「手水舎(てみずや)または(ちょうずや)」などのいくつかの読み方がある清めの場所で手と口を清めます。
右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、水をすくい左手にかけて清めたら、柄杓を持ち換えて右手を清めます。次に右手で柄杓を持って水をくみ左手に水をためたら、口に含んですすぎ、そっと吐き出し清めます。
次にまた左手を清めたら、柄杓に水をため、柄杓のお椀の部分を上に向けたまま、柄の部分を下に傾けて水をつたわらせて柄を清め、元の位置に柄杓を戻しましょう。
賽銭箱へ
拝殿に付いたら軽くお辞儀をして鈴があれば数回鳴らします。賽銭箱にそっとお賽銭を入れます。
深いお辞儀を2回したら手を正面で2回打ち神様にお祈りをします。1年無事に過ごせた感謝や、健康で過ごせるようにお願いしたり、気持ちを込めて心の中で感謝や願いを唱えましょう。最後に深く1礼して下がります。この時神様にお尻を向けないように気を付けましょう。
神社や個人によりやり方は違いますが、一般的なやり方としてはこのような2拝2拍手1拝が多いでしょう。
千円以上のお札を入れる場合
お札をお賽銭として入れる場合は、お札をむき出しでは入れません。新札を白い封筒に入れて、名前と住所を書いたものを賽銭箱に入れます。
縁起がいいお賽銭
縁起がいいお賽銭はいくつもあります。基本は「円」を「縁」として捉える傾向にあります。
5円
5円は「5円玉」の硬貨を使うところに意味があります。「5円玉」は「ご縁がありますように」の意味に捉え、5円玉の真ん中に穴の開いた形状からも「先の見通しが良い」意味を持ちとても縁起が良い硬貨とされています。
金額的にも負担が少なく、財布の中に1枚あればためらわずに気軽にお賽銭できます。
15円
15円は、「十分にご縁がありますように」という意味があり、「5円」よりも「ご縁」が強い縁起の良い金額とされています。ポイントとしては「ご縁」である縁起の良い「5円玉」の硬貨を3枚使うと良いでしょう。「5円玉」を多く用いることで、より縁起が良いお賽銭という意味があるのです。
解釈によっては、縁起の悪いとされる「10円玉」と縁起の良い「5円玉」を使って合計金額で「15円」にした場合は、問題がなく縁起が良いという考え方もあります。
20円
20円は縁起の良い「5円玉」を4枚使うため「良いご縁がありますように」の意味になります。また10円玉でも「二重に縁がありますように」の解釈ができ縁起が良いとされています。
25円
25円は縁起の良い「5円玉」を5枚使います。「2重にご縁がありますように」の意味があり、縁起の良い金額となります。
45円
45円は「5円玉」を9枚使います。「45円」は「よんじゅうご」と読まず「しじゅうご」と読ませ「始終ご縁がありますように」との意味合いを持たせる縁起の良い金額とされています。
55円
55円は「5重にご縁がありますように」「いつでも縁がありますように」となります。「5円玉」を11枚用意をしておく必要がありますが、「50円玉」を用いる方法もあります。
「50円玉」は「5円玉」と同じに真ん中に穴が開いて「先の見通しが良い」硬貨とされています。また55円は「午後」にお賽銭をすると縁起が良いという解釈もあります。
1000円
千円は「千里眼」として「先を見通せる」「先の見通しが良い」として縁起が良い金額とされています。
NGなお賽銭
「5円玉」の硬貨は「ご縁」の意味を持つ縁起が良いお賽銭として人気がありますが、気を付けるべき縁起の悪い組み合わせのお賽銭もあります。縁起の悪い避けるべきお賽銭を見ていきましょう。
初回公開日:2018年04月13日
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