スーパームーンの皆既月食が次に見られる年は、11年後の2033年になります。日付は10月8日と予測されています。
月食自体が日本から見られないものも含めたとしても1年に1回から2回程度しか起こりません。それに加え、スーパームーンで皆既月食であることは、かなり珍しいものと言えるでしょう。
めったに見られない天体ショーに興味がある方は、11年後を楽しみにしておきましょう。
スーパームーン以外にもある満月の呼び名
スーパームーン以外にも呼び名が付いた満月がいくつかあります。ここでは、特別な呼び名が付いた満月について、呼び名の由来とともに紹介します。
知っている呼び名があるか確認してみましょう。
ブルームーン
1か月の中で2回満月がある場合の2回目の満月をブルームーンと呼びます。月が満ち欠けするサイクルは約29日です。このため月初めの1日か2日が満月の場合は月末にブル―ムーンが見られることがあります。ブルームーンが見られる頻度は2年半に1回程度です。
ブルームーンの名前の由来は定かではありませんが、1833年にインドネシアにあるクラカタウで火山が噴火したことがきっかけになった可能性が有力と言われています。
この時、噴火により大気中に灰が飛び散り月光のフィルターとなった結果、月が青く見えた現象が起きています。
ブラッドムーン
皆既月食が起きて月が赤く見える現象をブラッドムーンと呼びます。赤の色が血液の色のような赤銅色に見えることからブラッドムーンという名前が付いています。
皆既月食は、太陽と地球と月が一直線に並んだ時に、地球が太陽の光を遮ることでできた地球の影が月をすっぽりと覆っている状態のことを指します。この時に、太陽の光の中で波長の長い赤色だけが月までわずかに届くことで月が赤く見えるのです。
マイクロムーン
スーパームーンとは逆で、月と地球の距離が最も離れた時に見える満月のことをマイクロムーンと呼びます。
マイクロムーンはミニマムーンと呼ばれることもあるように、通常よりも満月が小さく見えます。2022年のマイクロムーンは1月18日でした。
毎月の満月の呼び名とスピリチュアルな意味
満月は月ごとに呼び名があることをご存知でしょうか。ここでは毎月の満月の呼び名と、それぞれのスピリチュアルな意味を紹介します。
この機会に今月の満月にはどんな呼び名が付いているか、どんなスピリチュアルな意味があるか確認してみましょう。
いつもは夜空を見上げる機会がない方も、今月は満月の日に夜空を見上げてみましょう。そして、満月の力を借りて願い事をしてみてはいかがでしょうか。
1月 ウルフムーン
1月の満月はウルフムーンと呼ばれています。狼はアメリカの先住民にとって神の化身として神聖視され崇拝されている存在でした。
この時期は冬の寒さが厳しく、餌がなくなることで飢えた狼が遠吠えしたり、繁殖期を迎えた狼が遠吠えしたりする時期であることからウルフムーンという呼び名が付いています。
ウルフムーンのスピリチュアルには「自分らしさ」が関係しています。家族や家庭といったコミュニティの中で自分の個性や役割を見直すといいでしょう。また1年で最初の満月であるウルフムーンにはポジティブな願い事をすると叶いやすいでしょう。
2月 スノームーン
2月の満月はスノームーンと呼ばれています。名前を付けたアメリカの先住民が暮らした北アメリカの2月は積雪量が多く最も寒い時期です。このため、目に見える全てが雪で覆われ白銀の世界となってしまうことから名付けられました。
スノームーンには「物事の調和を図る」や「内省することで自分を修正したり自己肯定感を育む」といったスピリチュアルな意味があります。また、雪には癒しや浄化といったスピリチュアルな意味もあり、身の回りのことをリセットするにも良い時期と言えるでしょう。
3月 ワームムーン
3月の満月はワームムーンと呼ばれています。冬が終わりを告げ春が訪れようとしているこの時期は、動物やミミズなどの虫たちが活動を始めることから、ミミズの意味であるワームという呼び名が付いています。
ワームムーンには「自分を振り返り調整する」といったスピリチュアルな意味があります。この時期はこれまでに続けてきた努力が実る時期でもありますし、うまくいっていないようであれば自分を振り返り方向を変えてみるといい時期でもあるでしょう。
4月 ピンクムーン
4月の満月はピンクムーンと呼ばれています。4月は春になって花々が一斉に咲き出す時期であり、アメリカの先住民が一面に咲いた芝桜の美しさと月の美しさを重ね合わせて名付けました。
ピンクムーンには「人間関係の振り返りや調整」といったスピリチュアルな意味があります。恋人や仕事で関係がある人などの一対一の関係に焦点が当たります。これまで努力してきた方は良い結果に繋がるでしょう。
また、これまでうまくいっていなかった人とは関係性を見直すといいでしょう。自分の成長にも繋がっていきます。
5月 フラワームーン
5月の満月はフラワームーンと呼ばれています。5月はあらゆる花々が咲き誇り生命力に満ちあふれている時期でもあります。その時期を待ち遠しく思ったアメリカの先住民によって名付けられました。
フラワームーンには「心に宿る執着や不安を解き放ち軽やかに生きる」といったスピリチュアルな意味があります。
自分の思いが執着ではないか考えてみるといいでしょう。不要になったこだわりや思いを手放すことで、新しいプラスの変化が訪れる可能性があります。
初回公開日:2022年07月29日
記載されている内容は2022年07月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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