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【年代別】共働きで貯金する方法・平均額|できない/毎月

カテゴリ:結婚

更新日:2024年10月04日

子供なしの共働き夫婦の毎月の平均貯金額

夫婦共働きの平均月収は492,000円です。ここから税金や保険料などを差し引くと手取りの金額は439,000円となります。そして生活にかかる費用が平均で329,000円ですので、差し引くと、毎月の平均貯金額は11万円となります。

夫婦共働きで子供がいない場合、月収の30%から40%を貯金にまわすことが理想となります。特に20代、30代でこれから子供をつくりたいと考えている夫婦は、この「夫婦が完全に共働きできる時代」に貯められるだけ貯めておく事が重要です。

子供の養育費が20年以上必要になるためだけでなく、出産、育児のために妻が一時的に働けなくなる期間ができてしまうためです。また仕事に復帰したとしても、転職や時短などにより、出産前の給与ほどもらえなくなるでしょう。

子供が一人いる共働き夫婦の毎月の平均貯金額

共働き夫婦の中で、子供が一人いる家庭の平均貯金額を見ていきます。貯金額は、子供が何歳かによって変わってきます。

子供が未就学である場合の1ヶ月の平均貯金額は72,000円です。そして子供が小中学生である場合の貯金額は82,000円です。子供が高校生になると、平均貯金額は21,000円になります。大学生では平均8,000円の赤字となります。

子供が成長するほど学費は高くなり、大学生になるとついに、これまで貯めてきた貯金を切り崩すことになってしまいます。ここから、子供が高校に入学するまでが、まともに貯金ができる期限だということがわかります。

上記は中学校までは公立の学校に通った場合の平均貯金額です。小学校、中学校から私立に通わせたい場合は、さらなる貯金が必要となります。

子供が二人いる共働き夫婦の毎月の平均貯金額

今度は子供が二人いる場合の共働き夫婦の貯金額です。子供一人の場合に比べ、さらに貯金額が少なくなります。

第一子が未就学の場合の1ヶ月の平均貯金額は41,000円です。第一子が小中学生のときの平均貯金額は63,000円です。第一子が高校生になると、貯金額は37,000円に減ります。そしてなんと、第一子が大学に通うようになると、平均で1ヶ月51,000円もの赤字となります。

この場合でも第一子が高校生になるまでが貯金の時期であるということは同じです。第一子が大学生のとき、親は40代から50代です。年収もそれなりに増えるはずですが、それ以上に学費がかかってしまう、ということです。

年収別共働き夫婦の平均の年間貯金額

ここからは、共働き夫婦の年収別での平均の年間貯金額を見ていきます。

年齢よりも貯金額を左右するのが年収です。もちろん、年収が多ければ多いほど、貯金をしやすくなりますが、必ずしも夫婦共働きの家庭の世帯年収が多いほど貯金額も多いというわけではありません。

「共働きだから」「年収が他の家庭より多いから」と油断していては、気付いたら全く貯金できていなかったという状況に陥ってしまいます。

世帯年収600万円の家庭の平均の年間貯金額

この年収は、共働きの夫婦のおおよそ平均の年収です。この年収より多いか少ないかが、余裕のある家庭なのか、そうでないかの判断材料の一つとなります。しかし、子供がいるかいないか、また持ち家かそうでないかによって、余裕のある暮らしができているかは変わってきます。

年収600万円といっても、そこから健康保険料、所得税、住民税などが差し引かれるので、手取りの年収としては約468万円となります。

年収600万円の共働き夫婦の平均貯金額はおおよそ1,061万円です。月々に11万円ほど貯金にまわしているため、年間では平均132万円の貯金額となります。例えば子供が一人生まれて大学まで卒業させてあげたいとなれば、約1,500万円必要になります。平均の貯蓄額でも不足することになってしまいます。

