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【状況別】なんとかなるの考え方|仕事辞めても/子育てのお金/一人暮らし

カテゴリ:自己啓発

更新日:2024年11月07日

なんとかなるの心理

何かトラブルが起こったときに周囲が頭を抱えている人が多い中、「なんとかなる」と言う人がいます。周囲は頭を抱えて困っているので、このような言葉を聞くと、何にも考えていないいい加減な人という印象を持ってしまうかもしれません。

しかし、この「なんとかなる」という考え方は悪い考えでもありません。どんな行動でもまずは気持ちの切り替え方が重要であるからです。

不安を切り離そうとしている

「なんとかなる」という言葉を使う人は周囲ではなく、自分に言い聞かせている場合もあります。人はリスクを目の前にすると、それを回避しようとします。しかし、リスクを回避するということは行動を制限してしまうということです。リスクが大きいほど、その制限も大きくなります。

リスクによって行動を制限されてしまった人は、最悪の場合は何もできずに時間と体力だけが消費されていきます。この制限を無理にでも取り除いて前に進まないといけないときもあります。しかし、リスクによって行動が制限されることは、人としての本能や心理から来るものなので、簡単にはその制限を取り除くことはできません。

リスクがあっても、とにかく前に進まないといけないときには、その不安を切り離す必要があります。そこで、有効な言葉が「なんとかなる」なのです。この言葉を使うことで成功への根拠はなくても、とにかく前に進むことができるようになります。

やらないと後悔する

新しいことや、知らないことをしようと思うと、人は大きなストレスを感じます。誰でもストレスは感じたくありません。あた、失敗したときのリスクについても考えなければなりません。これらの理由から人の行動は制限されます。そして、制限によって行動を起こすことができなかった人は口を揃えて「やればよかった」と言います。

よく「何もせずに後悔するよりは失敗して後悔した方が良い」と言われます。この言葉の通り、行動を起こさなければ、「やればよかった」というネガティブな感情が残ります。「やって失敗した」となると、失敗したときに辛い思いをすることにはなりますが、後にはこんな経験をしたことがあるというポジティブな感情に変わる可能性もあります。

ですが、失敗のリスクを乗り越えて行動を起こすことはなかなかできることではありません。そこで「なんとかなる」という言葉を使って、行動を起こす原動力とします。

ポジティブな思考に切り替える

人はネガティブな感情に弱いです。何かトラブルなどがあると、すぐにネガティブな感情になってしまい、物事を悪い方向にしか考えられなくなります。

しかし、いつまでもネガティブな感情でいるわけにはいきません。どこかのタイミングで立ち直らないといけません。たいていは、時間が経つことで気持ちが落ち着いたり、誰かに助言をもらったりするなどして、立ち直ることができます。

しかし、ネガティブな感情から早く立ち直れるのであれば、その方が良いです。そのときに有効な言葉が「なんとかなる」です。この言葉を使うことで、うまくいけば一瞬で気持ちを切り替えることができます。

なんとかなるの名言

なんとかなるという考えは何も考えていない人が出す言葉とは限りません。偉い人たちもこの、なんとかなるという言葉を使っています。

なんとかなる言葉

【ナポレオン・ヒル:強い人が勝つとは限らない。】
勝敗は常に強い人が勝つとは限らない、勝つ気のない人であればどんなに強くても負けるときはあります。つまり、「自分は勝てる」と信じている人が勝利を掴むことができるのです。

トラブルがあったときに、頭を抱えているだけでは何も解決しません。「みんなで取り組めば、なんとかなる」、と信じなければトラブルを解決することはできないのです。

【マーク・トウェイン:先に進むための秘訣は、まず始めること。】
複雑な仕事で前に進むことができないのであれば、まずは小さな仕事に分解して、できることから始めないといけない。最初のひとつを始めないことには前には進みません。

トラブルが起こったときに、頭を抱えているだけでは解決しません。また、解決策を考えているだけでも解決しません。まずは何かひとつ行動を起こさないといけません。「なんとかなる」という言葉は、その一つ目の行動を起こすための原動力になります。

