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恩着せがましい人の特徴や性格|褒められたい/見返りを求めたい

Author nopic icon本真 似望
人間関係 / 2018年01月19日
恩着せがましい人の特徴や性格|褒められたい/見返りを求めたい

恩着せがましい人の性格や特徴|その心理と接し方

恩着せがましい人の特徴や性格|褒められたい/見返りを求めたい

恩着せがましいとは、人に恩恵となることを施し、いかにもそのことに感謝しろよというような態度を相手に示すということ。

自分のためになる何かをしてくれたのはいいけれど、そのことを何度も何度も恩着せがましくあなたに言ってくる人が、もしかすると周りに一人や二人はいるのではないでしょうか。

今回は、こうした恩着せがましい人の性格や特徴、そして恩着せがましくするその心理とそうした人への接し方についてみていきましょう。

恩着せがましい人の性格や特徴とは

恩着せがましい人の特徴や性格|褒められたい/見返りを求めたい

おそらく多くの人は、他人のために何かをしてあげた時、相手の喜ぶ顔を見たり、「ありがとう」と感謝されたりしただけで満足するのではないでしょうか。でも、中には「私はあなたのためにしてあげたんだからね」とか「あの時にはこうしてあげたよね」とか、何かと恩着せがましく言ってくる人がいるものです。

こうした恩着せがましい人の性格と特徴とは、いったいどのようなものなのでしょうか。

自分の価値が認められない自信のない人

「こうしてあげる」「こうしてあげた」「どう、よかったでしょう」などと、いちいち相手に恩を売ろうとする、恩着せがましい人たち。こうした人たちは、一見自信家のようにも見えますが、その真の姿は意外なものです。

恩着せがましい人は、本当は自分の行為や存在に自信が持てないので、他人から感謝され、認められることによって自分の存在と価値を認識しようとしているのです。人生の中で、人から認められたり、褒められたりした経験があまりなかったことで、自分に自信が持てなくなっているのです。

ですから、自分から相手に何かをしてあげて、そのことに感謝してもらおうとするのです。相手から感謝されることによって、自分の行為と存在に自信が持てるようになるのです。

自分のしたことだけを覚えている厚かましい人

恩着せがましい人は、相手の気持ちを理解し思いやるということが苦手な人です。また、自分の都合のいいことばかりを覚えていて、自らの考えを相手に押し付けようとする傾向のある「自己愛性人格障害」の持ち主です。

周りの人が自分のために動いてくれるのは当たり前と考えていて、他人が自分にしてくれたことはすぐに忘れてしまうのですが、その一方で、自分が他人にしてあげたことはほとんど忘れません。

そして、恩着せがましくしながら、それがさも当然であるかのように、相手が自分の思う通りに動くよう要求してきます。相手に感謝はしなくても、自分が感謝され、お返しをされないことなどありえないという、自己中心的で厚かましい性格の持ち主なのです。

相手の話を聞くより自分のことを話す人

恩着せがましい人は、自己愛が強く、他人の気持ちにはあまり興味がありません。ですから、人と話している時にも、相手の話をじっくり聞くよりも、自分のことをいろいろと話そうとします。相手のことや気持ちを知ることよりも、まずは自分のことを相手によく知ってもらいたい、そして認めてもらいたい。そう考える性格の持ち主です。

恩着せがましい人は、最初は恩を売る必要があるために、非常に優しくあなたに接してくるかもしれません。ですが、本当はあなたのためになりたいと思っているわけではありません。本人には自覚がないかもしれませんが、自分のことを認めてもらうことで、自信を持とうとしてあなたに近づいているにすぎません。

上から目線で接してくる人

自分のために何かをしてくれた人に対しては、普通感謝の気持ちとともに、申し訳なさが生まれるものです。立場としては、「してくれた人」が上で、「してもらった人」が下にならざるを得ません。恩着せがましい人は、そのことをよくわかっているのです。ですから、人に対して何かをしてあげたことで、自分が相手より上の立場にいるのだと考えることになります。

恩着せがましい人は、相手がしてくれたことはすぐに忘れて、自分が相手にこれだけのことをしてあげたという気持ちだけが強くなっていき、上から目線の言動をとっていくようになります。相手が自分にお返しをするのは当然だとも考えていますので、恩を売ってあげた人が自分の思う通りに動いてくれないと、ますます上から目線になっていくことになります。

どうして恩着せがましいのでしょうか?

