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【男女別】人に頼れない人の心理や性格・克服方法|仕事/迷惑

カテゴリ:人の心理

更新日:2024年08月23日

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人に頼れない人の心理と性格

世の中には二種類のタイプの人がいます。人に頼れるタイプと人には頼れないタイプです。人に頼れるタイプは、一般的に「甘え上手」とも言われます。人に甘えることは悪いことではないし、誰かに頼られると悪い気はしないという人も多いので、周りに引き立ててもらえる確率が高いのが人に頼れるタイプの人だといえます。

一方、人には頼れない人もいます。人には頼れないというタイプには、いろいろな面で能力の高い人が多く見受けられます。自分なりの方法で颯爽と物事をやり遂げられる場合はいいのですが、人に頼れないからといって何もかも自分一人でこなす羽目になり、本当は疲れ切っているという場合もあり得ます。

そこで、人に頼れない人の心理状態と性格、頼れなくなってしまう原因について考えてみましょう。

人に「頼れない」のか?人には「頼らない」のか?

人に頼れない人には、大きく分けて二種類のタイプがあります。すなわち、人に「頼れない」人と人には「頼らない」人です。能力的な差は見られないことがほとんどですが、心理的に相手にものを頼むことが苦手なタイプと、他人の力を借りなくても自分でできると考えるタイプとの違いといえます。

相手の手を煩わせることを気にしてしまう人は、人に頼ることに対して臆病になるでしょうし、自分の力でやり遂げたい人は他人の手を借りることを好みません。

男女で違いはある?

「人に頼れない人」なのか「人には頼らない人」なのかということを、性別に特化して見てみると、心理的にはさほど違いはないようにも感じられます。しかし、昔から「武士は食わねど高楊枝」という言葉があるように、侍としての意地から何も食べていなくても食べ終わったかのように振る舞うことが美学である、という日本古来の考え方もあります。

そうした美学上での男女の違いは、最近はあまり言われなくなってきています。とはいえその人のキャリアや置かれている立場によっては、ある程度のやせ我慢が正義感や品性を表すと見られる場面もあることから、心理的に他人の目を気にするあまり人に頼れない男性は多いと言えます。

プライドが邪魔をしている?

他人の目を気にして人に頼れないという心理は、もちろん男性だけに限ったことではありません。「人に頼れない」場合を心理的に分析すると「人に頼らない」あるいは「人に頼りたくない」という意識が根底にあるという話をしてきましたが、それではなぜ「人に頼れない」のかということを突きつめていくと、「自分一人ではできないのかと思われたくない」という心理に行き着きます。

「一人ではできないと思われたくない」ということは、言い換えると「デキる人間だと思われたい」という自意識の裏返しであり、自分で自分に「デキる人間」というレッテル貼りをしてしまったことによって、身動きできなくなっていると言えます。つまり自分自身のプライドが邪魔をして人に頼れない状況を作り出していると言えるでしょう。

他人に迷惑をかけたくないから?

また「他人に迷惑をかけたくない」から人に頼れないという心理もあります。このタイプの人の中には、普段はどちらかと言えば頼られる側に立つことが多い人もいます。そうした人は、自分が誰かから頼みごとをされた時、最初は人助けのつもりで手伝っていたのに、断れずに毎回手伝う羽目になっていたりします。

そうした自分の身を振り返ると、いざ自分が誰かの助けを借りたい時も「相手に迷惑をかけてしまうから人には頼れない」と思い込んでしまうことになります。

一方、すぐ近くに何かと人に頼られるタイプの人がいて、その人の普段の苦労を間近に目にすることによって、「手間をかけては悪いし自分の力で何とかしよう」と思い込み、「人に頼れない」という心理状況に陥っている場合も見られます。

人に頼れない性格と原因

他人に任せられない

人に頼れない人を性格的な面で見ていくと、人に任せられないから自分でするという場合もあります。人に任せると時間がかかると感じていたり、自分の方がうまくやり遂げられると考えている場合、自分でする方が早いという心理が働き他の人には任せられなくなります。

そうして自分の能力を過信してしまった結果、誰かに手助けしてほしい場面でも今までの自分と比較してしまい、ますます人に頼れない心理状況に陥ってしまうということはこれまで見てきたとおりです。

内向的な性格で人に頼れない

また、元々内向的な性格である場合コミュニケーション自体が苦手なので、軽い感じの会話ならともかく、人にものを頼むということは相当ハードルが高いと言えます。元々、内向的な性格の人は控えめなだけではなく我慢強い場合が多いので、多少ハードな状況でも誰にも頼らないで乗り切ろうとします。できるだけ他人の手を煩わせたくないという心理も働くことから、人に頼れなくなるという傾向があります。

仕事で人に頼れない人の心理

他人の評価が気になるから

それでは、ビジネスシーンで人に頼れない人とは、どういったタイプの人でしょうか。今までに見てきたように、人に頼れない人にはいくつかのパターンがありますが、ビジネスシーンの場合は主にライバル意識の強いリーダー的な人物に人に頼れない人が多いと言えます。

ライバル意識の強い人は、周りに負けないように熱心に自分の技術を磨いたり、業績を伸ばすための努力を惜しみません。向上心の強いタイプでもあるので、能力もあり仕事の評価も高い人が多いと言えます。

ところが、一度周囲から優秀だと思われると、その後の評価をなかなか変えにくいのがビジネスシーンの特徴でもあります。その結果、自尊心もありライバル意識も強いリーダーは、評価が下がってしまうことを恐れるあまり、人に頼れない場合が多くなります。

初回公開日:2017年11月24日

記載されている内容は2017年11月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。