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おみくじの凶が持つスピリチュアルな意味とは?メッセージや対処法について解説

カテゴリ:スピリチュアル

更新日:2024年06月24日

神社やお寺にお参りをしたときに、おみくじを引くのが決まりごとになっている人は多いのではないでしょうか。初詣ではその年1年の運勢を、何かの祈願のお参りであれば願い事が叶うか、占ってみたくなりますね。

そんなときに「凶」が出てしまうと、がっかりする人もいるでしょう。なかったことにしたくて、何度もおみくじを引いてしまったりしていませんか?

しかしおみくじの凶をただ「縁起が悪い」とだけ受け取ってしまうのは、実はもったいないことなのです。おみくじは神様からあなたへのスピリチュアルなメッセージです。単純に吉凶だけにとらわれることなく、メッセージをきちんと受け取り今後のあなたの幸福のために生かすことが大切です。

この記事では、おみくじで凶が出てしまったとき、どんな風に考え、どう行動するべきかについて述べています。この記事を読むことで、凶を引いてしまったとに正しく対処できるでしょう。参考にしてくださいね。

おみくじとは?

人々は古来から、何か大事なことを決定する際に占いを用いてきました。占いによって神様の意見を聞き、その通りに物事をすすめようという信仰のあらわれで、おみくじもそのひとつといえます。

おみくじのルーツは平安時代に天台宗の僧侶、良源上人が作った「元三大師百籤(がんさんだいしひゃくせん)」であるといわれています。元三大師百籤には偈文(げもん)という仏教の教えを示した漢詩が書かれ、多くの人が悩みを解決するための指針にしました。

神様からのメッセージを届けている

おみくじは漢字では「御神籤」と書きます。そして籤(くじ)には「人の意志によって選ばれない物事の決め方」という意味があります。つまり、おみくじはあなたがどう行動すべきかについて神様からのメッセージを伝えているのです。

おみくじには吉凶のほかにも、願事や待人といった目的ごとに短いメッセージが書かれています。また、和歌や漢詩も一緒に書かれていることが一般的で、この和歌や漢詩にもきちんとメッセージが込められています。

吉凶だけでなく書かれていることすべてに目を通して、神様があなたに何を伝えようとしているのかを感じ取ることが大切です。

おみくじの凶の数は神社により違う

実は、おみくじの凶の数は決まっているわけではなく、神社によってそれぞれです。もちろん凶以外の大吉や中吉などの数も違いますし、中には大大吉や半凶などの珍しいものが入っているところもあります。

それぞれの神社が正式に公表しているわけではありませんが、口コミ上では凶や大凶が出ないと有名な神社、凶が多いと有名な神社が存在します。凶や大凶を引きたくないという方は、事前に調べてから出掛けるとよいでしょう。

おみくじの凶が示す基本的な意味

凶という字には「不運」や「縁起が悪い」といった意味があります。あらためて意味を知っても、やはり初詣や願掛けのときに凶を引きたくはないと思ってしまいますね。

しかし、おみくじの吉凶はあなたの今現在の運勢です。今、あなたが不運の中にいるというだけで、今後悪くなっていくと示されているわけではありません。

おみくじをじっくり読んでみると、注意するべきことや努力するべきことについて示されています。それを実行して運を切り開いていけばいいのです。

おみくじの凶が持つスピリチュアルなメッセージ

おみくじの凶は、単に縁起が良くないことだけをあらわしているわけではありません。書かれていることをしっかり読んでみましょう。あなたが気付けていなかったよくない点や、正すべき点が見えてくるはずです。

おみくじの凶は、あなたに気付きを与えるために神様が示したスピリチュアルメッセージかもしれません。単純にがっかりするのではなく、自分のことを振り返ってみましょう。

自分らしく正直に生きることが大切

おみくじで凶を引いてしまったときは、今のあなたについて振り返ってみてください。

周りに合わせようとして無理をしてはいないでしょうか。人からどう見られているかが気になりすぎて、必要以上に自分を飾り立ててはいないでしょうか。

スピリチュアルな生き方に大切なのは、自然体であることです。無理をせず自分に正直であることで心が豊かになり、幸福を引き寄せられるようになるのです。

運気が下がっているという注意喚起

おみくじで凶を引いてしまうと「何かよくないことが起こるのでは」と心配になってしまいますね。

凶が出たときに心配になるのは正しいことです。なぜなら、凶は「このままでは運気が下がっていくから注意しなさい」というスピリチュアルメッセージかもしれないからです。

もし不運の種があなたの周りにあったとしても、正しく行動をしていれば不運は避けられます。そのためにもおみくじをしっかり読んで、どう行動すべきかを知っておきましょう。

おみくじの凶を引いたときの対処法

凶のおみくじにはよくないことばかり書かれているので、じっくり読みたくはないと思う人も多いでしょう。また、持って帰ったら縁起が悪いような気がするし、かといって、神様のメッセージであるおみくじを捨てるのは罰当たりな行為ではないか気になります。

おみくじで凶を引いてしまった場合、どんなふうに対処するべきなのでしょうか。ここではおみくじの扱いかたと、気持ちの上での受け止めかたの両方について解説します。

お守りとして持ち帰り手元におく

凶を引いたら境内の木などに結び付けて持ち帰らないという人が多いようですが、実は持ち帰って問題ないとされています。凶のおみくじを持っている人に不運が訪れるということはありません。

おみくじには不運を避けるために、あなたが教訓とすべきことについて書かれています。お財布などに入れてお守りとして持ち歩き、時々読み返して自分の行動を顧みることも大切です。

逆にラッキーだと受け止める

凶を引いてしまってもがっかりする必要はありません。なぜなら、おみくじは凶を引いてしまったあなたがどう対応すべきかきちんと教えてくれるからです。何も知らずに不運に見舞われるのと、不運を回避する方法を知っているのとでは雲泥の差ですね。

また、凶を嫌がる参拝者が多いため、近年ではあえて凶を減らして入れている神社も多いようです。そんな中で凶を引くというのは、かえってラッキーともいえるでしょう。

初回公開日:2022年07月16日

記載されている内容は2022年07月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。