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ここまで恩着せがましい人の性格と特徴についてみてきましたが、その中で、こうした人たちが恩着せがましくする理由についてもいくつか触れることになりました。恩着せがましい言動が生まれる最大の原因は、本当は自信がないために、自分の行為と存在を認めてもらうことによって、自信を持とうとしているというところにありました。

それでは、以下こうした人たちがなぜ恩着せがましくするのかについて、具体的にみていくことにしましょう。

褒められて自分の価値を認めてもらいたいから

恩着せがましい人は、過去に人から認められ、自信を持てるような経験をほとんどしてこなかった人たちだと、前にも述べました。だれでも、自分のことを認めてもらいたいし、自信の持てるようなことを人から言ってもらいたいと願っています。

人にために何かをしてあげると、その人に感謝をされますし、その行為を周囲の人たちに褒められることにもなります。そのことを、恩着せがましい人はよく知っています。

恩着せがましくするという問題はありますが、人のために何かをするということで相手から感謝され、周囲の人から褒められます。それによって、自分の行為と存在を認めてもらい、自信を持とうとしているのです。この目的のために、恩着せがましい人は人のために何かをしてあげようとするのです。

評判を高めることで自信を持ちたいから

感謝されたい、褒められたいという理由に近いものとして、自分の評価、評判を高めたいというものがあります。恩着せがましい人は、自信がないために、自分の評判や評価を高めたいという心理が強く働くことになります。自分の評判が高まることで、自信を持つことができるので、自身の評判を高めることに人一倍一生懸命となります。

そういう心理があるので、彼らは他人にしてあげたことを何度も、そしていつまでも言うことになります。自分がしてあげたことでどれだけ助かったのかを、その相手に繰り返し言い、自分の「善行」を評価してもらおうとするのです。そうすることで、自分がいい人だという評判を周りから得られると思っているのです。ただ、実際には、そうはならないのですが。

相手からの見返りを求めたいから

恩着せがましい人の特徴や性格|褒められたい/見返りを求めたい

恩着せがましい人は、自分が人に何かをしてあげた時に、その相手が自分にお返しをしてくれるのが当り前だと考えています。同様のお返しか、それ以上のお返しを期待しています。「こうしてあげたよね」「ああしてあげたよね」と言いながら、あなたが自分に何かお返しをしてくれることを期待しているのです。

決してあなたのことを心から思って、無償でしてくれたというわけではありません。もともとあなたからのお返し、見返りを期待してやっていただけなのです。ですから、もしあなたがお返しをしなかったなら、不機嫌となり、ますます恩着せがましい言動をあなたに繰り返すことになるかもしれません。

恩着せがましい人が、人のために何かをしてあげるのは相手からの見返りを求めてやっているにすぎないのです。

相手より優位に立って支配したいから

人に何かをしてもらった人は、してくれた人に対してどうしても引け目を感じてしまいます。こうした心理を利用して、恩着せがましい人は相手との関係を築こうとすることがあります。

相手のためにいろいろとしてあげることで、自分の方が相手より常に優位な立場にたつことができますし、相手が自分の思い通りに動いてくれるようにもなると考えているのです。

確かに、別に頼んではいなくても、自分のために何かをしてくれたなら、普通の人はある程度の引け目を感じるようになりますので、その相手には強く言えなくなります。心の中で何か思ってはいても、それを正面切っては言えません。

