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見返りを求める人の特徴と性格・見返りを求めない考え方

カテゴリ:人間関係

更新日:2024年10月10日

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見返りを求めがちな人の特徴・性格

見返りを求めるというのはどういうことなのでしょう。もちろん自覚があって、見返りを求めて行動することも多々あります。ビジネスにおいては、欠かせない営業活動のひとつでもあります。厄介なのは、自覚がない人です。自分が見返りを求めているつもりはないために、自分の行いを正当化してしまいがちです。

自分がどうなのか、この機会に見つめ直してみましょう。周囲の人たちとの信頼関係を築いていく、ヒントになるでしょう。

特徴は?

例えば、これまで一度は他人に裏切られたと腹立だしい思いを経験したことがあったのではないでしょうか。自分がこれだけしてあげたのにとか、面倒みてあげたのに、期待してたのになど、そんな思いがよぎったことでしょう。実際些細なことからひどい裏切りまであったと思います。もちろん、悪いのは裏切った相手です。

ただ、思い返してみてください。友人や知人、家族に対してそんな怒りや落胆を度々感じる機会が多くありませんか。そんな人は、要注意です。相手に対して常に見返りを求めてしまう人の典型的な特徴のひとつにあてはまります。

無自覚なことが多いです。相手に見返りを求めてしまうだけに、相手がそれ以上のことをしてくれないと腹が立って仕方ありません。友人にそのことを話しても共感されることは少なく、「そんなに怒ること」と不思議がられることも多いでしょう。

性格は?

そんな人に多い性格は、先輩風を吹かす人・おせっかいな人・面倒見の良い人・説教好きな人などです。

最初は良い人かと思ってしまい、気を許してしまいがちです。相手に気に入られてしまうと何かにつけて寄って来ては見返りを求められたり、突然キレられたりと思ってもみなかったような面倒な関係に巻き込まれてしまいがちです。

性格に共通して言えるのは、常に上から目線で「してあげた」という意識が強いことです。自分だったらこの程度は許されるという勝手なルールにより、横柄で強引な態度になりがちです。自分のことは棚上げをした自分ルールによって、やたらと人の批判や説教をしたがります。

面倒見の良い人は、自分のそういう傲慢さを自覚できている人です。それを隠すために人当たりの良い仮面を被っているので、人間関係をこじれさせる一番厄介なタイプとなります。

見返りを求める心理

承認欲求

私たちは、どうして見返りを求めてしまうのでしょうか。それは私たちの誰もが持っている「認められたい」という欲求からきています。「承認欲求」と言われていて、生きるための欲求が満たされてることで、私たちにはさらなる欲求が持ち上がってきます。

それは生まれて間もない乳児でさえ持っている要求です。ママを求めて泣いたり、目がある程度見えてくる頃には、目が合うとにっこりと笑います。ほめられるのが大好きで、ほめてもらいたくていろんなアピールを始めます。その欲求は大人になっても無くなることはありません。「認められたい」その思いは、私達の行動を決めさせる大きな衝動となります。

人をほめる心理

やがて大きくなるにつれ、無条件になんでもほめてもらえる機会はなくなり、「できてあたりまえ」が増えていきます。自分のことを思い返して見てください。人を普段からほめられているでしょうか。大人になっていくにつれ、自分自身が相手を褒める立場になっていきます。

ところが自分に甘く他人に厳しい目を向け始めてしまうのが、私たち人間の性です。人の悪口・批判はどんどん出てくるのに、意識しなければささいなことでは相手を褒めようという心理にはなりません。そのため、人よりどこか秀でている部分がなければ、ほめられる機会は少なくなってしまいます。

その現実を受け入れられず、何とかしてほめられたい・認められたいという欲求を抑えることが出来ない人がいます。そのような人が用いる手段のひとつが、「見返り」です。

見返りを求めないようにする方法

見返りを求めた行動は、せっかく良いことをしても評価されにくくなります。では見返りを求めないようにするにはどうしたらよいのでしょう。

まずは自分が世の中においてどの位置にいるのかを見つめ直す必要があります。容姿や学業、仕事のレベル、得意分野など。ここで自分を過大評価してしまうことが、承認欲求を助長させてしまいます。「自分はもっとモテてもいいはずなのになんでモテないのだろう、仕事の評価をもっとされるべきなのに、どうして評価されないのだろう」そんな思いで頭の中は占められてしまいます。妥当な評価も、理不尽な評価としか思えなくなります。

自分を良く知ることで、周りから認められるにはもっと努力が必要だとようやく気がつくことができます。他人の目からではなく、自分自身が誇れる自分でいられるかが重要です。それが自信へとつながります。

他人の目を気にして右往左往することなく、我が道を迷いなく進んで行けるようになるのです。見返りを気にせず、自分がやりたいと思ったことをやる。そんな自分に変われるはずです。

見返りに関することわざ紹介

見返りに関して古くからいくつかの格言・ことわざが言い伝えれてきています。見返りを求めないというのは、人間の美徳とされてきたことが読み取れます。見返りを求めないことで、心を豊かに保てると教えてくれているのです。

そんなことわざを2つ紹介しましょう。

情けは人のためにならず

魚心あれば水心

初回公開日:2017年10月07日

記載されている内容は2017年10月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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