肉体的に強くなりたい
受験や資格試験、ギャンブルなど、直接的に強さを必要としないという領域であっても、肉体的な強さが必要となるといっていいと思います。理由としては、集中力や気力の維持には、肉体的な強さが必要不可欠だからです。
一例として、国家公務員試験などは、全体の試験時間が６時間を超えることもあり、身体が弱ければその集中力を６時間フルで維持させることは不可能であると考えられます。要するに、体力とは無縁であろう文化的な活動にも体力を必要としているということで、将棋を指すにせよ、麻雀を囲むにせよ、体を鍛えることは必須であるのです。
体調不良ではどのような優秀な人であっても、その実力を真に発揮することは不可能です。体調不良などは、精神的な分野にもしっかり関わってくることであり、どんなに難しい試験などに臨むときも睡眠や、運動なども勉強の内だと思って望む事が重要なのです。
精神的に強くなりたい
いくら体力に自信があるからと言って、体力のある者がどの世界でも優勝しているとは限りません。体格や体力といった先天的な要因で勝敗を決めてしまう場合もあります。
格闘技の世界においても、体の大きなものが勝者であるとは言えない様に、最終的にはより一層勝ちへの執念を燃やしたほうが勝利する傾向が見られます。どのような状態や苦境でもあきらめない精神力は、受験や仕事、もちろんスポーツなどでも、とても重要な要因となりうるでしょう。
しかしながら、試合や試験の当日にいくら執念を燃やしていたとしても、残念な結果となってしまう場合もあります。重要なことは、本番に向けた勉強や、練習、研究、準備段階などの過程なのです。毎日の鍛錬において、精神を高揚させ、勝者である自分をイメージし、自分にとってはつまらない訓練であっても前向きに行えるような精神を得て、努力を続けてこそ初めて、強くなりたいという目標が叶い、本番で身を結ぶのです。
単に本番時に燃えているのは、気持ちのこもっていない演技そのものであり、大根役者に勝利をつかむ事は出来ません。そして、本番で弱気になることはよくありません。よく「これだけやったのだから、あとはどうにでもなれ」と考える人がいますが、最後の最後、終了の号令がなるまで、練習してきたこと以上の成績を叩き出すという気迫が、本当の勝利を呼び込んでくれるのです。練習の時以上の貪欲さが本番では必要となるため、全ての努力を水の泡にしないためにも、本番で気を抜いてしまうことは厳禁です。
肉体的強さについて｜基礎体力のつけかた
先程、基礎体力は何をするにも大切だと述べましたが、ここではその具体的な体力のつけ方について説明したいと思います。まず、体力のつける時に最初に想像するのは一般的には走り込みだと思います。間違いではないです。走るという行為によって心拍数があがり、またさらに足腰の鍛錬になるため、全ての種目に必須な練習メニューとなっていますね。
しかしながら、走り込みだけでは全てにおいては勝つことができません。今自分のしている種目にそった体力のつけ方が肝要となるのです。何故ならば、全ての種目において使う筋肉も関節も、必要とされる筋肉の種類も、全て異なるからです。
また、同じ種目の中でも、その競技者の特性によって、全て必要とされる身体の構成はまさにバラバラなのです。強くなりたいという願望を実現するには皆が同じやり方である必要性は全くないのです。
肉体的な強さについての実例
例えば、野球選手のイチローと他の選手の体格差を見れば、肉体的な強さの違いはわかります。イチローは体格的に恵まれているとはあまり言えませんが、きちんと結果を出しています。
同じ種目の中でも、各々の選手が考える「勝ち方」であるとか「戦略」によってそのメニューを考え、チーム内における画一的な強化メニューだけではなく、誰よりも強くなりたいと思うのであるなら、個別に考え分析していかなければなりません。
この考え方は受験にしても同じです。丸暗記が得意な生徒もいれば、暗記は苦手ですが論理的思考が得意な社会人もいます。二人とも同じ「合格」という勝利に向かう競技者であり、前者に論理的思考を押し付けたり、後者に暗記力のなさを説教したりしても、意味がありません。
もちろん色々な能力をもっていることは重要ですが、その得意な能力をいかした戦略を試す価値は十分にありますし、また本人が必要だと思えば足らない能力を補うトレーニングを積むことも良いです。しかし、時間は有限です。効率の良い道を選ぶことも大事ですが、強くなりたいと思う時は急がば回れの場合もあることを胆に銘じておくことが大切です。
精神的に強くなりたい人の鍛え方
”何事も継続は力なり”と古人が言うように、どのようなことでも、続けること、強くなりたいと思う分だけ毎日続けその量を増やしていくことが大切なのです。
芯の強さをつけよう