このように、恩着せがましい人の中には、相手より優位に立ち、相手を自分の思う通りに動かしたいという理由で恩を売る人もいるのです。

ナルシストのように自己愛を満たしたいから

恩着せがましい人は、相手のことを思いやってということではなく、ただ自分の存在や価値を認めてもらいたい一心で、人のために何かをしています。ですから、相手がどのように感じているかはほとんど考えず、自分のしてあげたことだけを、ひたすら強調することになります。

「こうしてあげてよかったでしょう」「助かったよね。私のおかげだよね」とか、相手の気持ちにはまったく関係なく、自分がどれだけ相手の役に立っているかを強調したがります。

そういうところが、自信過剰のナルシストのように見えるのですが、本当は自信がないからこそそうしているのです。自分の行為が役に立っていると相手に認めてもらい、自信を持ちたいという強い自己愛から、過剰に恩着せがましく、相手に同意を迫っているにすぎないのです。

しつこいのは他人の気持ちに鈍感だから

恩着せがましい人は、他人に共感することができませんし、相手の気持ちを考えることが苦手です。別に頼んでもいないのに、いろいろと自分のために何かをしてきて、いちいちそのことで恩を売ってきます。

恩着せがましくされている人からすると、おせっかいな人にしか思えません。でも、「迷惑だ」とはっきりとは言い返せないので、相手が感謝し、喜んでいると思い込まれて、いつまでも恩着せがましい言動をされることになってしまいます。

恩着せがましい人は、自己愛性人格障害に特有の、相手の気持ちに鈍感な性格の人たちです。ですから、相手のことは考えることなく、自分の価値を認めてもらうためだけに、いつまでもおせっかいをし、恩を売り、恩着せがましくすることになるのです。

恩着せがましい人とはどう接すればいいの?

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それでは、周りにいる恩着せがましい人とどう接すればいいのでしょうか。それが最も気になることかもしれません。以下、恩着せがましい人が家族、上司、恋人・友人であった場合の接し方についてみていきましょう。

恩着せがましい家族・親も少なくない

恩着せがましい家族と言う場合、一般的には親が子供に対してするケースがほとんどでしょう。「お前のためにこうしてやった」「お前ために我慢してやった」「お前のために苦労させられた」などと、子供に対して恩着せがましく言う親が結構いるものです。

中には、子供に対して「育ててやったんだ」と言う親までいます。子供としては、「別に頼んでないし」と言いたくもなるでしょう。

こうした親は、本当は自分が子供に対してしてきた(あるいは、している)ことに自信がなく、自分ではそのことに意味も感じられないので、「お前のため」と子供に恩を着せることによって、自分の行為の意味を感じようとしているだけなのです。親としての自分に自信が持てないだけなのです。

恩着せがましい家族・親との接し方

恩着せがましい親に対して、「もういい加減にして」と子供がもし距離を置いたとすると、その親は自分の価値が認められていないことに不安を覚えることになります。すると、自分の価値を子供になんとか認めてもらおうと、以前よりもっと恩着せがましく言うことになってしまいます。

恩着せがましい親は、自分が子供に対してしてきたことをとにかく認めてもらいたいし、感謝してもらいたいと思っているのです。そうしてもらうことで、自信を持ち、自分の価値を感じたいのです。

ですから、そうした親には「ありがとう」「おかげで、助かってる」などと日頃伝えてあげるようにすれば、次第に恩着せがましい態度が少なくなってくるはずです。

職場で恩着せがましい上司の下につく場合も

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「お前のためを思って言ってやってるんだ」「お前のためにやってやったんだ」「お前のためにどれだけ苦労をさせられていると思ってるんだ」などと、「お前のため」を口癖のように言う恩着せがましい上司が、もしかするとあなたの周りにもいるかもしれません。多くの会社で、こうした上司が結構見受けられます。

こうした上司は、本当は上役からの評価を非常に気にする自信のない人で、部下のためということに自分の行為の正当性を求めようとしている「小さな人」だと言えます。そうすることで、自分の存在に自信を持とうとしている人なのです。

