要領が悪いことに対して腹が立ってもイライラして怒鳴ったりしてはいけません。要領が悪い人は「怒られた」という意識に捕らわれてしまい、問題となっている肝心な部分である「何が悪かったのか」「どこが要領が悪い部分なのか」というところが流れていってしまいます。何をしっかりやっていくのかという理解がないまま行動すれば、また失敗してしまいます。
怒ってしまうことで相手は怯えて萎縮してしまい、逆に仕事のミスにつながることもあるでしょう。緊張していると100%の力を出し切れないことはあるのと同じです。
力を抜くように伝えてみる
要領が悪い人は真面目な部分があり、これ以上失敗しないために自分なりに頑張ろうとするところがあります。しかし、視野が狭いのでその分空回ってしまうこともあるでしょう。要領が悪い人の中で、失敗を挽回したく努力していても全体的な把握ができていないために物事がうまく進まないことは多いです。
要領が悪い人には一度力を抜くように伝えましょう。やり方を間違えてしまうと、仕事ではどんなに頑張っても結果につながらないことがあります。仕事をスムーズにする段取りを整理するにしても頭や心がパニック状態に近いとうまくいきません。要領が悪い人には「肩に力が入りすぎているよ」とリラックスを促してあげましょう。
忘れないようにメモを取ってもらう
要領が悪い人は人から言われたことを吸収できていません。「失敗した」「怒られた」「自分は要領が悪いんだ」と、負の感情でいっぱいになっているだけで終わっていることが多いです。
要領が悪い人には何がダメだったところかわかりやすく伝え、忘れないようにメモを取ってもらいましょう。言われたことをメモしていないと、反省もきちんとできません。自分の中でどこが要領が悪く、どう反省すべきなのかについても確認をとることが必要です。注意しただけで終わっていて相手に伝わっていなければ、要領の悪い人は要領が悪い事を繰り返してしまうでしょう。
要領が悪い人に向いてる仕事とは?
要領が悪い人が向いている仕事とはどんな系統が良いでしょうか。要領が悪い人といってもどのくらいの度合いによります。精通している得意分野があり、その仕事であれば余裕をもって物事に当たれるというタイプもいるでしょう。
基本的に人とコミュニケーションをとって協力して物事をすすめていくことが苦手、というタイプの人は手作業でひたすら何かに集中する作業も向いています。技術職、職人系の仕事も良いでしょう。
自分で段取りを決めていくのが苦手だという人は、決まった作業を黙々とこなしていける工場でのライン作業がです。デスクワーク系の仕事であればデータ入力など、決まった内容を打ち込んでいくものも良いでしょう。
要領が悪い勉強のやり方とは?
ちょっと勉強しただけでもある程度点数が取れてしまう人がいます。「ほんとは勉強していたんじゃないの」と思ってしまう人もいますが、実際に長時間勉強をしていなくても効率を考えて机に向かえばある程度テストの点数は抑えることが可能です。
勉強している時間は長いけれど結果として浮かび上がってこないという人は、要領が悪い勉強のやり方をしていませんか。
ノートづくりに時間をかけすぎる
自分が勉強する内容を把握するためにもノートづくりは悪いことではありません。しかし人によっては、ノートづくりをする時間をかけすぎてしまい、ノートが完成したことで勉強した気になってしまっていることがあります。要領が悪い人は特にこのノートづくりの部分で時間を費やしている傾向にあります。
勉強で大切なことはノートにまとめたことを覚えたり、応用できるようにすることです。まとめただけでは実際に結果を発揮することはできないでしょう。あらかじめ要点がまとめられている問題集を買い、勉強する時はノートづくりの時間はできるだけ省きましょう。
広く勉強しすぎて浅い知識になっている
実際に試験で回答するときに「勉強した部分なのにわからない」ということはありませんか。幅広い知識がしっかりと吸収できていればそれに越したことはありませんが、広く勉強してしまったことで曖昧な知識が多くなると混乱します。
浅い知識になってしまうというのは、いざというときに生かせず要領が悪い勉強法です。浅い知識は自信をもって回答できることが減ってしまいます。まずは要点部分のみしっかりと抑える勉強法にし、その部分を覚えた後、時間があるときは範囲を増やしましょう。要点を抑えて知識を広げていく方法にすると、試験でも点数の取りこぼしが減るでしょう。
勉強する時間は決める
長い時間勉強したからといってそれがそのまま結果に反映するというわけではありません。机に座って勉強をしていた時間があるのに、試験などで結果が出ないという事は頭の中にその勉強した内容が入っていないということになります。
要領良く勉強するには、集中する時間を決めることが必要です。教科書や問題集を広げてぼんやり眺めている時間が多い人は勉強をしていることになっていません。途中で気が散ってスマートフォンをいじってしまい、友達へのLINEの返信などで時間が過ぎていたことはありませんか。
「自分の集中力が続く限り、眠くならない限り今日は勉強をしよう」というのもよくありません。本当に最初から最後まで勉強に没頭できれば別ですが、途中で気持ちがそれたり集中力が欠けてしまうなら1時間と時間を決めてしっかり学習したほうが吸収率が違います。
勉強をする時間を決めていないと「まだ寝るまで何時間かあるし」と、途中でLINEをしたり漫画を読んだり勉強からそれてしまうことがあるでしょう。
要領が悪い人に本を紹介
学生の間は要領が悪いこともそこまで叱られてしまうことはなかった人も、社会にでると周りと大きく差がついてしまい劣等感に苛まれることがあるでしょう。要領が良い人になれば、仕事を効率よく進めてスムーズに終わらせることができ、自分自身でも残業を減らすことができます。
次は要領が悪い部分を解説し、具体的にどうすればよいのか詳しく書かれている本を紹介します。要領が悪い人は、ぜひ一度読んでみることをします。
「要領がいい人」のすごい考え方
普段から無駄が多いと注意されている要領の悪い人は、無駄になっている部分がわからないという人が多いでしょう。『「要領がいい人」のすごい考え方』という本での要領が良い人というのは、未来を見通しができてその中で良い選択ができる人です。必要のない行動は省くことで効率の良い行動をとることができます。
どうやって効率の良い道を選択したらよいのか、未来への見通しはどうしたら立てられるかを考えたい人はぜひ一度読んでみることをします。リスト形式になっているので、気軽に読めると口コミでもです。
初回公開日:2017年11月21日
記載されている内容は2017年11月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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