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エジプトのピラミッドの内部構造・内部の謎|トンネル/罠

Author nopic iconSachineko
カテゴリ:スピリチュアル

初回公開日:2017年11月08日

更新日:2020年01月30日

記載されている内容は2017年11月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

エジプトのピラミッドの内部構造・内部の謎|トンネル/罠

エジプトのピラミッドの内部構造

エジプトのピラミッドは、古代の王(ファラオ)の墓だと言われています。ギザ砂漠の3大ピラミッドとスフィンクスは世界的に有名で、毎年たくさんの観光客が訪れています。

3大ピラミッド以外にも、エジプトには大小さまざまなピラミッドが存在しています。形状も最も有名な三角錐のピラミッド(真正ピラミッド)、階段ピラミッド、屈折ピラミッドなど何種類もあります。ピラミッドが建設された時代によって形状が違うと考えられています。

ピラミッドには今なお謎が多く、内部構造もまだまだ解明されていない場所が多いです。2017年11月にも、クフ王のピラミッド内部に未知の巨大空間が発見されたとニュースになっていました。

古代のロマンとミステリーを象徴するピラミッドの、内部構造をご紹介します。今回は最大のピラミッドであるクフ王のピラミッド(大ピラミッド)を中心にご紹介します。

トンネル

クフ王のピラミッドには、内部トンネルがあるという説があります。フランス人建築家のジャン・ピエール・ウーダン氏が唱えた説です。

ウーダン氏によると、ピラミッドの建築は外から石を積み上げたのではなく、ピラミッド内部にトンネルを作り、そのトンネルを石の運搬ルートとしたといいます。

建築家らしい発想と科学的検証によって唱えられたこの説は、NHKでも特集が組まれ、注目を浴びました。ただし専門家の間では否定的な意見が多いです。

ピラミッド内部に、通路以外のトンネルはまだ確認されていません。

入り口

クフ王のピラミッドは、北側に入り口が開いています。地上9メートルの位置にある入口は、9世紀にアッバース朝のカリフ、アル・マムーンによって開けられました。ピラミッドの財宝を狙った盗掘だったと考えられています。ピラミッド本来の入り口は、その数メートル上方の左手にあります。

ピラミッドは建設当時、全面が白い化粧石で覆われていました。本来の入り口は内部へ侵入されないよう巧妙にカモフラージュされ、一見されただけでは分からない状態だったと推察されています。そのためアル・マムーンは当てずっぽうに穴を開け、掘り進めたのですが、偶然にピラミッド内部の通路に行き当たったのでした。

現在のピラミッド内部への入り口は、アル・マムーンが開けた穴です。本来の入り口には扉がつけられ、鍵が締められているのでそこから内部へ入ることはできません。

通路

入り口からピラミッド内部に入ると、アル・マムーンが掘り進んだ掘削路が20メートルほど続き、その後で下降通路につながっています。通路の高さが約1.2メートル、幅は約1メートル、勾配は約26度です。

下降通路は上昇通路との分岐点を経て、地下まで達し、「地下の間」まで続いています。ピラミッド内部の通路は高さが1.2メートルですので、普通の背丈の大人なら腰をかがめて歩くことになります。

上昇通路は、高さや幅は下降通路とほぼ同じ大きさです。勾配も上り約26度です。上昇通路を進むと「大回廊」に出ます。「大回廊」の入り口は、さらに上方へ進む道と水平の道、そして細く曲がりくねった小さな穴が下方へ伸びています。

上方へ進むと控えの間を経て王の間へ着きます。水平に行くと女王の間に出ます。小さな穴は「グロット」と呼ばれ、地下の下降通路とつながっています。グロットの用途は分かっていません。

なお、「王の間」「女王の間」といったピラミッド内部の名称は後世の人が便宜上つけた名前です。ピラミッドの建設当時どのように呼ばれていたかは分かっていません。これら内部空間の本来の用途も不明です。

クフ王のピラミッドの内部には、何箇所か「シャフト」と呼ばれる場所があります。「王の間」と「女王の間」の北側と南側から2本ずつ、斜め上方に向かって細い通気口のような穴が伸びています。このうち、「女王の間」から伸びる穴の先に厚さ約6センチの石灰岩の扉がありました。扉には青銅の取っ手もつけられていました。

扉の向こう側を調査するため、扉に小さな穴を開け、ファイバースコープカメラを差し込んだ所、ヒビの入った壁が確認されました。扉の向こう側の空間が、クフ王の玄室につながっていると考える考古学者もいます。

ピラミッド内部に、罠は特に仕掛けられていません。盗掘を防ぐ方法は罠ではなく、入り口のカモフラージュだったと考えられています。

迷路

ピラミッド内部は直線的な通路と部屋のような空間で構成されており、迷路にはなっていません。

王の間

「王の間」は、ピラミッド内部の中心近くに位置する空間です。奥行きが約10.5メートル、幅が5.2メートル、高さは約5.8メートルです。「王の間」には、花崗岩でできた質素な石棺が据え付けられています。石棺の中は空っぽです。周囲の壁も天井も装飾は一切ない殺風景な空間です。

石棺があったことから、王のミイラが安置されていたが古代の盗賊に盗まれたのではないかと考えられています。しかし、それに反対する説もあります。「王の間」の天井にはピラミッド建築当時に入ったと見られるヒビがあり、王のミイラを安置する場所としてはふさわしくなく、ミイラは最初からなかったという説です。

クフ王のピラミッドでミイラやその他の王墓である証拠が出ていないため、ピラミッド王墓説をそもそも疑問視する人もいます。

重量軽減の間

クフ王のピラミッドの内部、中心近くに位置する「王の間」の上には、「重量軽減の間」と呼ばれる5層の空間があります。この空間は18世紀にイギリスの探検家によって発見されました。彼は大回廊の壁の上部に穴を発見し、穴の内部に入って這い進んだ所、「王の間」の上部に出ました。

さらに19世紀に入ってから、別のイギリス人の探検家が「王の間」上部の空間で爆薬を使い、穴を開けて、さらに上にある4つの空間を見つけました。これらの空間は非常に天井が低く、出入り口もありませんでした。

そのため「王の間」の天井にかかる重みを拡散して軽減するための空間だと推察され、「重量軽減の間」という名前がつけられました。ただし、本当に重みを軽減する効果があるのか、現在では疑問視されています。

「重量軽減の間」の最上部の壁には、クフ王の名と「統治17年目」という赤い文字が記されていました。それまで大ピラミッドはクフ王の建造物であると推察はされていたものの、はっきりとした証拠がなかったため、大きな物証になりました。

ピラミッド内部の謎

ピラミッド内部は、今でも謎が残されています。ピラミッドの構造上、内部が全て石で埋まっているとは考えにくく、現在発見されている通路や空間の他にも、未知の空間がいくつも存在するとされています。