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苦笑いをする心理5つ|使い方3例・他の「笑」を使った言葉

カテゴリ:人の心理

更新日:2024年08月26日

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苦笑いとは

特に面白いとおもっていないけど、なんとなく笑わないといけない状況や、返答に困って笑うしかない状況など、苦笑いは私たちがよく使う表情です。

ただ、この「苦笑い」はネガティブな意味で使われることが多く、相手に良い印象を与えないこともあります。無意識にしろ意識的にしろ、苦笑いをするような状況はどんなときなのでしょうか。また、なぜ、苦笑いしてしまうのか、考えてみましょう。

苦笑いの意味

「苦笑い」を辞書で引くと「心では苦々しく、具合が悪いことと思いながら、それを紛らわすために笑い顔をつくること」とあります。私たちを取り巻く人間関係は複雑です。ストレートに感情を表に出すことばかりが自己表現ではありません。

意に沿わないことがあっても、なんとなく笑って対応しなければいけない場面は、社会の中にはたくさんあります。自然と「笑う」のではなく、笑い顔を「つくる」のが苦笑いの真意と言えます。

苦笑いをする心理とは

苦笑いの表情を思い浮かべるときよく言われるのが、口は笑っているが目が笑っていない、という表現です。この表現は、苦笑いの特徴をよく捉えています。ふたつの相反する感情を同時に含む、苦笑いという感情表現は、心の中の複雑さをよく表していると言えます。

では、心から笑えないのに笑うしかない時の心理とは、どういったものなのでしょう。苦笑いをする時の心理と特徴を、5つの例をあげて考えてみましょう。

苦笑いをする心理の特徴

それにはまず、どんな時に苦笑いをしてしまうのか、を考えてみることです。実は、苦笑いをしなくてはいけないような場合の多くには「曖昧にしておきたい」という感情が含まれています。

はっきりと自分の意思表示をしてしまったら相手が不快に思う可能性がある、という思いが働く結果、表情がどっちつかずになる、という訳です。

特徴1:困惑

この「曖昧な」感情の代表的な表情が、困惑です。惑う、という文字が入っていることからもわかるように、その場の対応にただ困るだけでなく、困ってどうして良いかわからなくなることです。

自分の心の中を読まれたくない時に無意識に出てしまう表情で、相手に困った顔を見せないことが、意思をはっきり表さない、と思われて嫌がられることもありますが、あくまでも中立的な立場でいたいという、いじらしい思いを含んだ苦笑いです。

特徴2:会話がつまらない

自分には興味がないことや関心がないことを聞かされたときに、相手に、もうその話題はやめよう、とはっきり言える人は世の中にそう多くはありません。「言い出せない」という心理も、苦笑いを作ってしまう要因のひとつです。

なんとなく相槌を打つことでその場が乗り切れるなら、なにもはっきりつまらないと言わず、わざわざ相手に不快な思いをさせずに済みます。言い出せない時の苦笑いには、そんな配慮も含まれています。

特徴3:怒りたくても怒れないとき

よく仕事場で苦笑いをしてしまうような状況になる例が、上司や年上の人が失敗したり間違えたりした時です。そんな時の、怒るに怒れない、でも笑うわけにもいかない、という状況が、苦笑いという表情を作ることになります。

私たちは、日頃の先輩や上司に対しての遠慮や尊敬も含めて、相手の人を傷つけないように、という心理が働くと、自分の表情を曖昧にする傾向があります。

特徴4:感情表現するのが苦手

そもそも、感情をおもてにストレートに出すことができれば良いですが、そういった直接的な感情表現が苦手な人もいます。「言い出せない」思いや「困惑」の表情も、感情表現を無意識に抑えているという点では似ています。

しかし、ストレートな表現が「できるのにしない」のであって、それに対して感情表現が苦手な人は、ストレートな表現が「できない」ことが多いので、自然と苦笑いの場面も多くなります。

初回公開日:2018年10月29日

記載されている内容は2018年10月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。