降三世明王、 軍荼利明王、大威徳明王、 金剛夜叉明王とともに五大明王の一尊であり、中心に位置する仏様です。さらには密教の最高位である大日如来の化身とも言われ、大日如来が穏やかに諭しても聞き入れない人に対し、厳しい形相をした不動明王に姿を変えて現れたと伝えられています。

どんな特徴があるの?

不動明王は独特な雰囲気を持っていますが、どこが他の仏様と違うのでしょうか。不動明王にみられる特徴とその意味を見てみましょう。

火焔光

一般的な仏様には後光がみられますが、不動明王の場合、背後に燃え盛る炎のようなものがあります。これは煩悩を焼き清めるためにある、火焔光(かえんこう)と呼ばれるもので、明王や天部のみにみられる特徴です。

また、炎の一部が鳥の頭のような形をしたものがあり、迦楼羅炎(かるらえん)と呼ばれています。迦楼羅炎はインド神話に出てくる火の鳥ガルダが前身とされている、聖なる鳥の化身、迦楼羅(かるら)が吐く炎を表しています。

忿怒の形相

不動明王の表情を見ると、目を大きく見開き、眉を吊り上げて強い怒りをあらわにしています。これは忿怒(ふんぬ)の形相といい、優しく諭されたのでは仏法に聞き耳をもたず、過ちを犯す人を恐ろしい形相で一喝し、正しい道へと導きます。

一見恐ろしく感じ、本当に不動明王のご利益にあずかることができるのか心配になりますが、この表情には、たとえ言うことを聞かない人でも、見捨てることなく救いの手を差し伸べる、そんな慈悲深い心が表されています。

天地眼

不動明王の見開かれた目は、よく見ると左右で大きさが異なることに気が付く人は少ないのではないでしょうか。大きく開かれた右目は上を見て、半眼の左目は下を見ています。これは天地眼(てんちがん)と呼ばれ、天から地までくまなく見渡すことができると言われています。

平安時代の中期以前は、前をまっすぐ見据える平常眼(へいじょうがん)が主流だったのですが、それ以降には天地眼が見られるようになりました。天と地をくまなく見渡せるからこそ、不動明王のご利益が人々に行き渡るのでしょう。

三鈷剣と羂索

右手に剣と左手に縄のようなものを持っている不動明王ですが、これには理由があります。右手の剣は三鈷剣(さんこけん)または倶利伽羅剣(くりからけん)と呼ばれ、魔を追い払うと同時に因縁や煩悩を断ち切るためです。

左手の縄は羂索(けんさく)といい、赤、青、黄、白、黒の五色糸でよりあわされた投げ縄のようなもので、邪悪な者を縛り上げ、また煩悩を断ち切れない人を縛りあげて救うためにあるとされています。

高尾山の不動明王は飯綱大権現

不動明王をまつっている寺院は日本中に点在しますが、その他にも不動明王の化身とされるご本尊をまつっている寺院も少なくありません。雑誌やテレビでも紹介される人気のパワースポット、高尾山の薬王院もそんな寺院の一つです。不動明王のご利益は、このような寺院からも受けられることが可能です。

薬王院の正式名称は高尾山薬王院有喜寺といい、あちこちに天狗像がみられます。そのことから天狗信仰の強い寺院という印象を受けますが、これらの天狗像はご本尊である飯縄権現(いづなごんげん、いいづなごんげん)の守り役とされています。

飯縄権現は古くから戦勝の神様としてあがめられ、武田謙信や上杉謙信などの戦国武将達も不動明王のご利益にあずかっていました。飯縄権現は白狐に乗った鳥天狗の姿をしていますが、不動明王の化身であり、それを証するように背後には火焔光、顔は忿怒の形相、手には剣と羂索を持っています。

飯縄権現と不動明王のご利益

単刀直入に言うと、飯縄権現はあらゆる悩みに対してご利益があると言われています。飯縄権現は不動明王の化身であるため、不動明王のご利益を求めて薬王院を参拝する人々も少なくありません。

戦国時代後半には、武神としてあがめられ、江戸時代中期になると人々の祈願は無病息災や雨乞いに変わり、そして江戸時代後期では火防の神として信仰を集めました。それほど不動明王のご利益はパワーがあると人々に信じられていたということです。

古くからその時代の背景に合った、さまざまな苦悩や祈願を聞き入れて、今もなお人々を救済し続けています。

不動明王のご利益は?

