ちょっと変わった受験の時のゲン担ぎの食べ物としてはイリコがあります。イリコは入校との語呂合わせでゲン担ぎの意味合いを持っています。イリコは栄養面からみるとカルシウムがたっぷり入っているのでイライラの解消ができたり、タウリンで披露回復、そして、脳の働きを向上させるDHAも豊富にふくまれているので受験生にはもってこいの食材です。
おむすび
日頃から食べる事の多いおむすびも受験生にとってはゲン担ぎの食べ物で、合格に結びつけるということからゲン担ぎとして用いられています。そして、おむすびの具になのが、おかかで、これはおかかはカツオからできていることから勝を連想させ受験時の勝負おにぎりとなります。
おむすびの元であるご飯は炭水化物なので腹持ちもよく、長期戦となる受験勉強や試験でも最後まで力尽きずに戦えるのでとても食べ物です。
伊予柑
面白いところでフルーツの伊予柑も受験時のゲン担ぎの食べ物としては有名です。伊予柑は、いい予感を連想させる語呂合わせからゲン担ぎの食べ物となっています。
伊予柑は栄養面についてもビタミンCを豊富に含んでいて、さらに気管支の筋を緩める効果のあるシネフィリンという成分も含んでいるので風邪の予防にとても効果があります。またクエン酸によって疲労回復や血液浄化作用もあるので受験時の大事な体を守ってくれる働きがあります。
トンカツ
ゲン担ぎの食べ物といえば、最後はやはり「トンカツ」です。名前のとおり勝ってほしいという思いが込められる食べ物です。ただし、消化はあまり良く無いので試験当日は避けた方がいいでしょう。
試合の時のゲン担ぎの食べ物
スポーツなどをしているとやはりゲン担ぎとして食べるものが多くあります。ここでも定番なのは試合に勝つという意味からカツ類が多いです。
その他には、ウィナー(勝者)をもじってウィンナーをゲン担ぎとして食べる人もいます。ウィンナーは焼くだけの簡単にできるので試合の日のお弁当などに入れる人も多くいます。
また、粘り強く試合を最後まで諦めないようにという意味を込めたゲン担ぎの食べ物としても納豆を始めとしてオクラ、長芋、モロヘイヤ、ナメコなどを食べる人もいます。ネバネバにはネバーギブアップという意味も込められるのでとことん戦えるイメージもあります。
試合中も気軽な差し入れとしてお菓子をゲン担ぎで差し入れする場合もあります。そのような時にのあるお菓子はキットカットです。キットカットはきっと勝つに表現が似ていることからゲン担ぎお菓子に選ばれています。
引っ越しの時のゲン担ぎの食べ物
引っ越しには何かとゲン担ぎ的なものが多いのですが、食べ物についても引っ越しに縁起がいいと言われるゲン担ぎの食べ物があります。
まずは、引っ越しをする時に先に入れると縁起がいいとされている食べ物が味噌や醤油、塩、お米です。この意味はこれらの食べ物を先に入れることで引っ越し先でも食べもに困らないようにというゲン担ぎをする意味があります。
そして、食べる訳ではありませんが、塩を使って盛り塩をするというゲン担ぎもあります。盛り塩には、神事や仏事において昔から清浄の意味があり、新しく住む場所の邪気を払い気持ちの良い新生活が始められるようにとの思いが込められています。
ゲン担ぎの効果
ゲン担ぎの効果は、単なるおまじないと侮ってはいけません。ゲン担ぎには脳科学や、心理学、マインドフルネスの分野における研究からは、アンカリングの効果があると認められています。
アンカリングとは?
アンカリングとは、ある情報をきっかけに特定の感情や反応が引き出されるプロセスのことを示しています。アンカリングはその感情体験が強力であればあるほど強力なアンカーがかかります。
ゲン担ぎの色々な行為もこの感情行為にあたり、強いゲン担ぎであればあるほどアンカリング効果がると言われます。
アンカリングの例
アンカリングの例としては、よくスポーツ選手に見られます。高いパフォーマンスを常に発揮し続けるスポーツ選手によく見られるポーズやルーティンと言われる何かをする前の一連の動作などもアンカリングのいい例です。
要はその一連の動作を行うことが良い結果に結びつくと考えて行なっている、ゲン担ぎの行動となります。もっともわかりやすいのが大リーガーのイチローがバッターボックスに立った時の決まったポーズを行います。
この動作を行うことでどんな投球に対しても対応できる心構えができる状態を作りあげます。
言霊としての効果
ゲン担ぎには言霊としての効果もあります。日本では古くから声に出して発した言葉には霊的な力が宿ると信じられているため、良い言葉からは良い事が起きやすく、悪い言葉を発すれば悪い事が起きやすくなります。
この言霊という考え方からゲン担ぎには語呂合わせ的なゲン担ぎが多く、結果、言霊の不思議な力でゲン担ぎとして効果が出ているものも数多くあります。
ゲン担ぎにお菓子
初回公開日:2018年03月15日
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