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【年代別】人生の目標がない時の見つけ方・設定の仕方・例

カテゴリ:自己啓発

更新日:2024年09月28日

年代別人生の目標の立て方

心構えや姿勢などよりも、さらに具体的な人生の目標を立てたい場合は、現在の自分と向き合うことが必要になります。

ここからは、年代別に人生を考える上でのポイントを見ていきます。

30代の人生の目標

30代は、結婚をしたり子どもを授かったり家を買ったりなど、大きなライフイベントがめじろおしな時期です。

仕事をしている人は役職がつき始め、多くの後輩を指導する立場になるなど、自分のことだけでなく周りのことにまで細かい気配りが求められるようになります。子育てをしている人は、慣れない子どもの行事や育児の壁にぶつかって、疲れが出てくる時期でもあります。

このように30代は、自分のことに気を回す時間や余裕が限られ、会社や家庭の運営に貢献することでしか外部からの評価が得にくくなってきます。

だからこそ、人生の目標として一つでも、自分個人に関することを組み入れるよう意識しましょう。「日曜日の朝にこだわりの珈琲を飲む」というようなささやかなもので構いません。どれだけささやかでも、自分のためのご褒美を自分で用意できれば、それだけで怒涛の30代という時期を自分を見失わずに立ち続けられるはずです。

40代の人生の目標

仕事をしている人にとっての40代は、社会人になってから約20年経った時期であり、そして定年を迎えるまで20年という時期でもあります。数字の上では同じ20年ですが、求められる働き方は大きく変化しているはずです。

仕事を中心とした生活をしていない人でも、40代ともなると親の介護や子どもの受験が始まったり、自分自身の身体の衰えを感じたりする、いわばターニングポイントともいうべき時期でしょう。そのため、正社員として働いていない人、主婦として家庭を支えている人もやはり、日々の生活を見直す必要があります。

そんな40代が人生を見直す上で忘れてはならないのが、お金と、そして他人との関わりです。徐々に老後のイメージを固めて最終的な貯金額の目標を設定したり、次世代や上の世代とのコミュニケーションをとって意識的に人と関わったりなど、今までの経験を将来に橋渡しするための目標を考えることが大切です。

50代の人生の目標

自分が動くことが中心だった30代、人を動かすようになった40代に比べると、50代は、周囲からあまり動くことを好まれなくなる場合もあるでしょう。

しかし、不思議と自分で動きたくなるのもまた50代という時期です。

人生自体が後半戦に突入し、徐々に忙しさから解放されて自由な時間が増えてくる人が出始める一方で、介護が本格化したり、子どもが自立のときを迎えたりして身辺が慌ただしい人もいるでしょう。

そんな時期を豊かに楽しく生きるためには、多少わがままに思えることでも、思い切って人生の目標に加えてみてはいかがでしょうか。

「年に二回は旅行へ行く」や「好きなものを中心に食べる」など、素直に自分がしたいことや嬉しいことを増やして、人生を楽に考えてみるのも手です。経験がある分人の世話を焼きたくなる時期でもありますが、まず真っ先に自分が人生を楽しむ姿勢を見せることで、周囲を明るくしていきましょう。

人生の目標を見つけたい人に本

ここからは、人生の目標を見つけるための参考になる本を紹介していきます。

「16歳。死ぬ前にしてみたいこと」ジェニー・ダウンハム

主人公は、末期の白血病に侵された16歳の少女テッサです。テッサは、死ぬ前にしてみたいことのリストを作り、一つずつ実行に移していきます。

それらの全てが清く正しいものではありませんが、だからこそ、テッサは生きている実感を得て、残り少ない時間の中でかけがえのないものを見つけ出していきます。大切な親友、見守ってくれる家族、大好きな恋人と関わりながら生を全うしていくテッサの姿を通して、読者もまた人生で経験してみたいことを思い浮かべるはずです。

人生の目標とはと考えて難しい顔になっている人に読んでほしい、自分の生き方をシンプルに考え直すきっかけをくれる一冊です。

「見えない誰かと」瀬尾まいこ

教員として中学生と接しながら執筆活動を行っていた著者のエッセイ集で、教員としての生活をおくる中で出会ったさまざまな人とのエピソードが語られています。

校長先生や生徒、教員の後輩など、それぞれの話を通してそれぞれの人生が垣間見られ、それらの人々と関わる著者の人生もまた感じられます。人生とはこのようなもので、目標はこのように立てるべきだと形式ばった考え方に疲れてしまった人でも、人生をちょっと良くするための考え方がストンと胸に落ちてくるはずです。

これまでの人生で出会った素敵な人たちのことを思い出す、読みやすくわかりやすい一冊です。

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【カスタマーレビュー】
肉体的にも精神的にも困憊し,すべてにおいて閉塞感を感じていた時に,ふと手に取った一冊でした。(中略)私の折れかけていた心を健康な状態に戻してくれた救いの本でした。

そもそも人生の目標っている?いらない?

これまで人生の目標の見つけ方について述べてきましたが、そもそも、人生の目標は本当に必要なものなのでしょうか。

あえて目標を考えずともすでに充実した生活をおくれている人や、目標を考えることでかえって気が滅入ってしまうという人は、無理に人生に目標を作る必要はないでしょう。しかし、ただ何となく毎日を過ごしていて生きている実感が乏しい人や、将来が全く見えないという人に関しては、人生の目標を設定した方が良いはずです。

目標が決まれば、自ずとそこに至るまでのプロセスも整理されます。また、目標を達成するために努力したり行動したりすることで、生活に張り合いが生まれ、さらなる目標や夢ができる場合もあります。

まずは難しく考えずに、人生をより楽しむための第一歩だと考えて、小さな目標を立てるところから始めてみてはいかがでしょうか。

夢や憧れを素直に表現しよう

初回公開日:2018年03月27日

記載されている内容は2018年03月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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