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スローライフな生活・スローライフに仕事|田舎/都会

カテゴリ: 心理

更新日: 2025年03月06日

スローライフとロハスの考え方

現代社会では、スピードや効率化ばかりが求められています。特に都会ではこの傾向が顕著で、いかにはやく移動するか、いかにはやく仕事を終わらせるか、いかにはやく食べるかなど、「はやければ、はやいほどよい」という雰囲気さえあります。

もちろん、はやいこと自体は悪いことではありません。しかし、はやさを求めすぎるあまり、日常のなかで大事なものを見失っているような気がすることはないでしょうか。また、いつも何かに追い立てられているような気分で毎日を過ごしているような気がすることはありませんか。

はやさや効率ばかりを求められて自分を見失いそうに感じる、そんな時に見直してもらいたいのがスローライフという考え方やライフスタイルです。この記事ではスローライフについてご紹介します。

スローライフとは

スローライフとは、読んで字のごとく「ゆっくりとした生活」を味しており、英語の「Slow living」に相当する和製英語です。

狭義では「地産地消」や「歩行型社会」をさすといわれることもありますが、広い意味で「大量生産・高速型の社会やライフスタイルに対して、ゆっくりとした暮らしを提案する」といった使われ方をすることが多くなっています。

スピード重視の生活だと忘れがちな感情や感覚に気づき、自然を身近に感じ、健康によい生活を心がけ、心の豊かさを大事にすることがスローライフにとって大事なことだといえます。

ロハスとは

ロハスと(LOHAS)とは、「Lifestyles of Health and Sustainability」の頭文字をとったもので、「健康的で持続可能なライフスタイル」という意味です。

ロハスもスローライフと同じようにはっきりとした定義はないのですが、環境や自分自身の健康を意識した生活を送る、無農薬やオーガニックの食品を食べる、環境に優しい車に乗るなどはロハスなライフスタイルといえるでしょう。

スローライフとロハスの違いは?

それでは、スローライフとロハスの違いは何でしょうか。

スローライフ、ロハスという言葉の定義自体が曖昧なものなので、はっきりコレと断言することはできませんが、スローライフはより精神的な面をさし、ロハスはより環境や健康面をさすことが一般的には多いです。

もちろん、スローライフとロハスの両立も可能ですし、スローライフな生活を送っていたら結果的にロハスにつながっていたということもあるでしょう。ですので、明確に分ける必要もないといえます。

スローライフを送るのに仕事

スローライフな生活を送る上でもお金は欠かせません。ここでは、スローライフを送るのに仕事をいくつか挙げてみます。

農業・漁業・林業・畜産業

スローライフという言葉をきいて真っ先に連想する仕事といえば、農業ではないでしょうか。農業や漁業、林業、畜産業は自然にもっとも近い仕事といえます。

農業をやったことのない人がすぐに独立して農業で生計をたてることは、現実にはかなり厳しいです。また、これらの仕事でスローライフが送れるかというと、毎日のように自然と向きあわないといけない、畜産業だと1日も休まずにえさやりや掃除などをしないといけないなど、実際はスローライフとはかけ離れてるという声もあります。

それでも、自然と向き合う仕事はスローライフを目指す人には魅力的な仕事だと考える方もいるでしょう。本農業で生計をたてることを考えている方には、まず体験することをします。移住を希望する方を対象に農業体験、助成金などの支援制度がある自治体もあります。まずは希望する地域のホームページなどで確認してみるとよいでしょう。

クリエイター

陶芸家、画家、作家、イラストレーター、漫画家などのクリエイターもスローライフをしやすいといえるでしょう。クリエイターの方は自分が好きなことで生計をたてているため、自分の意に反するような仕事をするといったストレスは低いといえるでしょう(作品をうみだす苦しみといったようなストレスはあるでしょう)。

一方で注意をしないといけないこともあります。締め切りに追われたり作業に没頭したりすると、寝食がおろそかになりがちなことです。クリエイターの方がスローライフを送るためには、自分にあった量の仕事を受けるなどのコントロールも必要になってくるでしょう。

起業・フリーランスの仕事

特技や経験をいかして、パン屋やカフェ、服屋を開店する方もいます。また、移住してペンションを経営する方などもいます。また、その土地で需要があるかどうかをリサーチする必要がありますし、ある程度まとまった資金も必要になってきますので、起業して食べていくには覚悟も必要です。

陶芸家、画家、作家、イラストレーターイラストレーターなどのクリエイターやフリーランスの仕事も、組織に属さずに自分のペースで仕事をすることができるためスローライフに向いている仕事の1つといえるでしょう。

一方で、締め切りに追われたり作業に没頭したりすると寝食がおろそかになることもあるので、体調管理をしっかりやっていくことが大事です。また今現在フリーランスで生計をたてている方はよいのですが、いきなり移住または転職をしてスローライフをするのは難しい場合がほとんどですので、こちらも見通しがたってからにしましょう。

サービス業に就く

観光地やリゾート地では求人を募集しているところも多いです。旅館の仲居、ペンションやホテルのスタッフなどは、住み込みで雇ってくれるところもあります。注意しないといけないのは、その仕事でスローライフができるかということです。

拘束される時間が長かったり、夜勤などでシフトがきつかったりする場合、たとえ自然の中で暮らしたとしても心身ともに疲れてしまい、スローライフとはかけ離れたものになってしまうことがあるからです。

逆に、人と接するサービス業が多少残業があっても苦にならないという場合や、スキーやシュノーケリングの講師なら苦にならないなどという場合には、精神的に余裕があるためスローライフができる可能性もあります。その場合でも、勤務時間や勤務形態などをきちんと相手方(雇用主)に確認しておくことが大切です。

地域おこし協力隊の隊員になる

地域おこし協力隊とは、地方自治体の委嘱を受け、地域で生活しながら、地域の活動に協力する制度です。活動期間はおおよそ1年~3年以内の期間で、地域や活動によって異なります。

自分が興味をもった自治体に一定期間住むことができ、地域の人と繋がりをもつことができる、自分の興味のある仕事が選べることなどがメリットです。自治体によっては住宅を貸与してくれるところもあります。田舎でスローライフを送りたい方は、地域おこし協力隊に応募してみるのもよいでしょう。

下記の地域おこし協力隊のホームページにて、詳しい情報をみることができます。活動カテゴリー(農林水産・産業、環境、医療・福祉、観光、教育、情報通信、地域づくり、その他)や、地域、報酬月額、活動日数などにチェックをいれて検索すると、募集情報を探すことができます。

初回公開日:2018年04月15日

記載されている内容は2025年03月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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