社会人は常識を知らないと恥をかく
学生の間であれば、常識が多少なかったとしても「仕方がないな」と許されることもあるでしょう。しかし、社会人になった以上はそれでは済まないことが多々あります。
失敗する前に確認
それでも「わからないな」と思った時に、自分の考えだけで行動するのは危険です。わからない場面に出くわした時には、上司や先輩などに事前に確認しておきましょう。新入社員であれば指導してもらえますし、もっと年数が経つとより聞きにくくなってしまいます。
社会人として知っておくべき常識20
常識1:挨拶
挨拶の内容も知っておきたいポイントです。「ご苦労様です」は通常目下の人に対しての言葉遣いとなります。目上の人に対しては「お疲れ様です」などの言い方をするようにしましょう。
常識2:服装
また、私服での勤務の場合であっても必要な職場でないのであれば、過度な露出や攻撃的な服装は避けるなど、落ち着いた服装であることが望ましいでしょう。
常識3:言葉遣い
またいわゆる若者言葉を仕事中に出さないというのも重要です。「超」や「すごい」「なんか」などは気を抜くと癖で使ってしまいがちな若者言葉です。きちんとした言葉ではないので注意が必要です。
常識4:時間を守る
万が一不測の事態により時間に遅れそうなときは、少しでも早く連絡するなどの対応力も必要になってきます。
常識5:無断欠席をしない
当日の欠勤の場合、当たり前ではありますが、わかった時点ですぐに連絡しましょう。事後連絡だと無断欠勤扱いとなってしまいます。連絡の方法も会社の方針で別に決められている場合を除き、電話連絡が基本となります。
常識6:名刺のやりとり
事前に勉強しておくことはもちろんですが、可能であれば上司や先輩に名刺の受け渡しのやり方に問題がないかをチェックしてもらっておくと、本番になっても焦らずに行うことができます。
常識7:電話の対応
はきはきと話す事や要件を把握すること、担当者不在の場合の折り返しの要不要など、相手からの要望を正確にくみ取る必要があります。要件などは復唱確認を行う、メモを取るなどを心がけましょう。
常識8:スマホやケータイの使い方
更衣室など別の場所に置いておく際にもマナーモードにしておくなどの配慮が必要です。
常識9:メールの書き方
また、CCやBCCの使い分けも重要です。間違ってしまうとアドレスの流出などの問題が起きてしまう可能性もあるため、きちんと理解したうえで使い分けを行いましょう。
常識10:ホチキス止めの仕方
横書きの書類であれば左上、縦書きであれば右上を止めるのが原則になります。その際、一番上の紙だけではなく、下の紙まで文字がかぶって見えづらくないか確認しておく必要があります。
ただし、ホチキス止めの方法は会社によっても定められていることがありますので、こちらも事前にチェックや確認をしておくと安心です。
常識11:お茶の出し方
お茶を出す順番は基本的に議長や上座に座っている人からになります。取引先など社外の人がいるのであれば、社外の人を優先させます。茶托にはお出しする直前に置くなど、細かなマナーも抑えておくことで常識のある人だと思ってもらうことができるでしょう。
常識12:上座下座について
大原則として入口から近いところが下座、遠いところが上座だと覚えておけば良いでしょう。各々のシーンで困らないように、想定できるシーンの上座下座について学んでおくことも重要です。
常識13:冠婚葬祭のマナー
基本的なマナーを押さえておかないと、重要な機会に恥をかいてしまったり、招待してくれた人に失礼になってしまったりしてしまいます。特に結婚式やお葬式などの一般的な常識は押さえておくようにしましょう。
常識14:訪問先でのマナー
靴はそろえることはもちろんですが、揃えだ状態で脱ぐと相手に自分の背面を見せることになってしまいます。先に正面から脱いだ後、手でそろえるのが正しいマナーです。また、コートなどは基本的に玄関先で脱いでおきます。また、帽子などもかぶったままお邪魔しないように気を付けましょう。
常識15:食事や飲み会でのマナー
乾杯のグラスは目上の人より下げる、目上の人には進んでお酌をする、食べ始めるのは先に上司や先輩が手を付けてから、など気配りが重要なポイントとなります。社外だからと気を抜くのではなく、初めのうちは仕事の延長だを考えて臨む方が無難です。
常識16:ホウレンソウについて
ホウレンソウをきちんと行っていれば大きな問題を未然に防ぐことができたり、人間関係が円滑になったり、適格なアドバイスがもらえたりなどいいことずくめです。
常識17:知っておくべきビジネス用語
基本的なビジネス用語をまとめましたので、参考にしてみてください。ただし、会社によっては使われている意味が多少違う場合がありますのでご注意ください。
ビジネス用語 | 基本的な意味 |
---|---|
ニーズ | 必要なもの、必要とされているもの |
フィードバック | 結果や評価、またその理由などを伝え返す事 |
ドラフト | 草案、下書き |
アジェンダ | 議題、課題、行動の予定表や計画表 |
コンプライアンス | 倫理、法律などに従う、法令遵守 |
午後一(昼一) | 午後一番、昼休憩の後すぐ |
常識18:漢字の読み書き
しかし社会人になった以上、基本的な読み書きができるのは常識です。不意に書いた文字がひらがなだらけだと常識を疑われてしまいます。会社で読み方に自信のない漢字を目にしたらメモをして置いて後で調べるなど、普段から意識して漢字を学ぶ姿勢も重要です。
常識19:時事ネタニュース
ただし政治のネタなどはトラブルに発展することも無きにしも非ずですので、うまくかわしながら対話する力も求められます。
常識20:失敗した時には謝罪する
人間である以上、どんなに気を付けていても失敗してしまうことはあります。そんな時に言い訳ばかりで謝罪がないのであれば「常識がないな」と思われてしまいます。きちんと謝罪をしたうえで今後同様の失敗を起こさないように原因の追究、改善を行うことが社会人としての姿勢といえるでしょう。
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社会人の常識に関する資格
社会人常識マナー検定
主に3級は基本的な社会常識、2級はビジネスマナーやコミュニケーション、1級はリーダーシップや後輩への指導などについて出題されます。
実用マナー検定
準1級までは自宅での受験もできるので、比較的気軽にチャレンジすることができる検定です。
常識は時と場合により変化することもある
一方で、常識とは状況によって変化することがあります。「これが常識だから」と頑なになってしまうと却って常識外れだと認識されてしまうこともありますので、臨機応変に対応することも大事だと知っておきましょう。
失礼にならない態度を心がけよう
常識にこだわるあまり、相手に対して失礼な態度にならないように心がけることが大切です。