他人への評価が定まらない
感受性が強い人はその時、その時で人に対しての感じ方が違ったりするため、他人への評価が定まらないことがあります。同じ人に対してある時は優しく感じたのにある時はこわい人だと感じることがあります。そのため、人を信頼することに時間がかかります。また、そのために周りの人から八方美人だと思われる可能性もあります。
感受性が強い人の性格は?
感受性の強い人は人の気持ちを敏感に察することができますがそのために気を遣ってしまい、言いたいことを我慢したりします。また、環境に大変左右されやすく周りのことを常に気にしてしまうため、いつでも自分の意見だけを通すということができません。こういったことから感受性が強い人は周りの人から穏やかな性格の人と思われていることが多いでしょう。
また、人に気を使う分、とても繊細な人で傷つきやすい性格をしています。但し、感情を表に出さないので、周りの人は本当の性格に気づきにくいです。
感受性が強い人に向いている職業は?
感受性が強い人はどのような職業が向いているのでしょうか?ここでは、感受性が強い人に向いている職業を幾つかご紹介します。
芸術家
芸術家に不可欠なものは感受性といっても過言ではありません。感受性が強いからこそ、画家、陶芸家、作詞家は独創的なものを生み出し、人に感動を与えることができます。
また、感受性が強い人は他人といると気疲れしてしまうことがあるため、複数の人と一緒に働くよりも1人で行う仕事の方が向いています。その点からも芸術家の仕事は感受性が強い人に向いていると言えるでしょう。
心理カウンセラー
感受性が強い人は人の気持ちを汲み取るのが上手く、また、思いやりをもって人に接することができる傾向にあります。また、色々な角度から物事を見たり聞いたりもできるため、色々なことを分析することも得意です。このようなことから、相手の気持ちをよく理解して、尚且つ、相談者の答えを上手く導きださなければいけない心理カウンセラーは向いているといえます。
職人・技術者・研究者
自分が得意とする技術、知識などを活かすことができる分野での職人・技術者・研究者の職業の場合、本来の力を発揮することができるでしょう。また、職人・技術者・研究者の仕事は細かいことまで目が行き届くことで、より一層、素晴らしい仕事が可能です。そのため、細かいことにも気付くことができる、感受性が強い人は職人・技術者・研究者の職業に向いていると言えます。
福祉関係の仕事
感受性が強い人は人の気持ちを解ってあげることができたり、人のことを気遣ったり、また、色々なことに対して細かいことに気がつくことができるでしょう。そのため、細部まで気を遣うことを必要とする福祉関係の中でも特に介護などの仕事に向いているといえます。
但し、介護の仕事は体力も必要のため、体力に自信がない場合は介護事務などの裏方の仕事に就けばいいでしょう。介護事務の仕事でも現場のお手伝いをしたり、細かいことに気づく感性を生かして現場の改善をしたりすることもできます。
小説家
感受性が強い人は人の気持ちを汲み取るのがうまく周りの状況変化にも敏感なため、洞察力が鋭い方がいいとされる職業の小説家に向いているといえるでしょう。また、人の気持ちを汲み取り、相手のことも考えるため、多くの人に共感してもらいやすい文章が書けます。そのことからも小説家は向いている職業といえます。
一般企業に勤めるのなら
一般企業で仕事をする場合、感受性が強い人はたくさんの情報を受け取ってしまうことから人が少ない職場の方が向いています。例えば大きな会社に入社したとしても、その会社に数人で働いている営業所などがあれば、そういった場所で働く方が向いています。人が多ければ多い分、受け取る情報がたくさんになるので疲れてしまうからです。
また、環境の変化が激しく人の入れ替わりの多い職場も好ましくありません。苦手なタイプの人が近くにいると相当なストレスを受けてしまうので、人の入れ替わりが少ない職場で働く方がいいでしょう。
感受性が強い人かどうか確認できるチエックリスト
あなたは感受性が強い方でしょうか?感受性が強い人なのかどうかを知りたい場合は感受性が強いかどうかを下記のチェックリストで確認してください。
〈感受性が強いかチェックリスト〉
・すぐにびっくりする
・空想に浸るのが好き
・アートや音楽が好き
・映画やドラマに感情移入してしまう。
・環境の変化が苦手
・大きい音が苦手
・ちょっとしたことで涙が出る
・人の話に共感してしまう
・人混みが苦手
・匂いに敏感
この項目に多くあてはまる人ほど感受性が強い傾向があります。
感受性が強いのはいいこと?
初回公開日:2017年08月23日
記載されている内容は2017年08月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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