虚栄心が強い人の場合は自分のプライドを満たしたいが為に、嫌味や自慢に聞こえるような話し方をする場合が多いといえます。
しかし純粋な人には見栄を張りたいという気持ちもなければ、皆から尊敬されたいといった自尊心を満たしたいなんて思いもありません。今の自分に自信があり、自分を偽って飾り立てる事をしない純粋な人だからこそ、ありのままで生きられるのです。
特徴：解らない事を解らないと言える
負けず嫌いな性格の人や、失敗する事が怖くて消極的になりやすい人の場合、業務上で解らない事があってもそれを解らないと言い出せません。解らない事を解らないと認めたら自分が負けた気がする、ちゃんと話しを聞いていなかったのかと叱られるかもしれないと思うせいです。
純粋な人は解らない事があれば、素直にどこがどう解らないのかを自分から相手に伝え、そして解決方法を教えてもらおうとします。解らない事を自分なりに解釈をして勝手に進めてしまう方が、業務上でも多大な過失が起こりやすいと知っているからです。
特徴：毅然とした態度が取れる
顧客や取引相手から無理難題を押し付けられた時、断り方が解らない、断ると自分の立場が危ういからと無理難題を引き受けてしまう人は多くいます。
しかしこのような働き方では自分自身だけではなく、同僚や上司、または会社全体が迷惑を被る事に繋がってしまうのです。純粋な人はこのような場面に遭遇した時、「私だけでは判断できかねますので、一度持ち帰らせて頂きます」と毅然とした態度が取れます。曖昧に引き受けてしまうよりもこうした答え方の方が、後々誠実な対応が取れるのです。
特徴：分け隔てなく接する
純粋な人は相手を職歴や学歴、資格などでどのような人であるかを判断せず、誰に対しても平等な態度で接します。例え相手が純粋な人をよく思っていなかったり、突っかかってくる人だとしても、その人の性格なのだと素直に受け入れるのです。純粋な人が相手を責めたり嫌わないのは、相手の欠点よりも尊敬できる点や長所を見つける天才だからでしょう。
それと同時に、「相手が自分に対してあんな態度に出るのは自分がまだまだ至らないからだ」と自分に原因を見つけようとするからでもあります。
特徴：物腰が柔らかい
純粋な人はいつでも柔和な表情をしており、そして言葉遣いも態度も丁寧だといった特徴があります。
物腰が柔らかく人辺りも良いので、純粋な人の周りにはいつでも沢山の人が集まっているでしょう。
人間関係を疎かにせず、一度知り合った人とは長く関係を続けられる特徴もあります。
特徴：自己犠牲精神がある
純粋な人は「上司に媚びを売っておけば自分の有利に事が運ぶ」、「役に立たない後輩と仲良くするのは損」という損得勘定がありません。その反対に自己犠牲精神があるので、自分の得より周りの得になるように行動したり、自分の手柄を相手へ譲ろうともするのです。自分1人だけが幸せになるよりも全員で幸せになりたい、人の為に尽くそうとする純粋さとおもてなし精神をもっています。
純粋な人に向いている仕事
人間関係が重要な仕事
純粋な人に向いている仕事は、人と関わる機会が多い、人間関係を重視する仕事が向いているでしょう。それは純粋な人が、人と人との縁を大切にしており、尚且つ人の為に尽くそうという気持ちが強いからです。例えば「営業職」は、人懐こい性格で物腰が柔らかい純粋な人に適正な仕事です。
営業職で成功する為に必要なのはトーク力ではなく、如何にして取引相手や顧客の信頼を得られるかでしょう。嘘をつかない、真摯な言葉と態度で人に接する事ができる純粋な人ならば営業職で遣り甲斐を見つけられます。営業職ではなくとも、おもてなし精神の発揮できる接客業、例えば「ホテルスタッフ」や「飲食業」、「総務」もおすすめです。これらの仕事は全て人と人との関わり、縁が重要となるので、純粋な人のその人柄により職場でも大いに活躍できるでしょう。
自己犠牲精神が必要な仕事
「介護福祉士」という仕事は、体が不自由で1人きりでの生活が困難な方や高齢者の生活を手助けする職業です。主な仕事は食事や入浴、排せつ、歩行の介添えで、体力が必要ですがそれよりも尊い自己犠牲精神が重要でもあります。自分以外の誰かの食事を用意してそれを食べるお手伝いをする、肩を貸して歩行の補助をするには、短気な人では勤まりません。純粋な人のように大らかで滅多に怒る事をしない、人の為に尽くそうとする精神があってこそ、介護福祉士の仕事が楽しいと思えるでしょう。
介護福祉士以外にも「ケアマネジャー（介護支援専門員）」という、要介護認定の高齢者のケアプランを作成しサポートする仕事もおすすめです。また、肩凝りや腰痛の改善を手助けする「あん摩マッサージ指圧師」、「鍼灸師」、「整体師」という仕事もあります。こうした仕事には総じて、誰かの役に立ちたいという純粋な人が持っている純粋な気持ちが必要なのです。
人の本質を見極める仕事
純粋な人は、相手を見た目や経歴で判断せず、そして冷静に分析して適切な対応が取れるといった特徴があります。そんな純粋な人に向いているのは、その人の本質を見極めて的確なアドバイスをする「ファイナンシャルプランナー」という仕事でしょう。ファイナンシャルプランナーの主な仕事内容は個人の家庭、または中小企業の資産運用などの相談に応じ、アドバイスをする事です。
「子供が2人いるけれどこの先どんな学資保険や生命保険に入ればいい？」、「業績不振に陥った現状からどうやって切り抜ければいいか」などの相談に乗ります。各個人、各企業の資産や収入、生活環境に合わせて入るべき保険や行うべき経営方針についてを助言するのです。ファイナンシャルプランナーとして働く為に必要な資格は、ファイナンシャル・プラニング技能検定という国家資格です。
会計事務所や不動産、金融や保険会社に入社してファイナンシャルプランナーとして活躍する事となります。ファイナンシャルプランナー以外には、「生活相談員」という介護老人福祉施設などで、その施設の利用者を受け入れる際に面談や契約手続きを行う仕事があります。子供が好きな純粋な人ならば児童家庭支援センターなどで18歳までの子供達をサポートする「児童指導員」という仕事がおすすめです。これらの仕事には純粋な人の、誰とでも分け隔てなく接する性格や大らかな性格が必要なのです。
純粋な人は生きにくい？
競争社会に負けやすい
純粋な人には勝ち負け精神がありませんから、闘争心も少ないのです。そのせいでどうしても競争社会に身を投じると、周りに踏み台にされてしまい生きにくいと感じてしまう事があります。純粋な人は誰かを負かして自分が勝って得をしようという気持ちを持っていないので、敢えて自分から競争を避けてしまう部分もあるでしょう。
見下されやすい
純粋な人は誰かに自分の欠点を指摘されたとしても、それを素直に受け入れてしまう純粋さを持っているので、プライドが高い人に見下されがちです。プライドが高い人からすると純粋な人は「自分の自尊心を満たしてくれる、自分に逆らえない相手」なのでしょう。そのせいで純粋な人は時折り八つ当たりをされたり、理不尽な怒りをぶつけられやすいといった生きにくいさがあります。
初回公開日：2017年06月01日
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