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綺麗事ばかり言う人|特徴/長所と短所/言うメリットとデメリット

カテゴリ:人間関係

更新日:2024年09月25日

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綺麗事とは

綺麗事とは、実情にそぐわない体裁ばかりを整えた事柄のことを指します。例を挙げますと、浮気ばかりしている男性が彼女に向かって「お前が大事だ」と言ったり、友達をけなしてばかりにも関わらず、「その友達が大事」と言うようなとき、「綺麗事を言っている」と言われます。

心理的特徴

人はなぜ綺麗事を言ってしまうのでしょうか。綺麗事を言っているときの心理について分析して紹介します。

自己アピールをしている

男性に多く見られがちな自己アピール。心を射止めたい女性の前では、ついつい綺麗事を言ってはかっこいい男性、いつもよりも背伸びをした男性として見られたいと思ってしまうものです。

心理学の世界では綺麗事を「自己宣伝」といい、自己宣伝をたくさんしてしまうことを、「印象操作」と呼びます。普段女性を前にしていない時には、特にカッコイイことを言わず、弱気であるのにも関わらず、急に性格が変わったかのように男前で強気になる人もいます。

自分を大きく見せようとしたことに相手があまり気づかず、相手がすんなりと受け止めてくれた場合には、誇張する前の自分よりもイメージがアップするので成功です。しかしながら、その誇張が自然でないと、違和感を持たれ、この人「嘘っぽいな」と思われてしまうこともあります。取り繕った姿が普段とかけ離れすぎると、信頼に値しないと思われてしまうこともあります。

否定されたくない

目標を持っている人が毎日地道に努力を積み重ねる際に、「努力は必ず報われる」という綺麗事を信じて努力を行うことがあります。それがたとえ、どんな辛いことの繰り返しであったとしても、「努力は報われる」と信じてやり続けます。このとき、「どんな時にでも努力は報われるのだ」と信じるることは、自分のしていることを肯定し続け、モチベーションを最高の状態で保つことに役立ちます。「努力は必ず報われる」は、綺麗事かもしれませんが、モチベーションを保つためには必要な綺麗事なのです。

努力をしても報われないかもしれないと思えば、「何故ここまで辛い思いをしなければならないのだ」と思ってしまい、努力をやめてしまうこともあるでしょう。自分がしていることを否定することになり、気持ちが鬱屈してしまいます。自身を正当化して、毎日をモチベーション高く過ごすために時には、綺麗事が必要なのです。

承認欲求が強い

実力がない人ほど、実際の実力を見られることに臆病になってしまいます。そんな人は、自分の実力を隠すために嘘をついてしまうことがあります。そのような嘘は、また新たな嘘を呼び、塗り重ねるように嘘をつかなければならなくなっていきます。それが続くと、自分自身を取り繕うことばかりに関心がいき、本当の自分の内面や失敗を認められなくなる場合があります。

そうなると、自分自身を大きく見せるために誇張したり、相手を下に見るような発言をしたりすることが増えていきます。本当の自分が認められているわけではないということが分かっているので、見栄をはる、つまりは「綺麗事を言う」ようになります。

あまりにも表面上取り繕ったような発言ばかりしていると、周りから信頼されなくなってしまいます。親しい人が注意をしてあげることで改善されることもあります。

人より上に立ちたい

人の上に立つことで、賞賛を浴びたい場合に「綺麗事」を使う人もいます。綺麗事を高らかに言うことで、周りの人よりも目立ちたいと考えます。相手よりも目立っている、強い、発言力、影響力があると感じることで、「人より上に立っている」という実感を持つようになります。

綺麗事ばかりを並べる人は、とにかく「相手よりも自分が綺麗であること」、「良い志を持っていること」を分からせたいと思う傾向にあります。

性格

嫉妬心が強い

綺麗事を使って人の上に立ちたがる人は、ライバル的存在や者に対して劣等感を感じ、嫉妬心が強い傾向にあります。相手に対して嫉妬心を抱いていることを認めたくないという場合や、劣等感を感じていることを否定しようとして、綺麗事を使います。暗に「俺(私)の方が凄い」ということを周囲に分からせようとして綺麗事を使うのです。

この手のタイプの人間は、周りよりも地位、名誉が欲しい、輪の中心的存在になりたい特徴があり、常に周りと自分を比較をしては「一番になりたい」と思っています。そのような本心を隠して人と接するために綺麗事が必要なのです。

嫉妬心が強く、人よりも目立つことをしてしまうと、同じようなタイプの相手に、「俺(私)よりも目立ちやがって」と嫉妬され、逆恨みされてしまうこともあります。

偽善者

周りから善良だと見られたいというために、自分自身を誇張して綺麗事ばかりを言う人もいます。これが行き過ぎると偽善者になってしまう可能性があります。偽善者とは、言っていることは善良であるのにも関わらず、やっていることは善良ではない人のことで、「話すこと」と「していること」にギャップが生じている人のことを言います。「話すこと」が善良であがゆえ、初対面の相手にはよく思われる傾向にあります。

偽善者は第一印象がいいというメリットがある一方で、話している内容の割には行動が伴っていないことから、相手に違和感を感じられ、徐々に信頼を失ってしまう傾向があります。このような人は、善良だと見られることだけが目的なので、発言が無責任になりがちです。

もちろん、周りの人から良く見られたいということ欲求は誰にでもありますが、偽善者的な考え方の人は、常にその中心が自分でありたいと願い、相手のことは考えずに、計算高く、綺麗事をいうことで、自分自身を満たそうとします。そのことが、周囲に不快感を与えてしまうのです。

八方美人

八方美人とは誰から見ても良く思われたいということです。接する人によって言動が変わってしまう人のことを言います。その都度、相手に合わせた自分になってしまうことで、自分に一貫性ががなく、発言が表面的になることから、綺麗事ばかり言う人というレッテルを貼られてしまいます。

ただし、八方美人には2通りあり、自分が良く思われたいと強く願い、相手を利用するタイプと、自分に自信がないことから、相手を傷つけることに臆病であり、合わせているタイプがあります。

まずは、誰に対してもいい顔をしてしまうことに自分自身で気がつくことができれば、自分は臆病者で弱気であることを伝えた上で、相手に合わせ気味に話すことができますので、変に態度を変える人とも思われずに信頼関係を積んでいけるようになります。

先を考えていない

周りに「綺麗事ばかり言う」と思われている人の中にも、「綺麗事で言っているつもりはない」と思っている人もいるかもしれません。そういう人は自分自身を理解せず、相手がその言葉を捉えた時にどう思うか、先を考えられない傾向にあります。

これは失敗している経験が少ないこと、誰かに依存をして生きてきたなどの結果、苦労をしていないことなどが原因だと考えられます。本人は、「よく見られたい」などと思っておらず、ただその時に考えたことを話しているだけなのですが、結果として相手が裏切られたと思ってしまうこともあります。よく考えずに発言してしまうことで、他人との関係性が悪くなってしまいます。本人には原因が分からず傷ついてしまう人もいます。

綺麗事を言うことのメリット、デメリット

初回公開日:2017年07月24日

記載されている内容は2017年07月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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