身内のみというパターンが多い
いとこ同士の結婚の場合、身内のみの結婚式を挙げたいというひとがいます。やはり、法律で許可されているからと言っても世間の目をどうしても気にしてしまうことがあるようで、知人や友人などを招待したくないという夫婦が多くみられます。
その場合ほとんどが話がわかっている身内のみで式を行うという方法で済ませることもあるようです。
いとこ同士の結婚というのを伏せている
女性であれば一度はウェディングドレスを着てみんなから祝福されたいと感じるでしょう。しかし、いとこ同士の結婚となればあまり公に結婚式をするのが周りの目が気になる、という人は、身内にのみ夫婦の関係を明かして、友人や知人などには関係を伏せるという方法もあります。
もちろん、これには結婚式会場にも伝える必要があるので、式場の担当スタッフにその旨を相談すると対応してくれます。ただ、嘘をつくのはいけませんので、あくまで伏せるというところだけをするようにしないと、今後の人間関係にひびが入りますので注意が必要です。
反対されながらの結婚式もある
やはり、新郎新婦の中では両親から反対されるというパターンも少なからずあるようです。しかし、両親の反対を押し切って駆け落ちをしたり、絶縁してでも結婚することもあります。
反対を押し切ってでも結婚するのであれば、結婚式にも十分に注意が必要になります。できれば穏便に済ませたいところですが、両親との距離感や関係性などが結婚を理由に悪化したのであれば、結婚式を成功させるための対策を十分に行っておきましょう。
やはり世間の目が気になる
結婚式という場には様々な人が集まります。もちろん、招待しないことには集まることはありませんが、いとこ同士の結婚という事実を周りに知られるのがどうしても気になって仕方ないという人がいます。
もちろん、身内ないの結婚式を行うことはできますが、どうしても通常婚と同じように盛大に式を行いたいけど周りにはいとこ同士の結婚だと知られたくないという場合は、それなりの対策は重要になってきます。
いとこ婚のメリット
さて、これまで色々とお話をしてきましたいとこ同士の結婚ですが、結局のところメリットはどうなのでしょうか。様々な問題に直面する反面、それを乗り越えてでも手に入れることのできるいとこ同士の結婚ならではの幸せもあります。
では、そんな幸せな生活にはどのような特徴があるのかご説明いたします。
心強い
いとこ同士の結婚は近親婚となるため、周りは気心知れた親戚が周りにたくさんいることになります。配偶者の両親も小さい頃から知っている人です。さらに、いとこ同士で結婚しているということは関係はとてもいいというわけでなくても、悪くはない状況になるので、なにか壁に直面したときに相談しやすいという面があります。
また、相手の両親とも関係が良好であるということと、両親同士が兄弟姉妹関係にあるので、両家間の話がスムーズに進みます。そして、何と言っても結婚してから不安になるのが「嫁姑問題」です。姑となる婿の母親から何か嫌味を言われたり、嫌がらせ行為を受けたりするこの問題ですが、いとこ同士の結婚だと、姑はもちろん叔母(伯母)になります。小さい時から一緒にいるのであれば、今で通りの関係を築いていけます。
ただ、反対を押し切って結婚した場合は人が変わったように嫌がらせや嫌味を言ってくるようになったという家庭もあるようなので、その場合は注意や対策が必要です。
夫婦喧嘩の仲裁に両家が入りやすい
いとこ同士の結婚なので、もちろん二人の両親は兄弟姉妹関係にあります。自分の子供同士の結婚を認めるくらい仲がいいので、もしも夫婦喧嘩をしたとしても両家の両親が仲裁に入りやすいというメリットもあります。
離婚問題があったとしても、両家同士の話が進みやすいというのもメリットの一つです。結論を言うと揉め事の解決がとても早いということです。良い方向に転ぶのか、悪い方向に転ぶのかはわかりませんが、問題の解決がしやすいのは大きなメリットです。
親戚が増えない
問題が起こるもう一つの原因は人が増えることにあります。親戚が増えると、両家の問題などがちょっとでも起きるとそれが大きくなって大変なことになります。両家間の問題に対して矢継ぎ早に他の親戚達が口を出して当事者たちが混乱したりするケースも中にはあるようです。
しかし、身内で結婚をするいとこ婚はそういった内輪揉めなどは最小限で済まされます。もともと親戚同士の彼らはいとこ同士で結婚した夫婦二人が子供の頃から数々の問題を解決している実績がありますので、身内で発生した問題の解決方法については体に染み付いています。いとこ同士で結婚した二人を子供の頃から知っている両家だと、なおさら解決する方法をよく知っています。
いとこ婚のデメリット
いとこ婚は親戚同士が近いと言うこともあり、人間関係が楽など様々なデメリットが存在します。いとこ同士の結婚でも、様々な問題に直面します。ここでは数あるデメリットの中から抜粋してお話します。
障害児がうまれやすい
いとこ婚の場合、10人に1人の確率で奇形児や障害児が生まれやすいというデータがあります。それは、いとこ婚をした夫婦の間でできた子供だけでなく、その孫の世代より後でもあり得る話になります。
末裔までこのリスクが付いて回るデメリットがありますが、そのリスクを承知でも子供が欲しいと言うことであれば、あまり大きなデメリットに感じないという人も中にはいるようです。
たくさんの悩みを抱えることになる
奇形児や障害児が生まれやすいというのは、いとこ婚をする上での悩みの一つでしかありません。重要なのは、万が一自分の子供や孫が奇形児や障害児だった場合、悩んでくよくよするのではなく、その子供が幸せになるように全力を尽くせるかどうかが重要になります。
その分、健常児の子育てより体力的にも精神的にも苦痛を味わうことになります。
周りの目線
いとこ同士の結婚だと言うことがわかれば、周りからの目線も気になります。いとこ同士とはいえ、結婚している以上夫婦の生活があります。近親相姦になるのではないか?と心配される方もいらっしゃれば、そういう目線を向けられるのが怖いと言う方も中にはいらっしゃいます。
お話したとおり、日本の法律では、お互い同意の上であれば近親相姦を取り締まる法律はりません。しかし、世間的には夫婦であれ近親相姦として見る目が強いため、噂話をされやすい傾向にあります。同じ会社ないでそう言う噂が飛び交うのが苦手だったり、ストレスを感じるという場合は相当なリスクがある上に大きなデメリットになるかも知れません。
話がこじれる場合も
初回公開日:2017年08月18日
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