少し変わった雰囲気を持つ不動明王ですが、昔から数多くの人が不動明王のご利益を求め、信仰しています。実際にどのようなご利益があるのでしょうか。

現世利益

苦悩や煩悩から逃れるため熱心に信仰しても、神仏によってはそのご利益は来世で受けることがあります。不動明王は現世利益、つまりこの世でそのご利益を受けることができ、全てのことに効果があるとされています。特に商売繁盛、勝負必勝、立身出世などについては、その高いご利益の効果が期待できると、不動明王のご利益を求めて寺院を参拝する人が後を絶ちません。

邪気払い

不動明王は、現世利益のほかに、厄難除災の仏様として知られています。昔、弘法大使である空海が中国からの帰路、ひどい暴風雨に襲われたことがありました。その際に不動明王像に祈願して無事に旅を終えることができたことから、厄難除災にご利益があると熱心な信仰を集めたと言われています。

恐ろしい形相と手にしている剣と羂索で、あらゆる邪気や悪霊を払いのけてくれるため、今も変わらず多くの人が邪気払いを祈願します。また、不動明王のご利益の中でも邪気払いはとても効果が高いとされています。

不動明王のご利益を受ける方法は?

不動明王の力は、現世利益や邪気払いに効果があるとお話してきましたが、実際にどのようにしたら不動明王のご利益を受けられるのでしょうか。効果的な方法をいくつかご紹介しましょう。

真言をとなえる

不動明王のご利益を受ける方法として最も効果的だと言われるのが、真言(しんごん)をとなえることです。真言はサンスクリット語でいうマントラを意味し、神仏によって異なります。

真言をとなえるにあたり、密教の「三密」である、身、口、意を実行するとより効果が高まりますが、修行を積んでいない人には容易にできることではありません。身は印を結び、口は真言をとなえ、意は仏と一体化することを意味していますが、真言を口に出してとなえるだけでも効果があり、不動明王のご利益を受けることができます。

まず不動明王のご本尊前に座ります。ご本尊がなければ絵や写真、またはイメージをしながらでも構いません。気持ちを落ち着かせて、真言「ノウマク・サンマンダー・バーザラダン・センダー・マーカロシャーダー・ソワタヤ・ウンタラター・カンマン」を9回となえます。手は印を結ばず合わせるだけでも大丈夫です。

護摩で祈願する

護摩とはサンスクリット語「ホーマ」が語源で、焚くという意味があります。もともと、インドの儀礼でお供え物を焚いて神仏にささげ、祈願していました。

この護摩祈願は、ご本尊前にある火炉で護摩木を焚いて清めることで、不動明王のご利益が得られると大変人気があります。護摩木は願う事によって異なり、値段も3千円ほどから10万円ぐらいとさまざまです。

より効果的に不動明王のご利益を受けるためにも、自分に合った護摩木を選びましょう。また祈祷日時が決まっている場合が多く、お寺によって違いますので、護摩祈願をするときには必ずお寺に確認してください。

お守りを購入する

不動明王を祀っているお寺の境内でも、さまざまな形や材質のお守りがあり、値段も千円以下とお手頃です。ご本尊の前で祈願したあと、さらにお守りを購入すれば不動明王のご利益の効果も高まりますし、何よりいつも不動明王が守ってくれているという安心感を持てます。

最近はインターネット上でも不動明王のお守りを購入することができ、古式護符、カードお守り、指輪やネックレスと、種類も豊富です。どれが良いということはありませんが、自分が常に持ちやすいものを選ぶとよいでしょう。より確かな不動明王のご利益を受けるためにも、購入の際には、お坊さんによって法要されたお守りなのかという点も確認することが大切です。

不動明王のご利益は信じる人のみ受けられる

いかがでしたか。今回は不動明王がどんな仏様なのか、不動明王のご利益がどんなもので、そのご利益はどのようにしたら受けられるのかという点についてお話してきました。不動明王のご利益が幅広いと知り、ご本尊に祈願したいと思われたのではないのでしょうか。

誰でも迷いや苦悩があり、神仏にすがりたくなる時があります。昔から人々の信仰を集めている不動明王のパワーは、はかりしれません。その力を信じる人だけが、不動明王のご利益を感じることができるでしょう。

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