【ブルース・リー:考えるな。感じろ。】
月を指さして、その指先だけを見ていると、月が見えなくなってしまいます。

トラブルが起こったときに、これから起こることの不安や恐怖ばかりに目を取られていては解決に向かって進むことはできません。しかし、不安や恐怖というのはなかなか人を前に進ませてはくれません。そのときに「なんとかなる」という言葉は前に進む勇気をくれます。

状況別のなんとかなるの考え方

「なんとかなる」という言葉はいろいろな場面で使われます。基本的には物事に対してポジティブにするために使われます。

仕事辞めても

仕事を辞めるということは勇気のいることです。、というのが以前までの考えでした。しかし、今は違います。より良い職場環境を求めての転職であれば、本人が仕事に対して意欲的なので頑張って新しい仕事先を見つければ良いだけですが、仕事を辞めたいと思う理由のほとんどは人間関係や過労です。

これらが理由の場合は、むしろ早く仕事を辞めた方が良い場合もあります。人間関係で悩んだまま仕事を続けることで、精神的に追い込まれて自殺してしまう、過労で倒れて死んでしまうくらいであれば、仕事を辞めて無職、無収入の方がマシです。

ここまで追い詰められた人でも、仕事を辞めることができない人もいますが、サクッと辞めてしまえる人もいます。これらの人は「なんとかなる」という考えが先行している場合があります。この考え方は正しいです。まずは、仕事を辞めないことには次の段階には進めません。

今は仕事を得ることが難しい時代と思われていますが、人手の足りていないところはたくさんあります。つまり、仕事を選ばなければ何なりと仕事はあります。収入が不安であれば、失業保険や生活保護などもあります。ホームレスの方でもたくましく生活している人もたくさんいます。実際に仕事を辞めても、多くを望まないのであれば「なんとかなる」のです。

子育てのお金

収入が低いために、子供を作ることが怖いと思っている夫婦は多いようです。ですが、収入が少なくても「なんとかなる」という夫婦もいます。

これは子育てのお金に対しての知識の有無の問題です。子供が生まれたことでお金が支給される制度はたくさんあります。これらをうまく利用することで育児費用の負担を減らすことができます。出産育児一時金、子ども手当、高額療養費制度、医療費控除、第二子減免、医療費助成制度、出産手当金、育児休業基本給付金、育児休業者職場復帰給付金など、簡単に挙げるだけでもこれだけあります。もちろん、条件はあるので、全てが利用できるわけではありません。

また、子供ができれば、車や住宅も変えないといけない場合もあります。これらに関しての制度もあります。しかし、これらの制度があるにも関わらず、利用どころか、知らないという人も多いです。本来はこれらの制度で子育てのお金がなんとかなるはずの夫婦が多い中、これだけの制度があるにも関わらず、もっと周知に努めない自治体や国の怠慢と言えます。

一人暮らし

家賃や光熱費などの生活費が確保できるのであれば、一人暮らしはなんとかなるものです。初めての一人暮らしでは、家事や支払いの仕方などわからないことも多くて不安に感じることもあります。

しかし、わからないことは聞いてしまえば済むことです。借りている部屋でわからないことがあれば、不動産屋さんに聞けば済みます。家事については両親や、1人暮らしをしたことがある友人に聞けばわかります。一番、不安なことは料理という人が多いようですが、これもなんとかなることです。

とりあえず、料理本を1冊買って、作ってみると、お店で出すわけではなく自分が食べるだけの物なので、意外と簡単なことに気が付きます。今では、わかりやすくて、作りやすいレシピがまとめられたアプリなどもあります。最悪、慣れるまではスーパーなどのお惣菜やお弁当で済ませれば良いです。体には良くないですが、とりあえず、ご飯にはなんとかなるので困りません。

ニート

これは「なんとかなる」という問題ではありません。その人の年齢にもよりますが、何もしなければ社会復帰することができなくなります。ただでさえ、仕事を得ることが難しい時代に経験を積み重ねてこなかった人は仕事ができません。

先に選ばなければ、仕事はなんとかなると述べましたが、これは経験があることが前提です。まだ、その人が若いのであればサポートしてあげましょう。ニートのまま30代、40代にまでなってしまった人は自己責任です。

初回公開日:2017年09月06日

記載されている内容は2017年09月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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