自分が何をしたいのかわからないときの考え方のポイント
子供の頃にはパイロットやお菓子屋さん、サッカー選手など、将来の夢があったはずです。しかし、実際に夢を叶えるのは、ほんの一握りの人だけです。多くの人は途中で諦めてしまいます。
理想と現実は違うので、諦めることは悪いことではありません。将来の夢は諦めても、他の夢や目標ができていることが多いです。
ですが、将来の夢を諦めたり、また、他の夢や目標までも挫折してしまうことで、自分が何をしたいのかわからない状態に陥ってしまうことがあります。
自分が何をしたいのかわからない状態になってしまうと、目標がないために何に対しても意欲的でなくなってしまいます。もし、自分が何をしたいのかわからない状態に陥ってしまったときは、どのような対処をすれば良いのでしょうか?
自分が何をしたいのかわからない人の特徴
自分が何をしたいのかわからないと悩んでしまう人には、そのような状態に陥りやすい特徴を持っています。この特徴にはいくつか種類があります。
優しすぎる
優しい人は他人のために尽くして、行動できる人が多いです。さらに優しすぎる人は自分の意見を押し殺してまで、相手のために合わせようとしてしまうこともあります。
自分ではなく、他人のために行動をしていると、自分では何も決めることができない状態になってしまいます。自分では何も決められないので、自分でしたいことや、するべきこと、やりたくないことの判断がつかなくなって、自分が何をしたいのかわからない状態になってしまいます。
流されやすい
自分に自信がない人は、他人に判断を委ねることが多くなります。また、他人の意見に乗っかるということも多くなります。この手のタイプの人は、無意識であることも多く、自分で物事を判断しているつもりになっている場合もあります。
しかし、自分で判断するという習慣が身に付いていないので、自分ですることや、やりたいことを探さないといけない場面になると、自分が何をしたいのかわからない状態になってしまいます。
自信や勇気がない
上記で述べたように、自分に自信がない人は自分が何をしたいのかわからない状況に陥りやすい人の特徴の1つです。自分に自信がないために、もし自分なりの意見を持っていても、「自分よりも他の人の意見の方が正しい」と思い込んで、引っ込んでしまいます。
また、やりたいことがあっても、周囲から反対の声などが上がると、その意見に負けて行動できないということもあります。このような人は自分の意見も、行動も表に出すことができないので、結局自分は何がしたいのかわからないという状況になっていきます。
年代別自分が何をしたいのか考えたいときに方法
自分が何えおしたいのかわからないという状況に陥ってしまう原因は人によって違います。また、年代によってもその原因は変わってきます。
中学生
中学生くらいになると、大人の環境に近い生活になってきます。わかりやすいものとして、他人との競争があります。中学生になれば、受験のための成績や、レギュラー争いをする部活など、小学生のときよりも本格化してきます。
他人と競争すれば、自分の実力が嫌でもハッキリと見えてきます。子供の頃に思い描いた将来の夢も、他人との競争で現実を知って諦めていく人も多いです。
他人との競争に負け続けたり、絶対に勝つべきところで大敗してしまったりすると、中学生ではメンタルを保つことができずに、自分には何もできないのではないか?、と悩んでしまいます。
自分では何もできないというネガティブな感情がエスカレートすると、自分は何をしたいのかわからないと前に進むことができなくなってしまいます。
対処法
中学生が自分が何をしたいのかわからないという状況に陥るのは、結果に焦りを感じるためです。中学生はまだ10代半ばです。その若いうちから、何事においても大きな結果が残せるとは限りません。
中学生の段階では実際に何もできなくても、問題点を把握して努力することで、その努力の結果が高校生のときや、大人になってから報われることもあります。
今の結果だけにとらわれず、足りない部分を今すぐに補おうとしないで、これから成長するので今は仕方ないと現状を軽く見るようにしましょう。
高校生
高校生になると、子供の頃に思い描いていた将来の夢に向かうことができるかどうかの分岐点となります。また、将来の夢を諦めていたとしても、進学するのであれば、学校選びは後の人生に大きく影響を与えます。
進学せずに就職するとすれば、就く仕事によっても後の人生は大きく変わってきます。人生において、高校生は重要な時期です。しかし、この重要さを理解しているのは大人です。高校生である本人たちにはまだ経験がないので、理解が届きません。
受験などで目の前のことで精一杯にも関わらず、親や教師はプレッシャーをかけてきます。目の前のことで精一杯の高校生に将来のことを問いかけても、まともな答えを返すことができないこともあります。
将来のことを答えられない高校生は、将来自分が何をしたいのかわからなくなっていき、自信をなくしてしまいます。
対処法
高校生が自分が何をしたいのかわからない状況になってしまう原因の多くは、親や教師などの周囲の大人です。必要以上にプレッシャーをかければ、高校生という若くて経験の浅い人間が押しつぶされてしまうことは当然です。
なので、高校生が自分が何をしたいのかわからない状況にならないようにするためには、周囲の大人が注意しないといけません。高校生は何かと多感な時期なので、接し方を考えましょう。
周囲の大人が配慮してくれない場合は、大人の話しは半分程度に聞いておきましょう。自分が何をしたいのかわからない状況になるということは、大人から否定的な言葉を受けていることが多いです。その否定的な言葉は高校生には負担が大きいすぎます。
大学生
大学生は卒業すれば多くの人が就職をします。どのような仕事に就いて、その仕事で将来どのようにしたいか?、などの具体的な考えが求められます。今までは学校という環境にいたので、答えられないことがあっても大きな問題にはなりませんでした。
しかし、社会では答えられないことがあると、仕事にならない場合や、大きな責任を負ってしまったりします。学生と社会人の環境の差は大きく、就職活動をしながら、どんどんと社会に出ることに対して不安の感情が大きくなっていきます。
不安の材料が大きくなったり、増えたりすることで、自分にはできないと思うことが多くなっていき、自分が何をしたいのかわからないという状況になってしまいます。
対処法
大学生になれば、子供と違って自分で知識を付ける力があります。就職活動も社会に出てからも、自分がどれだけの情報や知識を持っているかによって、自信の大きさが変わります。
経験を積むには時間がかかり、経験を積むための環境も必要です。しかし、知識や情報であれば自分で集めることができます。できるだけ、知識や情報を持つことで不安要素を減らすことができます。
主婦
初回公開日:2018年01月20日
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