「客観的な人」の2つの特徴|主観的との違い・客観的に見る方法-uranaru
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客観的であることは仕事のみならず、様々な面で非常に役立ちます。主観的になってしまうと、視野が狭くなり、問題に突き当たった時、解決するのが難しくなってしまうのです。客観とは、特定の立場に囚われることなく、物事を観察、考えたりするさまのことを言います。
客観の対義語は主観です。つまり、特定の立場から物事を観察、考えるさまのことです。抽象的な説明だけでは理解が難しいので、具体的に客観的な人の特徴をご説明します。
客観的な人は、直感的に考えることが少なく、論理的思考が得意な人が多いです。論理的思考とは、直感に頼らず客観的に考えることを言います。初対面の人に会った時、印象でその人の性格を推測します。例えば、「真面目そう」、「優しそう」、「怖そう」など様々な印象を受けます。
このような印象で、初対面の相手の性格を決めてしまうのは直感的な考えです。客観的な人は、たとえそのような印象を受けたとしても、それを証明する証拠が無ければ結論付けません。
客観的な人は、上記のような考え方をするため、過大評価、または、過小評価をすることが少ないです。人の能力を評価する場合、ほとんどの人は感情が邪魔をします。その人が好きだから能力以上の評価を与えることがあり、その逆に、嫌いだから評価を不当に下げてしまうのです。
評価される人が好きであろうと、嫌いであろうと、見るべきなのは能力です。客観的な人は、その能力のみを評価し、自分が好きであるか嫌いであるかは考慮に入れないのです。
主観的については、上記でも少し触れましたが、ここではより詳しく主観的はどのようなことかを極力具体例を出しながら説明します。日ごろの自分の考え方の癖が主観的になっていないか、以下で紹介する客観的な考え方との違いで確認してみましょう。
主観的な人は物事を考える際、先入観を挟んでしまいます。例えば、現物を見ずに、産地のみで商品価値を判断する場合です。○○産だから品質が悪い、××産だから品質が高い、という判断です。
商品価値は、性能や使いやすさなど、商品そのものを見るべきなのに、このような先入観がある所為で正しい判断を下せなくなってしまいます。○○産の商品の品質が高い可能性を考慮しておらず、証拠が不十分なまま判断を下してしまいます。
主観的は「自分」という立場から物事を見てしまう為、客観的に考えなければならない問題に感情を挟んでしまうことがあります。そうなってしまうと、問題の収拾が遅れたり、余計、複雑になってしまうのです。
サスペンスもののドラマや映画で、刑事が犯人に同情して、見逃してしまう、というようなシーンが稀にあります。しかし、どのような背景を持っていたとしても、犯した罪の重さが変わるわけではありません。これこそが、主観的になっていて感情を挟んでいるということです。
客観的に物事を見ることは、問題が大きくなるにつれ大変になってきます。頭の中で解決できる問題には限りがあるのです。大きな問題であっても、図や表にして可視化することで、頭の中で考えていたのよりも、何十倍も正確に考えられるようになります。
大きな問題に突き当たったとしても面倒くさがらず、問題を分析し、解決に導こうとするのが、主観的な人と客観的な人の大きな違いです。
主観的に考えるのが習慣になっていると、結論を急ぐのも習慣になってしまいます。主観的(直感的)な考え方は、ひらめきや独創的な発想をするうえで欠かせない考え方ですが、そればかりに頼ってしまうと、説得力のある答えを出すことが苦手になってしまいます。
説得力のある結論とは、第三者からの視点です。主観的とは「自分」という特定の立場から物事を見ることなので、第三者が納得できるような答えを出すことができないのは、ほとんどの場合を除き必然なのです。
誰でも納得の出来る答えとは、事実から導き出された答えです。自分の主張の根拠となる情報を相手に提示し、段階を追って説明する必要があります。
上記で客観的な人の特徴と、客観的と主観的の違いについて説明しました。ここでは、客観的に物事を見る方法についてご紹介します。主観的な考えから抜け出し、客観的な考え方を身につけるには、実践が必要不可欠です。
主観的な考え方と客観的な考え方の大きな違いは、事実にのみ目を向けているかどうかです。まずは、事実としてどのようなことが起こっているかを判断することが、客観的で説得力のある答えを導き出す始まりになります。
続きを読む記載されている内容は2017年09月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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