絶望感を感じる時の対処法・感じる理由・音楽

若者が絶望感を感じる時の対処法

若者だからといって何でも楽しく、未来が輝いて見えているわけではありません。特に日本では将来の見通しが立ちづらく絶望感を感じる若者も少なくないでしょう。ここからは、若者が持つ絶望感について対処していく方法についてご紹介します。

高校生が持つ絶望感に対処する方法

高校生の絶望感の背景には、理想の高さが関係している可能性があります。自身の抱く理想が高すぎてそれに追いつかず、そこで自分自身に絶望感を感じる若者も少なくないでしょう。失敗することを恐れている場合もあります。このような場合の対処法には、失敗することを恐れないメンタルを作っていくことです。

また、高校生には特有の人間関係の難しさがあります。さまざまなSNSで人間関係に縛り付けられ、24時間コンタクトを取らなくてはならない状況はストレスフルの状態ですから、絶望感を抱きやすいでしょう。ここでもやはり勇気が必要になります。

あえて人とつながらない時間をもうける必要があるでしょう。いじめなどへの恐れもあるでしょうが、毅然とした態度を保つ勇気が必要です。

高校生にしかない良いものに目を向けて！

高校生だからといって学校だけに目を向ける必要はありません。アルバイトができる年齢なので、そこに専念することもメンタルを強くできるよい経験になるでしょう。また、学校以外の塾などで本気で勉強してみるのも絶望感から逃れられる機会になる場合もあります。それ以外にも、高校生には若さの体力があるのでそれを使ってさまざまなことを経験できます。

学校という狭い空間にとらわれて絶望感を感じてしまっているなら、それ以外の空間に自分の本気でできることや、楽しいと感じることを見つけてみましょう。

20,30代の人が感じる絶望感に対処する方法

将来の保障もされていなく、仕事も走り続けるだけで先が見えないと感じる人も多いでしょう。実際、日本国内での自殺者数は年々減ってきていますが、それと反対に20,30代の自殺者数は増えているのが現状です。では20，30代の人たちの絶望感に対処するにはどうしたらいいのでしょうか。

まず、働き方としては、非正規の人には非正規のままという不安感があるでしょう。ウェブサイトを見ると、正社員にならなければ人生終了、というようなあおり文句をよく見かけます。しかしそれは真実なのでしょうか。そんなことはありません。現在ではフリーターでも厚生年金に入ることはできますし、雇用保険も有休も保証されています。

40代になって本当にやりたい仕事を見つけてその世界に入る人も少なくありません。終身雇用の時代は終わりました。働き方も見直してもいい時代といえるでしょう。

20，30代で生活をシンプルにしてしまおう！

今後、体力も落ち、環境が変わっていく中で早いうちに絶望感に対処することは大切です。そのためには若いうちに生活そのものをシンプルにしておくのがです。生活そのものが複雑になると、管理が行き届かず時間も奪われ、年齢的に体力がなくなったり体長を崩した時に絶望感を感じやすくなります。

単純に掃除一つをとっても、物が多いとそれの管理と掃除に時間を奪われます。今のうちにシンプルにしておき、何かの時にも身軽に動けるように絶望感を招かないように対処しておくのがいいでしょう。確実に老いていくことを覚悟しておくことが絶望感にも対処できる方法になるでしょう。

孤独や人生への絶望感を感じてしまう時の対処法は？

ふとした時に強烈な孤独感が襲ってきて、絶望感でいっぱいになると感じる人は少なくないでしょう。不透明な将来に、孤独死さえ連想してしまうこともあるでしょう。ここからは孤独がもたらす絶望感に対処する方法をご紹介していきます。孤独感はうまく付き合うと、人生の中で強い武器になります。

孤独とうまく付き合って、絶望感に悩まされず、楽しんでいけるように対処していきましょう。

インナーチャイルドの問題かも？

大勢の人の中にいても寂しいと感じてしまう場合があるでしょうか。大勢の中での疎外感とは少し異なり、何をしていても常に孤独感を感じるならそれはインナーチャイルドに問題がある場合が考えられます。インナーチャイルドとは、その言葉のとおり「内なる子供」です。インナーチャイルドとは子どものころに傷つけられ、そのまま放置されたあなた自身です。

子どものころにあなたを守り、生きるために、インナーチャイルドは傷つき、あなたを守り続けました。そして、それを忘れ去られた現在でも、インナーチャイルドは傷ついたままあなたを守り続けています。それが、ふとした時に孤独感や寂しさ、そして絶望感として現れます。傷ついて、泣いているインナーチャイルドをきちんと癒すプロセスを踏まなければなりません。

インナーチャイルドが傷つく原因

子どものころにありのままで受け入れられなかった場合、インナーチャイルドは傷つけられ、感情面で消化不全を起こします。この傷は適切に癒してあげないと、放置していても傷が治ることはありません。親や兄弟から否定されること、学校でのいじめ、親自体に何らかの問題があった場合などの環境にいた子どもに起こりやすくなります。

インナーチャイルドを癒すことは今からでもできます。まず、子供のころ何に傷ついたか思い出します。これはとても辛い作業です。そして、傷つけられたとき自分はどのように感じたかをよく理解しましょう。怒りを感じたのか、悲しいと思ったのか、ショックを受けたのか、そこを理解することが大事です。理解したら、次はそれを受け止めてあげましょう。

「ああ、あの時はとても悲しかった。」という自分の感情をを知ったら、それを受け止めてあげましょう。否定したり拒否してはいけません。

絶望感や落ち込みを癒す音楽

絶望感を感じるときには、絶望感に満ちた曲を聞くほうが癒されるというのをご存知でしょうか。明るい曲を聞くのではなく、悲しい曲を聞くことで音楽が感情を代弁してくれ、それを消化し癒してくれる作用があるとされています。絶望感を代弁してくれる音楽を聴いた後は、明るい音楽を聞いて、少しずつ気持ちを切り替えていくというのが音楽を使った対処法です。

ここからは、絶望感をいやす音楽をご紹介していきましょう。

絶望感を癒すクラシックの

心が辛くて絶望感を感じているときは、ルドヴィコの「マンデイ」がです。これを聞いて、悲しさを音楽にのせてしまいましょう。人によっては涙がこみあげてくることもあるでしょう。それは自然な反応です。気持ちがすっきりするまで悲しい気持ちに浸れる音楽です。そのあとは、絶望感が薄れる、ドビュッシーの「夢」をします。

不思議で優しい感覚で癒されるでしょう。