世帯年収900万円の家庭の平均の年間貯金額

世帯年収が900万円の場合、手取額は約700万円となります。ボーナスを考慮せずに単純に考えると、月々の手取額が約58万円となります。

単身の人で年収900万円の場合は、税率が高めに設定されますが、夫婦共働きで世帯年収900万円の場合は税制面で考えると有利になります。

世帯年収900万円の場合、おおよそ13万円が月々の平均貯金額となります。1年間で156万円です。子供がいない共働き夫婦であれば、余裕のある暮らしができ、外食や旅行などを楽しめる年収ですが、子供がいる夫婦であれば、世帯年収900万円といえども、養育費は必要なものに絞っていく必要があります。

妻の産休、育休に向けての貯金

共働きの夫婦にとって、初めて家計の変化があるのが、働いていた妻が出産のために産休、育休に入るときでしょう。産休は、正式名称を産前産後休業といい、出産の前後に合計14週間休業できる制度のことです。

そして育休は、育児休業といい、子育てのために、子供が1歳になるまで休業できる制度のことです。

条件はありますが、産休中には、その直前にもらっていた日給の3分の2が支給されます。育休中には6ヶ月目までは日給の67%が、それ以降は50%が支給されます。

完全に妻の給与がなくなるわけではないといえども、少なくなるため、出産に向けて備えておきたいお金も出てきます。共働きの夫婦にとって、妻の産休・育休に向けてどのくらいの貯金が必要なのでしょうか。

妻の産休、育休に備えておきたいお金

まず、妻の産休中、育休中にもらえる給付金は、基本的に後払いとなるため、休業中はそれまでの貯金を切り崩していく必要が出てきてしまいます。ですので、後払いでもらえる時期までの生活費を計算し、貯金しておかなければなりません。

また、住民税は普段は給与から天引きされていましたが、産休中、育休中は給与が支払われないため、自分で納税しなければなりません。その分の貯金も必要です。

また、妻の育休復帰後、まだ子供が小さいので、出産前のようにフルタイムで働けず、時短の制度を利用する人が多くいます。よって、給与もその分減ります。このようなことを考えても、お互いがフルタイムで働ける出産前に、できるだけ貯金をしておくべきだということがわかります。

共働き夫婦のユニーク貯金術

共働きの夫婦は、お互いが忙しくしていたり、お互いの会社の同僚との付き合いがあったりするため、どちらか一方だけが働いている夫婦よりも一緒に過ごす時間が短くなります。

また、夫婦別会計のケースが多く、なかなかお金が貯まらなかったり、生活の連帯感がなくなり、不仲に発展してしまう場合もあったりします。

そこで、楽しく貯金することによって、夫婦仲を良好にし、おまけにお金まで貯まるという一石二鳥の貯金方法を考えてみます。

ご褒美貯金

共働き夫婦が貯金を継続するためには、目標金額を設定することが重要となります。しかし、目標金額達成までの道のりは長く、途中で適当になったり、挫折したりしてしまいがちです。

そこで、目標金額までの間にいくつかのステージを用意し、そのステージをクリアする毎に、日々共働きで頑張っている自分たちに「ご褒美」を与えます。

例えば、目標金額は500万円でも、105万円貯まったら5万円のディナーをする。210万円貯まったら10万円で国内旅行に行く、350万円貯まったら50万円で海外旅行に行くという風に、各ステージのクリアと共に、嬉しい事が待っています。

ご褒美を目標に二人で頑張る、という連帯感が生まれ、各ステージクリアの達成感もあるので、その後の貯金も継続しやすくなります。

したつもり貯金術

例えば、夫の予定にあった飲み会が中止になったとき、また妻の予定にあった週末の友達とのランチ会が中止になったときに、「行ったつもり」になって、そこで使うはずだったであろう金額を貯金箱に入れていく方法です。

他にも、買おうとおもっていた服が売り切れていた時や、ゴルフが雨で中止になった場合も同じです。共働き夫婦であれば、お互いの予定や約束が多いため、この「したつもり貯金」のチャンスが増えます。

これらは、元々使う予定だったお金なので、それがある程度の金額貯まったときに「お得感」を感じることができます。何も苦労していないのに、貯金箱にお金が増えている、という感覚になります。

予定がなくなって残念な気持ちもありますが、その分将来のために貯金しましょう。

初回公開日:2018年02月28日

記載されている内容は2018年02月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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