高圧的とは
些細なミスであっても、「なんでこんなこともできないの」と上から目線で怒鳴る女性や、部下の失敗をみんなの前で説教するという人が、職場にいるという人は少なくありません。
相手を無駄に威嚇したり、威圧して相手を従わせようとする人のことを高圧的な人と呼びます。高圧的な人が職場にいると、他の職員がおびえてしまい、職場の雰囲気が悪くなります。
高圧的の意味
高圧的とはどのような意味を持っている言葉なのでしょうか。
高圧的の意味としては、相手を頭から威嚇することや頭ごなしにおさえつけること、相手を見下して上から押さえつけるような態度をとることを意味しています。
高圧的と同じような意味を持つ言葉としては、「頭ごなし」や「威圧的」、「高飛車」、「居丈高」という言葉があげられます。
高圧的な人とは?
高圧的な人とは、ミスをした時に必要以上に怒鳴りつけたり、椅子を蹴るなど相手を威嚇するような態度を取る人のことを意味しています。
最近は、パワーハラスメントやモラルハラスメントが問題となっており、このような態度を取る人は少なくなってきていますが、いまだに昔のように高圧的な態度を取る人が職場におり、困っている人は多いです。部下に高圧的な態度を取ることは、決して好ましくありません。
高圧的な態度をとる人の特徴
高圧的な態度を取る人には共通する特徴があります。職場で高圧的な人と関わると、悪影響が及ぶ場合がありますので、高圧的な態度を取る人の特徴を知っておきましょう。
高圧的な態度をとる人の特徴としては、プライドが高く、相手の気持ちを考えることができないことや心が狭く、神経質であること、本当は弱い人であることがあげられます。
高圧的な態度をとる人の特徴についてご紹介します。
特徴1:弱い
高圧的な態度になるのは、小心者で臆病な自分を隠せると勘違いしているからでしょう。
高圧的な人は、弱い自分の存在を周りへ印象付けたい、アピールしたいという気持ちもあるので高圧的な態度に出る傾向があります。
大きい声で言った事ならば例え筋が通っていなくとも賛成されると勘違いしている節があるので、高圧的に出ては自分の意見を通そうともします。
特徴2:プライドが高い
高圧的な人はとてもプライドが高く、そして自分だけではなく周りの人へ対する理想もとても高い性格です。
プライドを傷つけられるような事、恥をかく事を一番嫌っており、そういった事をされた時には相手に対して強い憎悪の気持ちを持ちます。
理想が高い高圧的な人は、自分の理想に届かないと拗ねてしまったり、周りが自分の理想とおりの行動をしないと癇癪を起すという性格でもあります。
特徴3:相手を自分の意のままにしようとする
高圧的な人はいつでも、自分が話の中心になりたいので、相手を自分の意のままにしようとする傾向にあります。
例えば、食べ物の話題で盛り上がっている時でも高圧的な人が趣味の話題をしたいと思えば、話の流れも考えずに趣味の話題について話すことが多いです。
そこで自分の話についてきてくれる人がいれば、愛想良くしますが、元の話題に戻そうとすると、冷たく接して自分の言う事を聞くようにコントロールします。
特徴4:相手の気持ちを考えられない
高圧的な人は、人の気持ちを考えることができません。特に、自分よりも低い立場にいる人間の気持ちは一切考えないことが特徴です。
高圧的よりも低い立場にいる社員が、特に問題ないミスをした場合、他の人であれば「次は気を付けるように」で済ませる所を、高圧的な人は鬼の首を取ったかのように大げさに騒ぎ立てます。
それによって、周囲がミスをした社員を責めたとしても何も考えません。
特徴5:心が狭い
高圧的な人は心が狭く、自分の意見や自分のしたい事ができなければ機嫌が悪くなる自己中心的な性格をしています。
自己中心的な性格をしている高圧的な人が素直に意見を聞く人は皆無にひとしく、相手が自分より上の立場の者であろうと表面上だけは穏便な態度をします。
しかし、心が狭いので、心の中ではその自分よりも上の立場の者に対して「どうして自分が叱られないといけないのだ」と相手を憎らしく思う場合が多いです。
特徴6:コミュニケーションスキルが低い
高圧的な人の多くは、コミュニケーションスキルが低い傾向があります。
部下や他の職員と上手くコミュニケーションをとることができないので、高圧的な態度で相手を従わせようとする人が多いです。
本当に有能な人であれば、高圧的な態度をとることなく、相手を意のままに動かすことができますので、高圧的な態度を取る人はコミュニケーションスキルをはじめ、あらゆる部分で劣っていると考えられます。
特徴7:虚栄心
虚栄心とは、自分をよりよく見せたい気持ちのことを指します。高圧的な人だけでなく、誰でも虚栄心は持っているものですが、高圧的な人は特に虚栄心が強い傾向があります。
そのため、自分がミスをしても決して認めようとはしません。自分をできるだけよりよく見せるために、責任を他の人へ押し付けようともします。
虚栄心の他にも、ミスを認めたくない気持ちと、「ミスを責められるのが怖い」という怯えの気持ちがあります。
初回公開日:2017年06月23日
記載されている内容は2017年06月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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