慣れないうちは勉強・試験・仕事、スポーツどのようなことも苦しいものです。そして当たり前のことですが、誰にでも初心者の時期はあります。筋トレ、素振り、音読、なんでもいいのです。まずは何かしら始めることが大切です。
それが失敗に終わることもあり、それらは無駄であったと気づくことができたならそれはとても大きな収穫なのです。
大抵は中途半端に対処することで、無意味なことにも気が付かずにいて、ふとした時に気が付いた時には全てが終わっています。強くなりたいと思うならば常に努力し続けることが重要なのです。
まずは黙って一心不乱に打ち込む事、これが上達への第一歩であり、この苦しさを乗り越えてこそ精神的に強くなれるのです。
ルールの解釈をしっかりしよう
強くなりたいと思う前にまずは、スポーツにせよ、ギャンブルにせよ、そのゲーム自体のルールを掌握することが前提となります。ルール違反をしては元も子もないです。
また、ルール違反スレスレというものは、ルールの範囲を知っている者にしかできない行為です。
「○○をしてはいけない」というルールがあったら、「何某以外はしてもいい」と捉えることができます。
言葉遊びではありませんが、禁止に関するルールが明文化されていればそれ以外はやってもいいということになります。
ルールを守ることは勿論大切なことですが、縛られてはいけません。当然のことながら、麻雀において役を知らないと、今の流れでの最終形態をイメージすることもできず、思考の妨げとなること請け合いであるのです。
分析手法を学ぼう
ストイックに練習することも大事ですが、データを読み取ることで情報を得ることができます。そのデータを基にストイックになることができれば、より精錬された訓練が可能です。
インターネットなどの、様々なツールが発達してきた今、対戦相手の動画が、動画サイトにアップされている、ということもあり、どの業界でも情報戦が繰り広げられています。
強くなりたいと思うだけという精神論のみで乗りきるのは、至難の業です。
手法としては、各競技によるところもあるが、まずは様々なものを数値化し、その関連性を見出す。人はイメージによって独断と偏見で物事の真実性を、自己のフィルターでゆがめてしまう傾向にあるので、数値化することでより目の前の物事を客観視することができるのです。強くなりたいと思うのであれば、客観性を身につけるのも大切なことです。
想像力を養おう
色々な情報を得てもそれを使うことができなければ、ただの宝の持ち腐れとなってしまいます。ただ、強くなりたいのに経験がないといって嘆く必要はありません。ただ、経験に頼りすぎて練習を怠ってしまう場合もあるということは認識していなければなりません。
その時に役立つのが想像力です。イメージであればその可能性は無限大です。イメージトレーニングだけでは勝てませんが、想像力の高さこそが、経験を凌駕すると言っていいと思います。
逆に経験があることでそれに縛られて、昔の様に根性論だけで乗り切ることに重きを置いてしまい想像力を駆使するやり方についていけない、というベテランも多いです。
しかしながら、両者が合わされば正に無敵です。経験も大事にしイマジネーションも大事にすることで、よりバランスのとれた人間に成長できるのです。
理想の自分を描こう
強くなりたいのならば何事も楽しくやることが大切です。苦しいんで強くなるやり方とでは、前者の方が心身に良い影響を及ぼします。何事も楽しんでやることが良いのです。
例えば、同じ筋トレをするにしても理想の自分を想像して行うことと、単に苦しい思いをして行うこととでは、同じ回数をこなしたとしてもその効果は違うものになるという研究結果が出ています。
ここでのポイントは、楽な回数、自分が楽しめる位の回数をする、という意味ではなくあくまで同じ回数をこなすことを前提として、どうせやるなら前向きに楽しくやったほうが良いということなのです。
そのためには、競技そのものを楽しむ必要があり、自分の成長を楽しむ気持ちが必要です。どうしても現在の練習や勉強に将来が見出せないと思うのなら、理想の自分を考えると良いです。それも考えられなければ、この後何を食べよう、などの近い未来のことや、なんでもいいから楽しいことを考えながら鍛錬していきましょう。
強くなりたい人へ
強くなるためには個人にあった練習法が必要不可欠です。
肉体的にも精神的にも強い人は何事も辛いことがあった時に乗り越えることができます。
”強くなりたい”と思っている人はこの記事をを参考にしてみては、いかがでしょうか。
初回公開日：2017年03月01日
記載されている内容は2017年03月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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