気分転換の効果
気分転換をすることによって得られる心理効果で「ディストラクション効果」があります。あまり聞き慣れないフレーズでしょう。ディストラクション(distraction)とは、気を散らすこと、注意散漫になるという意味です。何かに意識を固定させているときはストレスがたまりますので、その集中させていた意識を意図的に散らすことによって、気分転換やストレス解消につながるのです。
ディストラクション効果
「ディストラクション効果」を生む方法として、習慣と離れた行動をするというものもあります。
例えば駅から自宅までの道のりについて、いつもと違う道を選ぶというのもそのひとつ。入ったことの無い店に入る、普段降りたことが無い駅で降りるなども有効です。初めての行動、慣れない行動を行った時、人はいつもより五感を研ぎ澄ませ、周囲の環境に目を配るようになります。これが怒りや落ち込みと言ったストレスの要因から目を離し、その気持を散らしてくれるというわけです。
特別に難しい初めての行動をする必要はありませんので、気負わずにちょっと違うことをしてみましょう。
実は逆効果な行動とは
今まで取り組んでいた作業を中断して、自分の好きなことや、楽しいことに取り組むのはどうでしょうか?マンガを読んだり、ゲームをしたり、SNSをチェックしてみたり。実はそうすると単に意識の固定先が変わるだけで、心や体が緊張することに変わりありません。ですから例えどんなに好きなことでも、気分転換にはなりづらいでしょう。熱中する行為は、別の緊張を手に入れてしまうことになり、心も体も緩まないのでストレスが蓄積されてしまうのです。
習慣的に切り替える心がけをしよう
気分が悪いと感じた際には、早めに気づいて気分を変えるように心がける習慣をつくることで、気分が悪い時間を減らすことができたらいいでしょう。ポイントは、すぐにできる簡単な方法で、少し気分をよくして、その時にやることに取り組むことです。幸せを感じられる時間を習慣的にもつことで、自分の生活の中で愉しむ工夫をし、気分よく過ごせるようになれるでしょう。
身体を動かして気分転換
オフィスや休憩時間で気軽にできる
身体を動かすことは気分転換につながり、イライラやストレスの発散にもなるでしょう。なんとなく気分がすぐれないぐらいなら、背伸びやストレッチで肩の上げ下げをするだけでも、血行が良くなり頭がスッキリして少しは気分がよくなります。意図的におこなう習慣をつけるとより良いでしょう。
より効果的に
歩いたり、走ったり、泳いだり、体操をしたり、踊ったり、なんらかの筋力トレーニングをしたりするのは、いい気分転換になります。もくもくと歩くもよし、走るもよし、人とスポーツを楽しむなど自分の好きな方法を選びましょう。イヤなことも忘れられますし、身体を動かすことで体調がよくなると、気分よく過ごしやすいです。
声を出して気分転換
声を出すことも気分転換やストレス発散に効果があります。
女性へのアンケートでは、ストレス発散には「おしゃべり」がいちばんだそうです。
歌うことは、とても有効な気分転換法ですし、カラオケボックスや自家用車の中など、大声で叫んだり歌ったりしても平気なところで行うと、スカッと爽快感が得られるでしょう。
気分転換の方法グッズ
ここからは便利グッズを使った気分転換にぴったりな方法をご紹介します。
気軽に取り入れられるものを選んでみてください。
その1「ヒーリング音楽でリラックス」
気分を安定させたいとき
モーツアルトなどのクラシック音楽の中には、脳からα波が出るような、高いリラックス効果を持つものが多いようです。
ヒーリング・ミュージックといわれる心を癒す音楽ばかりを集めたCDも販売されているので、ぜひ利用してみましょう。
ヒーリング音楽
よせてはかえす波の音やそよ風などの自然界の音楽には、ヒーリング効果がありリラックス作用があります。最近では無料で途中まで試聴できる販売店が多いので、自分に合った曲を見つけやすいです。
快適な眠りをサポート
初回公開日:2017年05月24日
記載されている内容は2017年05月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。