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無価値感を癒す方法・心理・原因・本・診断項目

カテゴリ:自己啓発

更新日:2024年10月30日

無価値感ってなに?

不安やイライラなどのストレスが多いこの時代に、「無価値感」と呼ばれる感情を強く持ってしまった人間が多く存在します。無価値感とは、その名のとおり、自分に対する価値観を失い虚無感や劣等感などにさいなまれている状態の事を指して言います。

無価値感にさいなまれている人は、自分のの生い立ちや能力・生活の全てに「自分は価値がないんだ」と感じます。その症状が悪化すると次第に生きている事にさえ価値を見出せなくなっていきます。他人と自分の優劣をつけたり、失敗に対する見方が厳しくなった現代だからこそ、発症する方が増えています。

無価値感が生まれる心理とは

ストレスの多い現代では、無価値感を引き起こしてしまうような原因がたくさん存在しています。ストレス耐性の無い方は特に、無価値感に襲われやすくなっています。

ここからは、人間が無価値感に襲われる時の理由と心理について紹介していきます。無価値感がどのようん原因から来るものなのかを知りましょう。

愛されたいと言う気持ちがあるから

人には誰かから愛されたいと言う愛情に対する欲求が誰にでも備わっています。そのため恋人がいない人間や友達の少ない人間は、「誰からも愛されたことが無い」と言う感情に陥り、自分は愛される価値がない人間だと思い込んでしまいます。

しかし本来であれば、誰からも愛されないと言う人間はいません。少ない友達や家族からその人は絶対に愛されています。人間がこのような無価値感に襲われる原因は、誰からも愛されないと言う考えではなく「私が愛してほしいと思う人達から愛されない」と言う感情が起因しています。他人からの無償の愛に気付きにくいのが、無価値感を持つ人間の特徴です。

怒りを感じているから

怒りは時に、人に無価値感と言う感情を与えます。「自分はなぜ怒っているんだろうか」「このような事も許容できないのか」「怒りでしか自分を表現できない」と言った怒りにたいする疑念や落胆に、無価値感を見出してしまう方も少なくありません。

怒りと言う負の感情で無価値感を持ってしまう原因は、自分の心に余裕がなくなっている事が大きな原因です。他人や他のものを追い込んでいるはずが、次第に自分を追い込み首を絞めている状態になっています。

依存体質だから

依存体質の方は、自分と他の人のつながりを非常に大事にしています。そのため、一度つながった友達の絆に強い執着心を持つようになります。そしてひとたびこの絆が何かの拍子に着れてしまうと、自分は友達から必要とされない要らない人間なんだと落ち込んでしまいます。

自分らしさを強く持ち、ひとりでも比較的行動できる人間は、無価値感を持つ事が少なくなっています。人は人、自分は自分と言う線引きができるからこそ、他人と比べず今の自分に満足し、自分の中に価値を見出しています。

無価値感は人間関係が引き起こす

無価値感は人間関係が引き起こす場合が非常に多くなっています。他人と比べて自分はどこの位置にいるか、他人にとって自分はどのような人間なのかを逐一考えてしまう人は、自分を主観的に見る事ができず、他人に価値がない人間だと思われていると勘違いしてしまいます。

「誰かに裏切られた」「誰かに先を越された」「誰かが自分を傷つける」と言った人間関係のこじれは、無価値感を生み出します。特に疎外感や劣等感は無価値感を生み出しやすく持続しやすいので、感情に囚われないよう注意を払わなくてはなりません。

挫折も無価値感を生みやすい

部活や勉強で目標に到達できなかった、仕事のノルマがクリアしなかった、と言うような挫折感をあじわうと、自分は何も達成する事ができない役に立たない人間だと感じ無価値感にさいなまれてしまうことがあります。挫折による無価値感が起こる原因の大きな理由は、何かに対する貢献度だと言われています。

自分が達成できなかったことによって誰かを失望させた、自分の属するグループなどに利益をもたらす事ができなかったと言う気持ちが無価値感を増長させます。そして自分はここにいて迷惑になる、不利益をもたらす人間になるのだと感じ、ここにいるのは良くないと自分の存在さえも疑い始めます。

無価値感はどうして感じてしまうの?

無価値感を感じてしまう原因は、男女で異なってくる場合があります。恋愛に関するトラブルを抱えやすい女性であれば恋愛に関する無価値感を感じやすく、仕事に関するトラブルが多い男性の方は、仕事を原因とした無価値感を持ちやすくなっています。

ではここで、人間がなぜ無価値感を持ってしまうのかについて、男女の違いをテーマに紹介していきます。同性・異性ならではの無価値感の原因について知っていきましょう。

男性の場合

男性の場合、無価値感が発生している状況では「自分が弱い人間だ」と感じる事が多くあることがわかっています。精神的・体力的に弱い事の他にも、自分が不利な立場に追い込まれる事などにもこのような感情を持ちやすくなっています。

男性は強い事に意味を見出している方が多く、自分が自信に思っている分野で自分よりも高度な人間が現れた時、自分の存在意義を見失ってしまうことがあります。男性特有の見栄っ張りなプライドの高さも、このような感情を引き出す際に原因となってしまうことがあります。

女性の場合

女性は周りとの付き合いや人間関係を重要視しているので、人間関係に問題が生じると、自分の存在意義を失い無価値感を感じてしまいます。尊敬している人に粗相をして気まずい雰囲気になったり、仲の良いグループの輪を乱したりなどを起こしてしまうと、無価値感を感じる状況に追い込まれやすくなります。

女性は互いの気持ちを推しはかり協調する意識を強く持っているので、無価値感に襲われないようにするためには適度な人間関係を保つ事を意識すると良いでしょう。たとえ協調性が崩れても、気にせず自分を保ちながら周りの人間と接する事ができれば無価値感を感じる事も少なくなります。

初回公開日:2018年04月24日

記載されている内容は2018年04月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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