恩着せがましい上司との接し方

「そんなことを言われても、私はお願いしていません」「別に苦労をして頂く必要はありません」などと、もしこうした上司に言い返そうものなら、その上司は「わかっていないやつだな」と怒り狂って、ますます「お前のため」を強調し続けることになるかもしれません。もしかすると、嫌みを言われたり、嫌がらせを受けたりすることになるかもしれません。

こうした上司に対しては、とりあえず相槌を打っておくのが無難です。強く言い返そうとせず、いつものことと聞き流すほかありません。もしあなたが上司を黙らせるだけの仕事ができるのであれば、実際にやって見せることで、上司の恩着せがましい態度を減らすことができるかもしれませんが、なかなか大変なことでしょう。

恩着せがましい恋人・友人にめぐり会うことも

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「お前のためにせっかくしてあげたのに」「これを買うのにどれだけ苦労したと思う?」「だったら付き合ってあげてもいいよ」などと、いろいろと恩着せがましく言う恋人や友人も結構いるものです。こうした上から目線の人と親しく付き合わなければならなくなると憂鬱になっていかざるを得ません。

「俺がご馳走してあげるよ」というので、遠慮してリーズナブルな食堂でおごってもらっただけなのに、「豪勢なものを食べたね。それで、お返しは?」なんて言う恋人が実際にいたりするのですから、自分の人を見る目を鍛えないと大変なことになってしまうかもしれません。

だけど、こうした恋人や友人は、一見自信過剰なナルシストにも見えますが、本当は自分の存在や価値に自信が持てない人たちなのです。

恩着せがましい恋人・友人との接し方

恩着せがましい恋人や友人は、自分の行為に自信がもてないので、自分のことを認めてもらおうと、一生懸命アピールしているにすぎません。

そして、この人たちは相手や周りの人たちがそれに当然応えてくれると思っていますので、「別に頼んでいないし」「そんなの必要ないし」などと言い返すととても不機嫌になり、内心は傷つくことになります。結局、もっとアピールしなければと思い、ますます恩着せがましい言動をすることになるかもしれません。

こうした恩着せがましい恋人や友人に接するときには、この人たちの言うことには強く言い返さず、とりあえず「ありがとう」と伝え、相槌を打ちながら聞き流していくことです。そうしながら、少しずつ距離を取っていくように工夫していくのがいいでしょう。

恩着せがましいのは自信がないことの裏返し

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恩着せがましい人に関わると、自分がしたことにいちいち恩を着せてくるので煩わしいし、常に見返りを求めてくることになるので大変です。

別に頼んでもいないのに、「してあげているんだから」と上から目線で接してくるようにもなって、さらには自分の思う通りに動いてもらおうともしてきます。でも、彼らに変に言い返そうものなら、怒って、周囲の人に自分の悪口を言いふらされることになるかもしれません。

恩着せがましい人は、自信過剰な人のようにも見えますが、本当は自分の存在や価値に自信が持てない人たちなのです。自信がないからこそ、人に感謝され、褒められ、評価されるようなことをして、自分の存在を認めてもらおうとしているのです。自分のすることに自信がないのが裏返しとなって現れているにすぎません。

恩着せがましい人には「ありがとう」と「さようなら」

恩着せがましい人の特徴や性格|褒められたい/見返りを求めたい

自信を持つことに一生懸命な、恩着せがましい人の心理がわかってくると、「本当はこの人も大変なんだな」という優しい気持ちも少しは起こってくるのではないでしょうか。ですが、実際にこうした人と付き合ってみると、「いい加減にして」「これ以上、関わりたくない」ときっと言いたくなることでしょう。

とにかく、恩着せがましい人たちには言い返すよりも、まずは「ありがとう」と言ってあげた方が無難です。そして、本当に嫌ならば、距離を置いていくなり、「さようなら」と言える状況に持っていくなり、工夫していくようにすべきです。

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